民主主義って本当に最良のルールなのか、世界をまわって考えた の商品レビュー
正しい答えを見つけるのは難しいが、間違った問いからは間違った答えが出続けるだけだから、まず正しい答えを探したい、ということで作られた企画だそうです。 民主主義は問題を解決できるのか、代表に任せていいのか、など8つの問い。まあそれはいいが、答え、というかそれぞれの項にかかれているこ...
正しい答えを見つけるのは難しいが、間違った問いからは間違った答えが出続けるだけだから、まず正しい答えを探したい、ということで作られた企画だそうです。 民主主義は問題を解決できるのか、代表に任せていいのか、など8つの問い。まあそれはいいが、答え、というかそれぞれの項にかかれていることは、複雑な社会という交通の、無数にある信号のごく一部である。当然あらゆることにスポットは当てられないし、何かを恣意的に取り上げることはどんなメディアにも必要だ。本書だって世の中の複雑さをうたっている。だが単純化の構図をたどろうとしすぎているのではないか。 序章の「選ばれしミューズ」、前田敦子と「総選挙」の話。これもあまりにも恣意的である。ミスリード、という印象を与えるが、いくらなんでも、それも織り込み済みだろう。 民衆(読者でもいいよ)は本当に馬鹿なのか、という問いも入れてくれたらよかったのに。これこそ間違った問いか。 今日はちょっとこんな呪いの気分でゴメンよ。
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前田敦子インタビューから始まる意図的な構成。しかし、世界各国の様々な取り組みがコンパクトにまとめられている点では、情報量豊富。今のままの資本主義だと、近々に日本を含む多くの国が負債で潰れるが、この本にあった小さい自治体の先進的な取り組みなどに、解決策がある気もする。結局国家はどん...
前田敦子インタビューから始まる意図的な構成。しかし、世界各国の様々な取り組みがコンパクトにまとめられている点では、情報量豊富。今のままの資本主義だと、近々に日本を含む多くの国が負債で潰れるが、この本にあった小さい自治体の先進的な取り組みなどに、解決策がある気もする。結局国家はどんどん細分化され、より小さいコミュニティの融合体となるのかもしれない。
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