ビジュアル世界切手国名事典 の商品レビュー

板橋祐己(著者)

2014/10/23

愛好家向けに切手を必要以上に大量に発行する国・地域があるというのは聞いたことがありましたが、切手の試作品やエラー切手をビジネスとして意図的に放出しているとは。なんて面白い世界なんでしょう。
ニウアフォオウ島の「ティンキャンメール」も気になります。ニウアフォオウ島は断崖・岩場で船を接岸できないので、島民への手紙は浮力のある蓋付きの缶に封入して近海から流し、それを郵便局員が泳いで回収していたそう（現在はカヌーで）。そしてドイツ人貿易商の発案でカラフルなスタンプを押すなどして、切手収集家に注目され…。
すごいな、郵趣家、切手収集家。インドアな趣味かと思えば、究めるため（または商売のため）には海へ山へ。罪深い。面白い。やめられない、ですよね。

2014/06/05

図書館に手拝借。切手を通してその国の背景の概略も記載されているので、できれば手元に置いておきたい本です。ヨーロッパ・アメリカ編も借りてみたいところ。