トランジション の商品レビュー
星四つにしたい内容だがちょっとくどいので何度も読みたくはならなそうなので、星3つにしました。 人生の中には変化があるが、変化はトランジションではない。トランジションとは、何かがきちんと終わり、ニュートラルの時間があり、そこから新たに始まる…その1連のプロセスである。そしてニュート...
星四つにしたい内容だがちょっとくどいので何度も読みたくはならなそうなので、星3つにしました。 人生の中には変化があるが、変化はトランジションではない。トランジションとは、何かがきちんと終わり、ニュートラルの時間があり、そこから新たに始まる…その1連のプロセスである。そしてニュートラルはとても深いもので孤独でもあり、そこを重要視して過ごす事が意味深い もっと新たな始まりについて書いて欲しかった。最後の章にちょっと書いてあっただけけれども、新たな始まりは内的なものと向き合った先に現れるものである。だから無理をして変化を起こすことや、昔を懐かしんで戻ったりすることは違う。 ニュートラルの時期に焦りは不要…でもね、人間、そんな強くないよとも思った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
■ひとことで言うと? 内的成長と自己実現のためにトランジションが必要 ■キーポイント - 変化とトランジション - 変化:外的状況の変質 - トランジション:内的な再定義/最方向付け - トランジション・プロセス - 終わり:古いアイデンティティ/ももの見方/考え方を捨て去る - ニュートラル・ゾーン:葛藤する、自己の内的欲望と向き合う - 始まり:新しいアイデンティティ/ももの見方/考え方を獲得する - トランジションへの対処 - 焦って脱出しようとせず受け入れる - 自分自身の欲望と向き合う - 話し相手を見つける
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changeとtransitionの違いが明確に定義されており、自分自身はchangeを起こしたことによるtransitionの中にいることを理解でき、とても助けになった。何かの変化によって悩んでいる、鬱々としている人に読んでもらいたい。
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終焉⇨中立圏(neutral zone)⇨開始 金井壽宏『働くひとのためのキャリアデザイン』PHP新書(2002.1.29) p.72-p.83
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抽象的な話も多く、人によっては難解であると感じる。トランジションという成長における変革の意義を学べる良書。 トランジションを迎えているときは焦らず、些細なことでも自分のやり方を大事にすることが重要である。
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新たなものを欲しければ、今持っているものは手放さなくてはいけない。 手放すことを失うことと考えると、不安ことだが、新しいものを手に入れるために、新たなスペースを作ることだと考えれば、しっくりくる。 新しいことへのチャレンジに二の足を踏んでいる時に読むと良い本。
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覚醒する人は前進するが、幻滅する人はそこに留まって、同じことをただ役者を変えただけで繰り返す。こうして、幻滅する人は「本当の」友だち、「完全な」夫や妻、「絶対に信頼できる」先生を求めつづける。彼らは同じ円の上を回るだけなので、真の前進や本当の発達は生まれないのである。 離婚して...
覚醒する人は前進するが、幻滅する人はそこに留まって、同じことをただ役者を変えただけで繰り返す。こうして、幻滅する人は「本当の」友だち、「完全な」夫や妻、「絶対に信頼できる」先生を求めつづける。彼らは同じ円の上を回るだけなので、真の前進や本当の発達は生まれないのである。 離婚して2年。 今までの自分がまさに幻滅で止まってしまっていて、モヤモヤしている今、ニュートラルゾーンに差し掛かっているものの、きちんとまずは終わりを迎えないといけない。
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終焉ーニュートラルゾーンー開始のトランジションはキャリアや発達を学ぶ人なら誰もが知っているが、その深い世界は本書を読まなければ分からない。改訂版はブリッジズが老年期を迎え、かつて見えなかった人生の新しい景色を目にしながら描いたことで、より人生とトランジションの論に真実味と迫力が加...
終焉ーニュートラルゾーンー開始のトランジションはキャリアや発達を学ぶ人なら誰もが知っているが、その深い世界は本書を読まなければ分からない。改訂版はブリッジズが老年期を迎え、かつて見えなかった人生の新しい景色を目にしながら描いたことで、より人生とトランジションの論に真実味と迫力が加えられたように思う。 後半は特に文化人類学的考察で、伝統的社会が人の発達段階に儀式によって見事に寄り添ってきた様子が描かれる。対比する現代人である我々が、終焉やニュートラルゾーンと向き合うことなくいかに急足に人生や社会の変化に飲み込まれているかをわからせる。自殺や不登校の急増など現代的問題は、この自然な人の発達段階を丁寧に終わらせ又は再生し受け入れることを忘れたことから起こっているのかも知れない。
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わかりやすい文体と、ふんだんな具体例で、転機の理論を理解しやすい構成になっている。誰もがより良い人生を送るために、学校教育に盛り込んでも良いのではないかと思う内容だった。
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人類が、おそらくどんな世界に住む集団であっても、かつてはもっていた通過儀礼。それが現代では失われている。 人間は、喪失とか再生を繰り返しながら、進んでいくもので、その過程はとても苦しいけれど必然のもの。 だけど、現代社会では、そういった変化の過程を評価することがなく、何らかのトラ...
人類が、おそらくどんな世界に住む集団であっても、かつてはもっていた通過儀礼。それが現代では失われている。 人間は、喪失とか再生を繰り返しながら、進んでいくもので、その過程はとても苦しいけれど必然のもの。 だけど、現代社会では、そういった変化の過程を評価することがなく、何らかのトラブルさえ解決すればもとに戻る、と考えてしまう。だから、本来あるべき成長が、うまくいかないことが増えているのかもしれない。 よく考えると、学ばなくても知っていたはずのことを、今だから、きちんと学ばせてくれる本でした。 人生の苦しいことがなくなるわけでは当然ないんだけれど、それを受け入れられるようになる、示唆に富んだ一冊でした。
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