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幻想と怪奇の英文学 の商品レビュー

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2014/05/12

英文学における幻想怪奇小説についての論考集。 どの論文もさほど長くはないが、読み応えがある。イシグロ論が目当てだったのだが、どれも興味深く読んだ。 巻末収録のブックガイドと対談、メールインタビューまで、『つまらない』と感じる箇所が全く無かった希有な本。 しかし、『ダブリン市民』を...

英文学における幻想怪奇小説についての論考集。 どの論文もさほど長くはないが、読み応えがある。イシグロ論が目当てだったのだが、どれも興味深く読んだ。 巻末収録のブックガイドと対談、メールインタビューまで、『つまらない』と感じる箇所が全く無かった希有な本。 しかし、『ダブリン市民』を幻想怪奇小説として読むという視点は全く思いつかなかった。読んでみよう。

Posted byブクログ