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街場の憂国会議 日本はこれからどうなるのか の商品レビュー

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30件のお客様レビュー

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2018/02/18

内田センセイが今日もわたしの意見を代弁してくれましたのでここにご紹介します。http://zazamusi.blog103.fc2.com/blog-entry-1065.html

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2014/12/07

最近、安倍政権のへの警告というか、民主主義の崩壊をというか、キナ臭い雰囲気を憂いている(と僕には感じられる)内田氏。 この本では、9名の論客が寄稿しています。 この本に書かれているとおり、安倍さん、急ぎ過ぎかも。

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2014/11/22

いま起きていることを読んだ感じ。 自民党がどこに行こうとしているのかというか、なんとなく戦前に似てきているなと感じていたことを理論的に補強してもらったような感じ。分析の中では今の内閣が限りなくファシズムに近いという。確かにどこかうわすべりしている感がある。今回の選挙もなんだかよく...

いま起きていることを読んだ感じ。 自民党がどこに行こうとしているのかというか、なんとなく戦前に似てきているなと感じていたことを理論的に補強してもらったような感じ。分析の中では今の内閣が限りなくファシズムに近いという。確かにどこかうわすべりしている感がある。今回の選挙もなんだかよくわからない。大事なのはよくわからないと声にすることなんだなと、そんなことを考えさせられた一冊。

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2014/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いやぁ、おもしろかった。 常々、現代社会では責任の取り方に問題があると思っとったけど(それは多くの人が感じとることやと思う)、自民党の憲法改正案にもそれが明文化されとって、著者によると責任をとれない障がい者とか高齢者はどうすんのか、とか、なかなか考えさせられることが多かった。 高橋源一郎さんの部分は笑いながら考えさせられたし、共感する部分、改めて考えさせられる部分など、かなり面白かった。また読みたい。

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2014/10/14

安倍政権下の「危機的状況を憂う9名の論者」による緊急論考集。なかには「?」な内容もあるが、人口減に向かう中での成長戦略と株式会社化の危うさ、過剰忖度とそれを増長させる相変わらずの空気支配。そして、日本社会を覆っている「押しつけ」と「おまかせ」を払しょくするための「しんがりの思想(...

安倍政権下の「危機的状況を憂う9名の論者」による緊急論考集。なかには「?」な内容もあるが、人口減に向かう中での成長戦略と株式会社化の危うさ、過剰忖度とそれを増長させる相変わらずの空気支配。そして、日本社会を覆っている「押しつけ」と「おまかせ」を払しょくするための「しんがりの思想(=フォロワーシップ)」を学んだ。

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2014/09/15

小田嶋隆さんのいう「気分」、中島岳志さんのいう「水を差す」、平川克美さんのいう「生活臭を欠く美しい日本」、鷲田清一さんのいう「フォロワーシップ」…なるほど、言い得てると納得し、日本で生活していくものとして、現在を語ることばを持たないとと思った次第です。

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2014/08/03

面白くて、一気に読んでしまった。 出版は今年5月。安倍政権による「集団的自衛権行使容認の閣議決定」少し前である。 政権に対して批判的な立場の、国内のいろんな論者が、小文を寄せている。 巻頭の内田樹さんの文章の主旨は、『街場の憂国論』からあまり変わっておらず、現在の日本が国民国家と...

