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実験が切り開く21世紀の社会科学 の商品レビュー

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2016/03/27

文部科学省特定領域研究「実験社会科学 - 実験が切り開く21世紀の社会科学 -」(http://www.iser.osaka-u.ac.jp/expss21/index.html)の成果の一。 本書は全17章あり、各執筆者の研究がオムニパス形式で紹介されている。 個人的に中でも...

文部科学省特定領域研究「実験社会科学 - 実験が切り開く21世紀の社会科学 -」(http://www.iser.osaka-u.ac.jp/expss21/index.html)の成果の一。 本書は全17章あり、各執筆者の研究がオムニパス形式で紹介されている。 個人的に中でも印象深かったのが第1章および第13章で、概略は以下の通り。 第1章においては、社会科学では「証拠に基づいて論の是非を判断するという」という規範が必ずしも共有されていないという著者の認識が吐露されている。実験社会科学研究の目的の一つは「'仮説・命題の良し悪しを証拠に基づいて判断するべきだ'という規範を受け入れる研究者を集めること」であったのだという。 第13章においては、米の入札市場において「価格が下落しないままに取引量だけが短期間に急落した」事実からスタートし、同一の事象が実験室での入札市場でも再現できたことを紹介している。 Amazon:[http://amzn.to/22QeNwE] [大学図書館にて]

Posted byブクログ