あしあと の商品レビュー

勝目梓(著者)

2015/08/02

図書館で予約した時に何がきっかけだったか忘れたため、ずいぶんと性に寄った短編集なのに驚いた。
あまりにも起こりにくい偶然が頻発するので「そりゃないでしょ」とストーリーから距離をおいてしまった。
小説は架空の物語なので都合の良い偶然は起きても仕方ないのだけれど、それをいかにあり得るかもと思わせることは大切だと思う。

2014/09/10

【作家生活四十年の到達点がここに――】封印された記憶、摩訶不思議な事件、倒錯の性……夢とも現実ともつかぬ男女の因縁を徹底透視し、円熟の筆と技巧が冴えわたる佳品集。

2014/08/04

ハードボイルドのイメージがあり
なんとなく避けてきた作家さん
新聞の書評欄に興味を惹かれ初読。
けど やっぱり苦手かな。
性描写、男くささ漂う１０篇の短編集。

2014/06/26

新聞の書評欄を読んで惹かれて読んだ初読みの作家さん。性描写が苦手で何度も読みやめようと思ったが読みやすさと人間のドロドロとした情や欲といった内容は好みだったので読了。

2014/06/01

　夢、思い出、記憶、再会、生、死、因縁・・・
　それらのイメージを縦横無尽に使いながら――自在に絡み離れる縁――大人の情念の世界が綴られる。
　そこには、「若き」と「老い」が相対しながら融合する世界が展開される。
　それは、偶然なのか、はたまた宿命的な必然なのか・・・・
　村上春樹よりもさらに大人な世界だ。

目次
万年筆／記憶／ひとつだけ／人形の恋／秘儀／橋／一夜／影／封印／あしあと