コミュニケーション断念のすすめ の商品レビュー
相手の反応を気にせず、周囲の目を気にせず、行動「発言)する。気になるからこそ、あえて「気にせず」と呪文を唱えるのだ。 結構、これは大事だなと思った。 気にしない。相手にわかってもらおうと期待しなければ、相手からどんな反応が返ってきても、気にせずにいられるか? 自分が本当に伝えた...
相手の反応を気にせず、周囲の目を気にせず、行動「発言)する。気になるからこそ、あえて「気にせず」と呪文を唱えるのだ。 結構、これは大事だなと思った。 気にしない。相手にわかってもらおうと期待しなければ、相手からどんな反応が返ってきても、気にせずにいられるか? 自分が本当に伝えたいことを伝え、傷ついたときは素直に傷ついたと伝え、相手から傷ついたと伝えられた時は、ごめんなさいとあやまる。 当たり前のようなことだけど、嫌われないようにと気を回しすぎていると、できないことだなと思う。 気にしない。心がけていきたい。
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娘の写真を「かわいいなあ」と父親が見ている。そして「もう誰にもやりたくない」と言う。すると、後ろに妻の父親が立っていて、「僕は君にあげたけどね」と言う。 とにかく跳ぼう(172ページ)
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就職活動の際に「コミュニケーション能力が問われるから、そこをアピールした方がいい」と何度も言われました。実際、その職場ではミスが発覚した時や仕事のスピードが落ちている時に「もっとコミュニケーション取って!」と指示されました。 おそらくここで言うコミュニケーションは、「現状の報告を...
就職活動の際に「コミュニケーション能力が問われるから、そこをアピールした方がいい」と何度も言われました。実際、その職場ではミスが発覚した時や仕事のスピードが落ちている時に「もっとコミュニケーション取って!」と指示されました。 おそらくここで言うコミュニケーションは、「現状の報告をきちんとして進捗状況を共有せよ」という意味なのでしょう。 コミュニケーション能力は自分だけでそれを持っているか、その力が高いか低いかを測れるものでしょうか?相手あってのコミュニケーションなので、自分がいくら「コミュニケーション能力が高い」と思っていてもそれは半分だけ。残りの半分を決めるのは相手方だ、というのが本書の1つのテーマです。 確かに。 こちらが積極的に働きかけても相手方がスルーしていたら、そのコミュニケーションは成立していないことになります。納得。 また「絆」という言葉の重さについても語られています。聞こえはいいですがこの言葉、「みんなで同じ方向を向いて団結しましょう」と強要される雰囲気があるよな〜と少し感じていたので、同感。 日本はまだまだ人と違うことを言ったりしたりすると「空気が読めない」「不思議ちゃん」「自己中」などと言われがち。同調することを美としている部分があるように思います。 誰かが我慢して成立する関係ではなく、うまーくバランスを取って許容できる範囲を広げていけると人間関係も少しは楽になるのかな?と。 星2つなのは、韓流やジャニーズ、AKBに関する記述が自由すぎてついていけなかったからです…。
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なぜバッシングが起こるのか? なぜ絆やコミュニケーションは人を苦しめるのか? カウンセラーである著者が、「コミュニケーション」について論じる。亜紀書房ZERO事業部のウェブサイトの連載を単行本化。 一度,断念出来れば楽なのに。
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コミュニケーションがスバラシイという考え方に一石を投じている。確かに、相手に気を使いすぎてどこへも進めなくなる状況というのはある。とにかく自分の意見を一方通行でいいから発信するということを勧めていた。なるほどと思う。
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エッセイ的な読み物であった。と。 アイドルに関する「成長する姿を優位な立場から~」というのは、分かる気もするけれど、私には論理的と言うよりは恣意的な物を感じた。 韓流ブームで男性からたたかれている反動なのかもしれなけれど、うーん。いやもういいじゃないお互い好きな物は好きで!...
エッセイ的な読み物であった。と。 アイドルに関する「成長する姿を優位な立場から~」というのは、分かる気もするけれど、私には論理的と言うよりは恣意的な物を感じた。 韓流ブームで男性からたたかれている反動なのかもしれなけれど、うーん。いやもういいじゃないお互い好きな物は好きで!で理解出来ない物として取り扱うか、もう少し丁寧に取り扱った方が良かったんじゃないかなぁ。このレベルで書かれてるとちょっとツッコミどころになってしまっていて残念。
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夜に読むのはおすすめしません。 考えさせてくれる内容なので、私は読みふけってしまいヘトヘトになりました。 communication の接頭辞の"com" の意味がカタカナになると薄れてしまう危うさに警鐘を鳴らし、 男女間の埋まらない溝・親子のこう着状態に置...
夜に読むのはおすすめしません。 考えさせてくれる内容なので、私は読みふけってしまいヘトヘトになりました。 communication の接頭辞の"com" の意味がカタカナになると薄れてしまう危うさに警鐘を鳴らし、 男女間の埋まらない溝・親子のこう着状態に置かれている方々には、 避難できる居場所を確保するよう提案しています。
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弱い側からのコミュニケーション断念が自立と自己回復の第一歩という。強力だが、これ、強い側からやったら壮烈なことになりそう。韓流の分析に説得力あり。
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コミュニケーションという言葉が氾濫する昨今、そのいかがわしい腐臭にいち早く気づくのはやはりこの人。「コミュニケーションは力を持つ人が持たない人に立強いて使う言葉」と断じる。何を指すかが不明なままそれを使用する人の都合がいいように用いられそれに縛られ翻弄させられる言葉は多い。そもそもコミュニケーションというとは相互性に根差したもので一方的で独りよがりなコミュニケーションというものは存在しない。にもかかわらず強者の目線から「コミュニケーション能力」という言葉が使われ、ついには「能力」という「力」まで問われる。相手との関係を無視して「コミュニケーション」は成り立たないのである。全て「刷り込み」である。パラドシカルではあるが、コミュニケーション復活の第一歩は、コミュニケーションを断念することである、と提言。周囲がどう思うかは脇に置いておいて、まず自分がどう思うか、を感じ、考え、口に出してみることから話は始るのである。
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