ムラからクニへ の商品レビュー

矢野慎一【文】,金斗鉉【絵】

2018/05/09

[墨田区図書館]

6年4月の読み聞かせで何を読もうと学校公開に行ったら、縄文→弥生時代の勉強をしていたので、何かそれ関係の絵本がないかと、「縄文　絵本」で検索したら引っかかった本の一冊。よく歴史もののマンガはあるけれど、これは"絵本"版らしい。求めている"物語性"がなく、事典的な本かもしれないけれど、とりあえず3巻ほど借りてきて読んでみよう。

これは弥生時代の話。
物語性はあるもののやはり半分くらいは語り口調の説明だし、求めていたレベル(もう少し物語性があって、でも説明などは少なくて、会話などで状況が理解=説明されるつくり)ではなかったけれど、絵もさほど古さを感じず見られる感じだったしまぁまぁかな。ただ、縄文時代の1巻ではなく、こちらを子どもたちが選んだのは、"戦い"があるからだったようなのだが、その戦いのシーンはさほどなかった。ただ、巻末に4ページだけあった「もっとくわしく」のコーナーでは、単なる説明だけでなく沢山の弥生土器やら復元された吉野ケ里遺跡、甕棺など、いくつもの資料がカラー写真で紹介されていて興味深かった。