英雄の旅 ヒーローズ・ジャーニー の商品レビュー
道化、賢者など神話における12のアーキタイプを知り、自身の性質と照らし合わせて能力を伸ばそうというスピリチャルな本。英文学を中心とした名言が多いので読んでいて面白かった。
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久々に「これだぁ!」という本ですね。 キャンベルの「英雄の旅」とキャンベルも下敷きにしているユングのアーキタイプ論をベースに、すごく明確に、分かりやすく整理してある。が、キレイにまとめたというだけでない深さを備えている感じ。 わたしは、「あなたは◯◯型」みたいなタイプ分け、大...
久々に「これだぁ!」という本ですね。 キャンベルの「英雄の旅」とキャンベルも下敷きにしているユングのアーキタイプ論をベースに、すごく明確に、分かりやすく整理してある。が、キレイにまとめたというだけでない深さを備えている感じ。 わたしは、「あなたは◯◯型」みたいなタイプ分け、大嫌いな人で、みんなやっているストレングスファインダーもやってない。 が、ここにでてくるアーキタイプは、一つ一つが本当に自分のなかにあることが分かる。つまり、「あなたのアーキタイプは◯◯ね」みたいなのではなくて、だれのなかにもあるアーキタイプがいろいろな形で人生の局面ででてくるということである。 で、そのアーキタイプは、よいところだけでなくて、「影」の部分もある。つまり、アーキタイプは良い方向にも、悪い方向にも働くということ。 この本では、人生全体を大きなヒーローズジャーニーとして捉えていて、人生のいろいろな局面ででてくるアーキタイプを生きることを通じて、成長するというのが、一番、大きな話し。そして、その人生のなかにもいろいろなチャレンジを通じて成長するというたくさんのヒーローズ・ジャーニーのストーリーがある。 そして、ある意味、対立的な要素もある12のアーキタイプ。一つのアーキタイプのなかにもある「光」と「影」の対立。これらの対立は、どっちがいい、悪いではなく、大きな「全体性」のなかで、統合される。 矛盾もあるかもしれないが、男性性、女性性などなど、大きな全体性を見つけ、生き切ること。 それが、人生における「英雄の旅」なのだ。 そして、さらに素晴らしいのは、12のアーキタイプのそれぞれにもヒーローズジャーニーがあること。 そんな感じで、大きな話しが小さなとこでもフラクタルに構成されているんです。 この数年、自分の成長、自己マスタリー的なところで、いろいろやってきたこと。コーチング、プロセスワーク、NLP、NVCなどがすべて、このヒーローズ・ジャーニーのストーリーとアーキタイプのなかに統合できそうな感じがしていて、とてもエキサイティングです。
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分厚い本ですが、じっくり取り組むように読むと、その時点での自分自身の理解が深まると感じます。 5部構成で、第1部では自我・魂・自己という側面から、第2〜4部で12のアーキタイプ詳細を、第5部ではジェンダーという視点から書かれています。
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