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日本サッカーはなぜシュートを撃たないのか? の商品レビュー

3.5

7件のお客様レビュー

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2024/04/12

サッカーの取材を続けている著者が国民性や文化の観点も含めて印象に残った試合やチーム、世界で活躍するプレーヤーからとらえるサッカー観について書いた本。ブラジルW杯前の本でしたが、楽しめました。 贔屓にしているチームの負けが続いていたためタイトルにひかれて読んでみました。読んだから贔...

サッカーの取材を続けている著者が国民性や文化の観点も含めて印象に残った試合やチーム、世界で活躍するプレーヤーからとらえるサッカー観について書いた本。ブラジルW杯前の本でしたが、楽しめました。 贔屓にしているチームの負けが続いていたためタイトルにひかれて読んでみました。読んだから贔屓のチームがシュート打つようになるわけじゃないけど、面白いなぁと思った話もいくつか。 元レイソルのネルシーニョ監督の話。ポジションやチームはまず部分ごとの2人の関係性(=コンビ)から考える、部分的な関係性の最適から11人に拡げるという考え方がしっくり。 アヤックスの伝統が4-3-3であることに長年サポーターがプライドを持ってるという話。いつかJリーグのチームにもそういう伝統が生まれるのかなぁと思ったり。 反町監督時代の山雅の話や遠藤保仁の少年時代の話など多種多様で初めて知るエピソードが多くて、またサッカーへの興味が深まりました。

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2017/08/27

本書に通底しているのは「サッカーとは相手のいるスポーツ」というコロンブスの卵的な論理だ。しかし、当たり前であろうこのことを理解できず、フォーメーションやボール支配率などを目的にしてしまう。そうなるとシュートを打たずにボール回しをしてもボール支配率は上がるが、勝つことはできなくなる...

本書に通底しているのは「サッカーとは相手のいるスポーツ」というコロンブスの卵的な論理だ。しかし、当たり前であろうこのことを理解できず、フォーメーションやボール支配率などを目的にしてしまう。そうなるとシュートを打たずにボール回しをしてもボール支配率は上がるが、勝つことはできなくなる。便利過ぎる日本社会は、相手のことを考えなくても、つまり相手と駆引きなどしなくても生活ができてしまう。それが「自分たちのサッカーをする」などと独り善がりなプレースタイルにつながるというのも納得だ。第4章は人物伝だが読み応えあり!

Posted byブクログ

2014/09/10

【ブラジルW杯直前、必読の一冊】日本社会の特質が「シュート撃たない病」の原因か? 国内外の最前線で取材してきた著者が実体験をもとに日本サッカーの宿痾に迫る。

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2014/09/08

サッカー好きはもちろん、サッカー知らない人でも分かりやすく、納得できる話が満載。豊富な取材経験に裏付けされた論理が明確、取材裏話を読むだけでも面白い。こんなにタフな人だったんだなあ、と改めて。できるなら、ブラジルW杯前に読みたかったなあ。

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2014/07/07

W杯をテレビ観戦してて、日本代表戦に何故か「一瞬も目を離せない」ようなドキドキ感(点を取られそうという意味じゃなく)がないなぁ、と思いつつ読んでみました。著者曰く「システム論(布陣)への偏重」、「相手が存在するという極シンプルな事実の軽視」この2点に日本サッカーの問題の根源がある...

W杯をテレビ観戦してて、日本代表戦に何故か「一瞬も目を離せない」ようなドキドキ感(点を取られそうという意味じゃなく)がないなぁ、と思いつつ読んでみました。著者曰く「システム論(布陣)への偏重」、「相手が存在するという極シンプルな事実の軽視」この2点に日本サッカーの問題の根源があると。確かに「自分達のサッカーができれば勝てる」との考えに固執する様子は、面接や恋愛の場で相手の考えや好みが多種多様であることを忘れて「自分らしさが出せればいい結果がでるはず」とマニュアルに頼るような融通の効かない人にイメージが重なるような気が。トップレベルの戦いである以上、戦術は確かに必要だと思う。ただ著者の言うように、布陣も含めて戦術は勝つための手段であって、戦術が目的化していないかという視点は大切だと思います。 サッカーの知識があまり無くても、組織論、文化論的な視点が多いのですんなり読めます。

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2014/06/09

第1章は面白かったんだけどね。第2章以降は単なる羅列というか・・・ せっかく第1章が面白かっただけに少し残念。

Posted byブクログ

2014/06/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ワールドカップを前にサッカー本を読む。おもしろい。目新しい発見はないが、日本のパスサッカーがここまで成長してきたことが嬉しい。あとは結果が欲しい。

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