日の鳥 の商品レビュー
東北地方の震災の爪痕が残る場所へ「妻」を探しに行く主人公の雄鶏(?)。 ユーモラスな絵柄と言葉が作者らしい。 そして絵な! 何度も見返してしまう。
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それぞれの地に訪れてくれて、そして描いてくれてありがとう。こうのさん! 私にとっては地元の見慣れた風景のページもあって、とっても嬉しくて、じんわりと温かい気持ちになりました。震災のあと、見慣れた風景のあまりの変わりようにショックをうけた陸前高田、気仙沼。 こうのさんのじめっとなら...
それぞれの地に訪れてくれて、そして描いてくれてありがとう。こうのさん! 私にとっては地元の見慣れた風景のページもあって、とっても嬉しくて、じんわりと温かい気持ちになりました。震災のあと、見慣れた風景のあまりの変わりようにショックをうけた陸前高田、気仙沼。 こうのさんのじめっとならない視点での描き方は、その時その場所の風景と時間への愛おしさみたいなものを感じる。やっぱりいいのよ!にわとりがね!
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突然いなくなってしまった妻を探して旅するニワトリが見た景色。東日本大震災の被災地の、5ヶ月後から二年半後までの姿をボールペンで描いたスケッチ集が、ユーモアとペーソスの溢れる物語になっている。ニワトリの旅はまだ続いているらしい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こうの史代さんのほのぼのとした絵と詩は 震災のあとの町を描いてもほのぼの 震災後5ヶ月の釜石・大槌から 東北の各地をまわり 2年半後の鹿角・盛岡まで 一気に読まないで、 行ったり来たりしながら ゆっくり読んで見て眺めて感じます
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血の気が多く、剛力で、とびきり輝く大きな「妻」を探しに東北の街を旅する雄鶏のつぶやきたち。 あの日から2年以上経っているのに、まだ震災の爪痕がありありと残る。 声だかに叫ぶのではなく、小さな声でつぶやくように伝え続けることの意味を考える。 「ああ、空が、「生きよ」、と言っている、...
血の気が多く、剛力で、とびきり輝く大きな「妻」を探しに東北の街を旅する雄鶏のつぶやきたち。 あの日から2年以上経っているのに、まだ震災の爪痕がありありと残る。 声だかに叫ぶのではなく、小さな声でつぶやくように伝え続けることの意味を考える。 「ああ、空が、「生きよ」、と言っている、無責任に、他者だからだ、ヒト事だからだ、でもそれを、真に受けるかどうかは、わたくし達の、自由なのだ」
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本好きのお友達から借りる。こうのさんは独特の世界を持っていてよい仕事を積み重ねておられると思う。次はどんな世界を見せてくれるのか、楽しみです。
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スケッチ集とも言える。 たぶん写真を撮ってから絵に起こしたんだろうと想像する。 文章も味があるユーモアが感じられる。 震災という喪失感からニワトリが旅をするという設定で何か作者らしい感覚で切り取ってゆく。 この風景の数々から希望は見いだせるのかどうか未知数で、ニワトリが探す妻の鳥...
スケッチ集とも言える。 たぶん写真を撮ってから絵に起こしたんだろうと想像する。 文章も味があるユーモアが感じられる。 震災という喪失感からニワトリが旅をするという設定で何か作者らしい感覚で切り取ってゆく。 この風景の数々から希望は見いだせるのかどうか未知数で、ニワトリが探す妻の鳥とは、いったいなんなんだろうとも思う。
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