ロング・グッドバイ〔東京篇〕 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この本を読んでわけではなく、ドラマ化されたTVを観ての感想。 素直に面白かった。なんだ、あの浅野忠信の渋さの中に優しさを漂わせ、タフさを兼ね備え、和製フィリップ・マーロウにこれほどぴったりな役者さんはいないだろうと思わせる。 映像自体が光と影、モノクロ、モノクロに生える鮮紅といった演出が戦後の荒廃して物憂い雰囲気をかもしている。 綾野剛、小雪、古田新太、遠藤憲一、滝藤賢一……怪演だ。 ただみんな、あんなにタバコをスパスッパ吸ったんじゃもう命も長くないな。
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ドラマの小説版ということで、勢いで購入。ドラマに追いつきたくなかったので、のろのろと読んでいたら、次第に存在を忘れていました。ドラマ終了後、思い出して読み始めたら最後まで一気読みでした。原作のチャンドラーの小説はとても長く、読むのに大変な時間と労力がかかりましたが、それに比べれば...
ドラマの小説版ということで、勢いで購入。ドラマに追いつきたくなかったので、のろのろと読んでいたら、次第に存在を忘れていました。ドラマ終了後、思い出して読み始めたら最後まで一気読みでした。原作のチャンドラーの小説はとても長く、読むのに大変な時間と労力がかかりましたが、それに比べればこの本はとても短くシンプルに分かりやすかったです。舞台が日本だし、時代背景もこの話にすごくマッチしていたと思う。現代を舞台にしてフィリップ・マーロウを活躍させるのは難しそうですし。ドラマの感想にもなってしまいますが、原作のマーロウよりはややハードボイルドさが薄められているような気もしますが、ドラマと小説合わせて楽しむのがおすすめです。
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