賀川ハルものがたり の商品レビュー
賀川豊彦を貧民窟にあって支えた信仰の人・妻ハルの人生をふりかえり、明治生まれの女性の神と夫への従順な姿、豊彦亡き後は逞しい米国への伝道旅行などの姿が清々しい。そして豊彦の徹底的に自分を無にした献げ尽くした人生に感動。路傍伝道でハルが豊彦の後について教会へ行く場面にはクリスチャンだ...
賀川豊彦を貧民窟にあって支えた信仰の人・妻ハルの人生をふりかえり、明治生まれの女性の神と夫への従順な姿、豊彦亡き後は逞しい米国への伝道旅行などの姿が清々しい。そして豊彦の徹底的に自分を無にした献げ尽くした人生に感動。路傍伝道でハルが豊彦の後について教会へ行く場面にはクリスチャンだなくともノスタルジーを感じる情景。貧民窟での生活が筆舌に言い難い世界だったことが、伝わってくる。ハルの従兄弟・村岡徹三の妻が「花子とアン」の花子だとの紹介が出てくる。徹三の父(ハルの伯父)は、ハルの恩人とでもいうべき親しい人だった。ほぼ同じ時代に生きた輝ける女性たちは素晴らしい。1940年に拘留された平和主義者・豊彦の解放の助け船を出したのが、松岡洋右とは意外な事実!
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