面白くて、一気に読んでしまった。 出版は今年5月。安倍政権による「集団的自衛権行使容認の閣議決定」少し前である。 政権に対して批判的な立場の、国内のいろんな論者が、小文を寄せている。 巻頭の内田樹さんの文章の主旨は、『街場の憂国論』からあまり変わっておらず、現在の日本が国民国家という「維持」の装置をことどく破壊して、国家をまるごと「株式会社」にする方向に向かっている、というもの。最後の方の「経済成長率」と国民の「生活の良さ」との間には全く相関がない、とする指摘は、本当にそのとおりだと思う。 ただし内田さんは安倍政権が倒れたとしてもこの路線がずっと続くだろうと読んでいるし、「株式会社化」というキーワードだけでは、今ひとつ現在の政治の危機を表現し切れていないような気がした。 自分が現政権に対して抱く嫌悪感は、想田和弘さんによる自民党改憲案分析の章により近いかもしれない。いずれにしても自民党が民主主義を破壊しようとしつつある点、内田さんとも一致するし、この本の論者にほぼ共有された問題意識であるようだ。 安倍政権の支持者のコア部分に群がる「ネトウヨ」の幼稚さを軽やかに分析した小田嶋隆さんの論も痛快だし、高橋源一郎氏が「複雑なものを複雑なままで理解しようとする」文学の立場から語られていることにも感銘を受けた。 「わたしは、わたしと意見が異なる人と同じ世界に住むことに異論を唱えるつもりは毛頭ない。比喩的にいうなら、抱きしめることだってやぶさかではない。・・・それこそが、「国民国家」を永続させる唯一の道なのではあるまいか。」(P138) そうなのだ、怒りに駆られ呪詛の言葉を他者に叩きつけてはいけないのだ。私も短気だからすぐそっちに傾きかねないのだが。偏った主張を強権的に押しつけてくる権力者には反抗しなければならないが、だからといって、「左派」が一体の群衆と化してヒステリックにネトウヨを攻撃し、しまいにはそれ自体が凶暴な権力になってしまっては、元も子もない。冷静な形でのデモ活動には賛成だが、それはあくまで「連帯=他者同士の互いの差異をわきまえた上での連携的な力の結集」でなくてはならず、「同一性=われわれが正義である。われわれは全面的に一致しており、そこからはみだす逸脱者は外部である。」の罠に集団が落ち込んでしまったら、ウヨクと変わりなくなってしまう。個人間の差異だけは、どうしても最後まで確保しなければならない。 そういう冷静な知が、ネットの世界にはしばしば欠如してしまう。 集団的自衛権行使容認という問題について集中的に論じられているのが本書だが、福島原発事故に関わる原発問題に関しては、あまり中心的には出てこない(ときどき、何人かの論者が触れているが)。内田樹さんあたり、この問題をどう思っているのだろう。放射能被害の実態が完全に明るみに出なければ、やはり明言することは難しいのだろうか。

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2014/07/28

興味深い顔ぶれである。興味深い内容である。安倍政権のl国家主義的政策、考え方の批判には全面的に賛成だ。しかしその経済政策と国家主義的政策をパッケージで批判することには賛成できない。安倍政権の経済政策に賛同する立場としては、筆者の中に、経済成長そのものが不要であるかの意見を書いてい...

興味深い顔ぶれである。興味深い内容である。安倍政権のl国家主義的政策、考え方の批判には全面的に賛成だ。しかしその経済政策と国家主義的政策をパッケージで批判することには賛成できない。安倍政権の経済政策に賛同する立場としては、筆者の中に、経済成長そのものが不要であるかの意見を書いている人もあるが、これは到底理解できない。経済政策と右翼的政策に必然的な結びつきはない。民主的政策と安倍政権が掲げるような経済政策は両立できるはずだ。今の日本でそういった路線で力のある政治家なり力のある政党が存在しないことが課題だと思う。そういう人たちが現れるのを待ちたい。

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2014/07/27

政治の質が劣化していることは、我々の政治に対するコミットが真剣さに欠け、人任せにしていることが一因していると反省しなければならないのでしょう。ですから昨今あらゆるところで暴言を吐いている作家H氏の作品は私にとって読むに値する対象としては『永遠に0』となるでしょう。この行為も間接的...

政治の質が劣化していることは、我々の政治に対するコミットが真剣さに欠け、人任せにしていることが一因していると反省しなければならないのでしょう。ですから昨今あらゆるところで暴言を吐いている作家H氏の作品は私にとって読むに値する対象としては『永遠に0』となるでしょう。この行為も間接的ながら政治にコミットしていると想いたいです。一市民の小さなコミットメントが政治を変えると信じたいです。 そうそう、「ネトウヨ」という言葉を初めて知りました。ほんと、イヤな言葉ですね。

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2014/07/19

そうそうたるメンバーと思って読んでみたけど、予想以上に政治の話が多くてちょっと読みづらかった。特に、中野さん、孫崎さんの章は、ぜんぶ読めず飛ばしてしまったのが心残り。 安倍さんが総理として存在しているこれからの日本が、すごくすごく不安になる本。 なんでもかんでも成長するのがいいわ...

そうそうたるメンバーと思って読んでみたけど、予想以上に政治の話が多くてちょっと読みづらかった。特に、中野さん、孫崎さんの章は、ぜんぶ読めず飛ばしてしまったのが心残り。 安倍さんが総理として存在しているこれからの日本が、すごくすごく不安になる本。 なんでもかんでも成長するのがいいわけではないと思う。「成長」とはちがう価値観を、どうか見つけてほしいと願いたいですね。

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