葉桜 の商品レビュー
この本のタイトルは『葉桜』でしかありえない。そう思わせる物語だった。物語というには申し訳ないような、実在する誰かの人生の1ページを切り取ったような読書体験。見頃は“花”だけではなくて、その先に芽吹く新緑の力強さも感じた。 忍恋の切なさに、ずっと心が震えているのに、爽やかな風も感じ...
この本のタイトルは『葉桜』でしかありえない。そう思わせる物語だった。物語というには申し訳ないような、実在する誰かの人生の1ページを切り取ったような読書体験。見頃は“花”だけではなくて、その先に芽吹く新緑の力強さも感じた。 忍恋の切なさに、ずっと心が震えているのに、爽やかな風も感じる。橋本さんの文章はなんでこうも心に染みるんだろう。 それにしてもこんなにすてきな告白を、他に知らない。
Posted by
何度か読み直している。 読むたびに言葉への気づきがある。 それは、橋本紡さんの言い回しもあれば、作中の習字のシーンでも。
Posted by
一度読んで手放してしまったけど、どうしても読みたくなってもう一度購入した。 今のわたしにぴったりな一冊。やはり人生に悩んだ時は本に限る。 人はどうして恋をしてしまうのだろう。一つひとつの行動に振り回されて、喜んだり、時には苦しくて生活するのもしんどくなったり。どうして恋愛感情...
一度読んで手放してしまったけど、どうしても読みたくなってもう一度購入した。 今のわたしにぴったりな一冊。やはり人生に悩んだ時は本に限る。 人はどうして恋をしてしまうのだろう。一つひとつの行動に振り回されて、喜んだり、時には苦しくて生活するのもしんどくなったり。どうして恋愛感情があるのかな。 私は佳奈のように強くいられるだろうか。別れを受け入れられるだろうか。 いつのまにか恋愛が苦しい苦しいばっかりになってたけど、心を浄化させられた。日本語の美しさを存分に感じられる。
Posted by
淡い淡い忍ぶ恋心。だけど、相手の瞳に闇を見出してしまうのは、自分自身にも大きな闇を抱え込んでいるからにほかあるまい。作中に表れないところも含めて。 高校生という時期にあってさえ物事に集中して取り組める芯の強さは、きっと人生の先々でも光り輝くことだろう。
Posted by
登場人物達がリアルで、佳奈や先生の思いがひしひしと伝わってきました。書道を通じた先生の言葉もとても響くし、読後感も良い。橋本紡さん、恐るべし・・・・・・!
Posted by
触れると壊れてしまいそうな世界。現実はタフだけど、切り取り方で随分変わるものだと、少し救われた。かつて書をやっていた親に風信帖を送ったらすごく喜んでた。忽恵帖を送るほどに私は育ってないな。
Posted by
著者の透明感のある、爽やかな表現に魅入られました。 優しい世界観、特に家族間に優しさが滲み出ていて、読んでいて何一つ苦に感じなかった。 一番のお気に入りシーンは、ラストの姉妹の会話。寄り添って会話をしている情景が、目に浮かんできました。 著者が、推しの二人目になりました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
書道のお話し。 思わせぶりな描写をしときながら最後は拒絶気味に返事するの、やな奴って思った笑 誠実に返事しなさい笑! 17歳で死ぬ伝説ってなんだ?って思った。 文章は美しくてサラッとした感じなとこが好き。
Posted by
全体を通してとても爽やかで、気持ちのいい物語です。書道の持つ魅力にも気付かされました。表題の葉桜の美しい季節、春から初夏に向けて、おすすめの一冊です。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
主人公の届かないと知っていながら、募っていく恋心が、書道を通してだんだんと進んでいく物語。妹にはなんとも暗い呪いがかかっているけれど、それでもどこか明るい日常も描かれている。
Posted by
