怪談実話コンテスト傑作選(5) の商品レビュー
気になる作家さんが居るとき、なるべく第1作目を読むようにしている。可能ならば、書かれた順に読みたい派だ。 そんなわけで、最近気になっている郷内心瞳さんのデビュー作が収録されているこちらを手に取る。 そうか。デビュー前から拝み屋としてのスタンスを出しつつ怪談書いてたのか。と...
気になる作家さんが居るとき、なるべく第1作目を読むようにしている。可能ならば、書かれた順に読みたい派だ。 そんなわけで、最近気になっている郷内心瞳さんのデビュー作が収録されているこちらを手に取る。 そうか。デビュー前から拝み屋としてのスタンスを出しつつ怪談書いてたのか。と驚いた。それから最初から構成力とか文体がずば抜けている。 どうして書き始めたんだろう。供養という意味合いもあるだろうけれど、これでもかというくらい構成を練ったり、余計なものをそぎ落とすような文体は、書いてみた、だけでは収まらない気がする。それはいつか語られるのだろうか。 それから、文末のコンテスト講評を見ると、表現や構成に厳しい世界なのねってなる。だから面白く読めるのか。ありがたや。
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ホテルの備品の話が、一番こたえたかな。 額縁のウラに御札。というのが、旅館やホテルの怪談あるあるだけど、備品というのがね。 こっそり見えないところに御札をはって、怪異がなければ知らぬが仏。そんな対処では追いつかない怪異なので、簡易ではあるけれど常備にしておくという。 怪異が起こる...
ホテルの備品の話が、一番こたえたかな。 額縁のウラに御札。というのが、旅館やホテルの怪談あるあるだけど、備品というのがね。 こっそり見えないところに御札をはって、怪異がなければ知らぬが仏。そんな対処では追いつかない怪異なので、簡易ではあるけれど常備にしておくという。 怪異が起こるのが当たり前、となっている状況が怖いです。
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