1,800円以上の注文で送料無料

転迷 の商品レビュー

4.1

129件のお客様レビュー

  1. 5つ

    31

  2. 4つ

    71

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2014/05/25

事件やステークホルダーが絡み合う事案を竜崎が結果的に取りまとめ解決に導く、どんな時もぶれない信念、原理原則を徹底が、根底にあるとこのシリーズで1番感じる内容やった。交渉を逃げず望む姿勢、自分はできてないな〜と反省してしまった、、

Posted byブクログ

2014/07/31

 先日までTBS系で放送されていたドラマ『隠蔽捜査』は、現在まで刊行されている原作シリーズを繋げたものだったようである。隠蔽捜査シリーズ第4作である本作も当然含まれていて、後から原作を読むことになってしまった。  短編集を含む過去5作と比較して、ここまで色々な事件が同時多発し、...

 先日までTBS系で放送されていたドラマ『隠蔽捜査』は、現在まで刊行されている原作シリーズを繋げたものだったようである。隠蔽捜査シリーズ第4作である本作も当然含まれていて、後から原作を読むことになってしまった。  短編集を含む過去5作と比較して、ここまで色々な事件が同時多発し、複雑に絡み合ったことはなかった。近隣署管内で外務省職員の他殺体が発見され、大森署管内では悪質なひき逃げ事件が発生。さらには覚醒剤捜査を巡って、厚労省の麻薬取締官、通称麻取りが怒鳴り込んでくる。公安も動いているらしい。  大森署は連続放火事件など他にも案件を抱えているが、ひき逃げ事件の捜査本部に人員を出せという。警察小説ではおなじみだが、所轄署にとって捜査本部ができるのはありがたい話ではない。現場の士気にも配慮しつつ、難しい調整を迫られる…。  …はずなのだが、竜崎の手にかかればちっとも難しいように見えないのである。本庁の部長クラスだろうが麻取りだろうが理詰めで納得させてしまう。普通の人が嫌がる折衝を、竜崎は厭わない。外務省相手の駆け引きには、さすがに神経を使っていたが…。  同期で警視庁刑事部長の伊丹も、すっかり竜崎に丸投げしてしまう。伊丹がやった調整など、お安いものだろう。竜崎は民間企業でクレーマー対応をさせても優秀に違いない。結局竜崎がすべて取り仕切ることになるのはお約束。  十分水準以上に面白かったとは思うけれど、展開がトントン拍子すぎる感があるかな。本作では竜崎はほとんど悩まないし迷わない。海千山千のエリートたちの懐に入ってしまうのは、竜崎の人徳なのだろうか。伊丹だったら門前払いかもしれないが…。また、恒例の竜崎の家庭事情との絡みはやや強引だったか。  しかも、こんなオチまでついていて、もう笑うしかない。今後またシリーズの番外編が書かれることがあったら、是非彼を主人公にしてほしい。すっかりスーパー署長になった竜崎。いつまで大森署に留まるのだろう。満更ではなさそうだけど。

Posted byブクログ

2014/05/18

朴念仁の警察官僚 竜崎が主人公の隠蔽捜査第4弾 ますます四角四面で正論を押し通す姿が多くなってきた様に感じる。ちょっと書きすぎかな。 この巻は、TVドラマを先に見ているので、どうしても俳優の顔が浮かんでしまう。 大きな目的、原則を見失わず、理想を追求する中、警察内の関係者や家...

朴念仁の警察官僚 竜崎が主人公の隠蔽捜査第4弾 ますます四角四面で正論を押し通す姿が多くなってきた様に感じる。ちょっと書きすぎかな。 この巻は、TVドラマを先に見ているので、どうしても俳優の顔が浮かんでしまう。 大きな目的、原則を見失わず、理想を追求する中、警察内の関係者や家族との相互理解がすこしづつ進む。 まだまだ続きそうな気配。どこまでいくかなぁ。

Posted byブクログ

2014/05/17

このシリーズもそろそろワンパターンで飽きてきた感じ。途中、集中力が途切れ途切れに。それでも最後の70ページくらいは一気に読めた。

Posted byブクログ

2016/02/29

「隠蔽捜査」シリーズの5冊目。 最初の頃は正論だけの唐変木に思えた竜崎だけど、話が重ねるに連れ、相変わらずの正論なれど、伊丹がどういう人間か、戸高がどういう人間かなどを見極めながら話を進める姿に、この物語としての面白味は少し薄れるけど、反面の安心感は出て来た。 最初の頃、こういう...

「隠蔽捜査」シリーズの5冊目。 最初の頃は正論だけの唐変木に思えた竜崎だけど、話が重ねるに連れ、相変わらずの正論なれど、伊丹がどういう人間か、戸高がどういう人間かなどを見極めながら話を進める姿に、この物語としての面白味は少し薄れるけど、反面の安心感は出て来た。 最初の頃、こういう正論だけで話が進めば苦労はしないよなぁと思えた話だけど、これで話が通っていく様が段々好ましく思えてくる。 帯に「4つの事件」とあったので短編集かと思っていたら、隣の所管での殺人、管内での轢き逃げ、おとり捜査を巡っての麻取りとの確執、異国での飛行機事故による娘の彼氏の消息不明などが一遍に起こり、所轄の署長としての身辺が一挙に慌ただしくなるという話。 優先順位をつけて一つひとつ片付けていく中、それらがひとつの線につながっていく様がスピード感もあって一気に読ます。

Posted byブクログ

2014/05/06

201405/今野作品は事件謎解き要素より登場人物達の立ち回りや心情のほうが面白いんで、シリーズモノになると愛着わきやすいってこともあるけど、安定の面白さ。

Posted byブクログ

2014/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【111冊目】竜崎のもとに次から次へと押し寄せる事件やトラブルの数々…快刀乱麻のように解決していく竜崎がかっこいい。相変わらずこのシリーズは面白いです。店頭で見つけたら迷わずに即買い。

Posted byブクログ

2014/05/02

★3.5 久振りに夜中2時半頃までかけての一気読み!変わらない竜崎の姿にスカッとする、隠蔽捜査シリーズ第4弾。 今回は、隣の管区で起きた殺人事件や、管内で起こったひき逃げ事件、麻薬捜査をめぐる 高圧的な厚労省麻薬取締捜査官とのやり取り、娘の彼氏が飛行機事故に巻き込まれたとの懸念、...

★3.5 久振りに夜中2時半頃までかけての一気読み!変わらない竜崎の姿にスカッとする、隠蔽捜査シリーズ第4弾。 今回は、隣の管区で起きた殺人事件や、管内で起こったひき逃げ事件、麻薬捜査をめぐる 高圧的な厚労省麻薬取締捜査官とのやり取り、娘の彼氏が飛行機事故に巻き込まれたとの懸念、外務官僚との駆け引き、放火事件…等々に忙殺されながらも、バッサバッサとさばいていく竜崎が描かれる。 合理的であることを自らに課し、原理原則に忠実に理想を追求する竜崎が、周囲を巻き込み、信頼を得ていく様にワクワクした。様々に入り組んだ事件の糸が、竜崎や捜査員達によって解かれていく過程にもカタルシスを感じ、読むことをやめられなくなってしまった。面白かった。

Posted byブクログ

2018/10/14

予定調和のストーリーは、型にはまり過ぎという感じもするが、組織のマネジメント、果断な判断の仕方、情報の取り方、対外的な駆け引きという面で、非常に参考となるではないか。

Posted byブクログ