「踏み絵」迫る米国「逆切れ」する韓国 の商品レビュー
日経ビジネスの例の連載の過去分のまとめ 時期としては朴槿恵元大統領の任期前半にあたる。 膨大な朝鮮半島関連のニュースを羅列したものではなく、米韓の要人を中心にポイントとなる言動をおさえて「なぜそうした発言をしたのか」「この行動の意図は何か」をきれいに解説していく。 すこし前の...
日経ビジネスの例の連載の過去分のまとめ 時期としては朴槿恵元大統領の任期前半にあたる。 膨大な朝鮮半島関連のニュースを羅列したものではなく、米韓の要人を中心にポイントとなる言動をおさえて「なぜそうした発言をしたのか」「この行動の意図は何か」をきれいに解説していく。 すこし前の出来事をリアルタイムに捉えた記事のまとめなので、読む前は古さを心配していたが、当時も(今も)わかりにくかった朴槿恵時代の朝鮮半島情勢がわかりやすくまとめられていて、その後の経緯も踏まえて振り返ることができた。あと、このころの著者はかなり韓国の新聞について批判的だったのがよくわかった。 で現在の2019年。鈴置氏は今まで通りのスタイルで掘り下げた記事を書いているが、とある名のある報道機関は、現在の日韓関係の問題について、安倍首相と文大統領の「相性の悪さが対立の根本にある」などと恥ずかしげもなく書いてしまう。 あまりに幼稚で信用する気どころか読む気もしない。
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書かれていることは説得力があるのだが、その論拠が弱いというか、自分の主張にあう人だけを選んでそれを根拠とするのは少々乱暴。その上、実名が出ていなかったりと、どうも記事としてもの信頼性も今一つ。日韓関係が、特に韓国の感情が悪いのは分かるが、同じことを何度も書かれているのは少々冗長。...
書かれていることは説得力があるのだが、その論拠が弱いというか、自分の主張にあう人だけを選んでそれを根拠とするのは少々乱暴。その上、実名が出ていなかったりと、どうも記事としてもの信頼性も今一つ。日韓関係が、特に韓国の感情が悪いのは分かるが、同じことを何度も書かれているのは少々冗長。そういうマイナス部分を差し引いたとしても、日韓問題の背景の一端を知ることができて良かった。
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- ネタバレ
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2015/03/18:読了 この人の本を読むと、韓国も地政学的に、ツラい場所にあるなぁと、気の毒になる。 この本は、以下を膨らませた本。 「沈む米国、昇る中国」に右往左往の韓国:日経ビジネスオンライン URL : http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20131121/256164/?rt=nocnt 2013年の韓国のマスコミで「丙子胡乱」が話題。 ・「G2時代に丙子胡乱を振り返れ」(東亜日報、10月30日)。 ・「『沈む明、浮上する清』を知らなかった(当時の王の)仁祖、丙子胡乱を呼んだ」(朝鮮日報、11月2日)。 ・「米中日の間に挟まれる韓国 丙子胡乱を反面教師に生き残ろう」(韓国日報、11月2日)。 ・「情勢を誤って判断 『丙子の年の惨劇』 G2時代に投げかける教訓」(ハンギョレ、11月3日)
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好きな米国と、怖い中国の間に挟まれた韓国の二股外交。 そう言う視点での分析。 なるほど。 ただ、反日が離米の為の隠れ蓑的に書いてあるのがちょっと感覚に合わない気がする。そう言う計算ではないのではないかな。 いずれにしろ、この先のことを考えると、暗澹となる。
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恐らく今東アジア情勢を最も的確に言い当てている著者による連作の第3弾。 日々情勢が動いており、常に最新刊に触れる必要があるが、既刊を読み返してもその目線の確かさに驚かされる。
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