1,800円以上の注文で送料無料

空想美少女読本 の商品レビュー

4

1件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    0

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2013/01/29

タイトルの通りフィクション作品の女性キャラクター100人について、思い入れのある人がその魅力を解説する形式の記事が中心となっている。純粋な魅力を語るライターがいるかと思えば、性的な目でしか語らないライターもおり、はたまた同性として見る魅力を語る女性ライターもいるという多様さである...

タイトルの通りフィクション作品の女性キャラクター100人について、思い入れのある人がその魅力を解説する形式の記事が中心となっている。純粋な魅力を語るライターがいるかと思えば、性的な目でしか語らないライターもおり、はたまた同性として見る魅力を語る女性ライターもいるという多様さである。そのせいで冊子全体の雰囲気がごちゃごちゃしている様子もあるが、思い入れが伝わる分興味を惹かれる記事も多い。下世話な話の度合いがきついのは少々困惑はする。 選出されるヒロインはアニメ作品に留まらず、特撮作品のヒロインや恋愛シミュレーションゲーム、格闘ゲームのヒロインも含まれ、年代も初期から発刊当時(1997年)に現行の作品まで幅広く取り扱っているので、知っている作品にしろ知らない作品にしろ読んでいて面白い部分が大きい。キャラクターの属性で8つの章に分類して記述されているのでまとめて似た分類のヒロインを抑えられるのも楽しい構成である。作品解説も載っているのでヒロインから作品に興味を持つパターンも有り得ることを考えると、過去の作品をいくつか視聴済みで、他の作品に興味をモテそうな人にもお薦めできそうである。 なお、章全体の解説など、ヒロイン個人の記事以外の部分にあるポエミーな文章に何故か妙に心惹かれる時がある。私の感性が緩いのか、筆者にセンスがあるのか判断がつかないので他の読者に委ねたい。

Posted byブクログ