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ケモノの城 の商品レビュー

3.3

163件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    48

  3. 3つ

    61

  4. 2つ

    19

  5. 1つ

    5

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2020/04/04

一気に読んだ。 点と点が線になって、どんどん繋がっていくのが面白い。読む前からグロい表現があると心構えがあった方が読みやすいと思う。

Posted byブクログ

2020/02/25

散らばっていたいくつものピースが、目の前でカツカツと音をたて、次々とはまっていくというフレーズがよく合う。 最後まで謎は残るが、全てキレイに真相が判明しない点がよりリアルであると感じた。 ただ、バイオレンス度が際立つ表現も多く、個人的にはもう少し抑えてある方が読みやすいとは思った...

散らばっていたいくつものピースが、目の前でカツカツと音をたて、次々とはまっていくというフレーズがよく合う。 最後まで謎は残るが、全てキレイに真相が判明しない点がよりリアルであると感じた。 ただ、バイオレンス度が際立つ表現も多く、個人的にはもう少し抑えてある方が読みやすいとは思った。

Posted byブクログ

2019/10/09

北九州の連続監禁事件を元にした作品。 消された一家を積読にしていて、こちらを読み始めたら先が気になって、どんどん読み進めてしまった。 結局…中本三郎が梅木ヨシオだったのか。 最後の殺人は、どちらがやったのか。 曖昧なままで何もかも終わっていった…。 これを機に消された一家を...

北九州の連続監禁事件を元にした作品。 消された一家を積読にしていて、こちらを読み始めたら先が気になって、どんどん読み進めてしまった。 結局…中本三郎が梅木ヨシオだったのか。 最後の殺人は、どちらがやったのか。 曖昧なままで何もかも終わっていった…。 これを機に消された一家を読もうと思う。 実際の事件では、弘夢くんくらいの歳の子も殺人に協力させられていたし、もっと救いのない話なんだろうな…。 はぁ…。 憂鬱になるな。 こんな事件、もう二度と起きてほしくない。

Posted byブクログ

2019/06/14

予備知識なく読み始めたので、途中の描写があまりも凄くて投げ出しそうになりました。あの事件がモデルなんですね。ミステリとしてもちゃんと読めてしっかりできているのだとは思いますが執拗な描写に辟易しました。実際の事件はまた違うしこういうものとして読めばこれはこれでいいのだと思いますが正...

予備知識なく読み始めたので、途中の描写があまりも凄くて投げ出しそうになりました。あの事件がモデルなんですね。ミステリとしてもちゃんと読めてしっかりできているのだとは思いますが執拗な描写に辟易しました。実際の事件はまた違うしこういうものとして読めばこれはこれでいいのだと思いますが正直私は読まなくても良かった、という感じです。読後あまり考えずに表紙絵(帯下)に戻って思わずびくっとして手を放しました。読後にこれはキツイ。Amazonの表紙絵は私の読んだものと違ってまっさらなタイルですが、変わったのでしょうか?

Posted byブクログ

2019/06/03

極悪非道、鬼畜、まさにそういった言葉が当てはまってしまうような、1人の男によって起きた一連の事件と、その事件に関わった数々の被害者と加害者についてを描いた作品。「北九州監禁殺人事件」を基にした作品ということで、作中に出てくる通電を利用した虐待や、とんでもない死体処理が実際に行われ...

極悪非道、鬼畜、まさにそういった言葉が当てはまってしまうような、1人の男によって起きた一連の事件と、その事件に関わった数々の被害者と加害者についてを描いた作品。「北九州監禁殺人事件」を基にした作品ということで、作中に出てくる通電を利用した虐待や、とんでもない死体処理が実際に行われていたということが信じられない。 人や物に対しての愛情を全く感じず、ただ生きていくために利用していらなくなったら捨てる。ひたすらに貪欲で「ケモノ」のような犯人は、人間の面を被っているものの、中身は決して人間ではない。「ケモノ」が人間に“化けて”いる「バケモノ」である。という表現には戦慄を感じた。 * 結局、事件の真相は未だ闇の中。 あの小さな一室の中では何が起こっていたのかもはや知る由も無く、犯人も不明。被害者含め事件に関わった人皆が不幸になっている。決して読んだ後に明るくなれるような作品ではないけれど、改めて人の怖さを知るきっかけになった。 作中で犯人だと言われていた「ウメキヨシオ」なる人物は、周りの人達をどんどん自分に従うようコントロールし、非情な振る舞いをしていたが、彼のもたらした影響の中でも恐ろしいのは、彼の凶悪性が徐々に周りの人たちに“感染”していったということ。人は時にはどこまでも残酷になれる。そして、そんな状況にいつしか慣れてしまう。「まさか自分は…」なんて思わず、このことは少なからずも教訓になった。

Posted byブクログ

2019/03/21

壮絶。 かなり暗い気持ちになります。 ストーリーとしての面白さ、というよりも人間の性の恐ろしさを描ききった一作。

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2018/10/17

女子高校生が保護された… 体中にけがをしている… 一体何が… 判明する監禁、暴行、殺人… 吐き気をもよおすような描写なひたすら続く… 北九州の事件をモデルに書かれた フィクションだけど どこまでがフィクションでどこからがリアルか… もしこんな怪物、いやケモノに知らずに関わっ...

女子高校生が保護された… 体中にけがをしている… 一体何が… 判明する監禁、暴行、殺人… 吐き気をもよおすような描写なひたすら続く… 北九州の事件をモデルに書かれた フィクションだけど どこまでがフィクションでどこからがリアルか… もしこんな怪物、いやケモノに知らずに関わってしまったら…と思うと もうこわくてこわくて外出れませんね…

Posted byブクログ

2018/10/16

北九州の監禁殺人事件がベースの作品。300ページ位からドンデン返しになるけど、中途半端だし伏線回収も出来てない。この作品読むより、豊田正義のルポ「消された一家」がオススメ。

Posted byブクログ

2018/07/08

残酷な描写が、賛否分かれると思いますが、展開が気になり、ページをめくる手は止められませんでした。残酷すぎて万人にはオススメできません。

Posted byブクログ

2018/04/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実際にあった、北九州の連続殺人事件を元にした小説。監禁し、DVによってマインドコントロールし、自らは手を下さず、支配下に置いた監禁者によって殺人を起こさせる。 気持ち悪い。ともかく気持ち悪い。気持ち悪くて気分が悪くなるから、逆に途中でやめられない、そして早く読み終えたくなる。人間はなぜこんなにも残酷なことができるのか。そして人間とはこんなにも弱い。人格が壊されたまま生まれたとしか思えない。“壊れても、それはやはり「人間」”。 文中のカップルが唯一の癒しだったのに。。。なんて救われない話なんだろう。

Posted byブクログ