四月は君の嘘(9) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いままでとは打って変わって弱気な姿を晒し、自分を忘れろと言う宮園かをりを音楽でぶん殴るため有馬公正は相座凪と共にくる学祭の舞台に立ち連弾に挑む。ここ数巻青春漫画として楽しんでたけど、演奏の前後で登場人物の関係性が動くのは音楽漫画ならでは。公正とかをりを隔てていた壁が取っ払われて良かった。ピアノ講師・岡耕介。ぽっと出のワリに良い解説するな。演奏を終えた凪の満足気な表情が良い。「悩みなんておいなりさんにしちゃえ」はよくわからんけどな。「お前のお願いならいいよ」
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一つの作品からの連続した引用。過去の発言の引用。音が聞こえなくなる公正の設定の転用。同じモチーフ、重なる部分、同じのはずなのに矛盾する部分、それらを上手く使って搦めて表現する手腕は凄い。
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【レンタル】やっぱり恋愛色が濃い部分より、音楽らしい部分の方がこのコミックの楽しい部分なんだと思う。武士くんもかをちゃんも火が付けられ、音楽の部分がますます楽しみになってきた。
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この巻は見事でした。 相座の妹ちゃんのモノローグで頻繁に使われていた「醜いファントム」のフレーズと合わせ、最後は「私はクリスティーヌ…」と綺麗にまとめていました。もうここのモノローグを読んだときは鳥肌ものでした。 言葉と場面の使い方が上手。 選ぶ言葉は的確だし、見せ方も素晴らし...
この巻は見事でした。 相座の妹ちゃんのモノローグで頻繁に使われていた「醜いファントム」のフレーズと合わせ、最後は「私はクリスティーヌ…」と綺麗にまとめていました。もうここのモノローグを読んだときは鳥肌ものでした。 言葉と場面の使い方が上手。 選ぶ言葉は的確だし、見せ方も素晴らしい。 見開きを使う大ゴマはときどき見づらいときがありますが、魅力的に見せる描き方は新川先生の武器ですね。
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かをりに聞かせる演奏が何故に凪の学祭での連弾でなければならないのかは不明だが、兎にも角にもかをりの生きる意志を揺り起こすことには成功したみたい。 音楽マンガだと思って読み始めたので、いつも何となく物足りなさを感じてきたのだが、これは少年誌掲載の青春恋愛マンガなのだと割り切ると、ま...
かをりに聞かせる演奏が何故に凪の学祭での連弾でなければならないのかは不明だが、兎にも角にもかをりの生きる意志を揺り起こすことには成功したみたい。 音楽マンガだと思って読み始めたので、いつも何となく物足りなさを感じてきたのだが、これは少年誌掲載の青春恋愛マンガなのだと割り切ると、ま、納得して面白く読めるようになった。 この巻辺りから顔の描き方が変わってきたように思うのは気のせい?唇の描き方がエロイというか…ぷるん感が凄い。
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8巻のラストから先が読むのが怖くなり、しばらく放置していたのだが、まもなく完結かつアニメも最後までやると聞いてようやく手に取るなど。ただ、今巻はよかった。 与えられる側だった公正が与える側へと変わり、少女の世界を彩っていく。その演奏シーンが相変わらず美しくて、終盤二人が顔を見合...
8巻のラストから先が読むのが怖くなり、しばらく放置していたのだが、まもなく完結かつアニメも最後までやると聞いてようやく手に取るなど。ただ、今巻はよかった。 与えられる側だった公正が与える側へと変わり、少女の世界を彩っていく。その演奏シーンが相変わらず美しくて、終盤二人が顔を見合わせるあたりは泣きそうになるくらいだったのだが、それは彼の「一人立ち」を意味してもいて、なんだか寂しくもある。
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今回も号泣ものでした。 舞台に立つ前は誰も不安で挑戦したくなくなるけど、演奏が終わったときに見る光景はすばらしいもの。 師匠がいるのもいいね。 これらのことがひしひしと伝わる9巻でした。
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9巻は怒涛の展開でぐいぐい引っ張っていく。これまでで一番良かった。小難しいことなしとにかくピアノに向き合い演奏に向き合う少年少女たち。基本路線がボーイミーツガール、ガールミーツボーイで、その瑞々しさもまたいい。
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彼らの流れる時間の速さに不安になる。幼女が出てくる素晴らしい展開は今巻をもってしばらくさよならかと思うと寂しい。
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