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ただいまが、聞こえない の商品レビュー

3.7

25件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

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2024/02/22

最初が衝撃だった 家族それぞれの想い 美人なりの辛さ 自分と結婚してなければ すれ違ってしまった 〜して欲しい 〜したい 思い遣るが故に伝えないことも多いけど やはり話し合わないとわからない 何か崩れる前に、病気になる前に、伝えられたらまた変わってたのかなとも感じる ためるのでは...

最初が衝撃だった 家族それぞれの想い 美人なりの辛さ 自分と結婚してなければ すれ違ってしまった 〜して欲しい 〜したい 思い遣るが故に伝えないことも多いけど やはり話し合わないとわからない 何か崩れる前に、病気になる前に、伝えられたらまた変わってたのかなとも感じる ためるのではなく、時にはぶつかることも大事なんだなと

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2023/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

家族の出来事が一人一人の視点でそれぞれ描かれる キャラはなかなか強くて個性的だけど、家族の現実もこんな感じかなって思う 特にお母さんはちょっと強すぎるw お互いの思ってるところ、感じてるところなんて黙ってても伝わらなくて ちょっとしたすれ違いがいつの間にか全然違うところに辿り着いてて 大事なところを思い出したら、共有できたら新たな形で再スタートできるだろうなって思えた

Posted byブクログ

2022/08/19

「ぱんつ譲ってくれませんか」から始まるお話しの最後には涙がでてくるなんて思いもよらなかった。 上の子達が巣立っていき、夫婦二人だけの生活になるまであと何年なんだなぁと時折思う。 この時間を大事にしなきゃなぁとも思う。笑顔ばっかりの毎日なんて無理だけど、笑って怒って時には泣いてしま...

「ぱんつ譲ってくれませんか」から始まるお話しの最後には涙がでてくるなんて思いもよらなかった。 上の子達が巣立っていき、夫婦二人だけの生活になるまであと何年なんだなぁと時折思う。 この時間を大事にしなきゃなぁとも思う。笑顔ばっかりの毎日なんて無理だけど、笑って怒って時には泣いてしまう日もあると思う。それでも、精一杯向き合っていきたいとなと。改めて感じた。

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2020/12/08

涙なくしては読めない、と本の帯には書いてあった。 最近はこのような帯の文言が多いけど、実際は… 案外簡単にまとまっていくのね、そんな感じ。そんなに人生うまくまとまらないと、私は思う。

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2019/03/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「パンツください」という強烈な一文で始まり 引っ張られて読み進める。 家族を求める女子高生。 BL好きのお姉ちゃん。 冴えないお父さんと大人になれないお母さん。 バラバラな家族が心をよせるようになってくる、というお話。 娘二人は何だかんだ言って普通の子たちなんだよなぁ。 お姉ちゃんと佐藤君がとっても微笑ましくてよかった。 両親が一番、情けなかったかなぁ。 すれ違いにすれ違いを重ねて 関わり合って結びつくきっかけが「病」だなんんて。 ネガティブな出来事のほうが 求めあうきっかけにはなりやすいんだろうけれど。 最後にはまとまっていく家族は希望が持ててよかった。 あと何年、あと何回、 こうして一緒に普通にご飯食べられるかなぁと 思いながら後半の子育てしたこと思い出したなぁ。

Posted byブクログ

2018/05/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初の1話を読み終わった時、「いったいこの話、どうなんねん?」と気になったが…、終わってみれば、普通に感動できる王道の家族小説のなっていた。 未読の各位「どうかパンツ売ってください」からの謎展開に引かずに読み続けてください。1話以外は要求通りの坂井希久子(とはいえ、もとSMの人なんで1話も坂井希久子らしいのだけど)で満たされています。 バラバラに崩壊寸前の家族が、徐々にその絆を戻していく話、という題材はザラにあって、下手をすると読み飽きてしまうんだけど、だからこそ腕に自信のある作家はこのテーマに取り組むんだろうな。坂井さんは見事にこのテーマを消化し解決している。後味も最高で、勇気もくれるしちょっとした感動も爽やかさもくれる、感謝!である。 バブル期に遊びまくった美人の母が秀逸。小説内ではヒール役だが、この手の女性って結構いるもんである。バブル世代というと、俺らのような時代錯誤のおっさんが現在の悪役としてはびこっているが、実はそのおっさんらを手のひらで躍らせたジュリアナ的な悪女がまた相当にタチが悪かったりしたもんで…。 金や美貌や勢いに載せられて踊っているのが幸せなのか、地に足付けて日々を退屈に、でも着実に進み生きていくのが幸せなのか。 半世紀も生きてきたからこそ後者を選ぶのだけど、エネルギーにあふれているなら前者もありやろな。言い換えれば今の社会ってガス欠気味なんだということやろな。

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2016/12/27

坂井希久子 著「ただいまが、聞こえない」、2014.3発行です。連作6話。浮気性の父親和久井徳雄、芸者の娘・妾の子で育った母親の万千子。沙良と杏奈の娘姉妹。万千子は46歳、赤羽の熟女クラブ、アンジェリカでバイト。沙良は23歳、腐女子でBL小説に挑戦中。杏奈は17歳、誕生日の日に池...

坂井希久子 著「ただいまが、聞こえない」、2014.3発行です。連作6話。浮気性の父親和久井徳雄、芸者の娘・妾の子で育った母親の万千子。沙良と杏奈の娘姉妹。万千子は46歳、赤羽の熟女クラブ、アンジェリカでバイト。沙良は23歳、腐女子でBL小説に挑戦中。杏奈は17歳、誕生日の日に池袋で突然「ぱんつ、譲ってくれませんか」と声をかけられ・・・。この本のメッセージは見えてこないです。タイトルもどこから生じたのか・・・。みんなバラバラ好き勝手ということでしょうか?

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2016/08/20

思ったより面白かった(*^_^*)まさかこんな展開になるとは…と思ったけど、それはそれでハッピーエンドなのでよかったかな。連作短編集、やっぱり好きなジャンル。

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2016/08/13

ある家族が章毎に語っていく短編連作集。 一人は未来の家族でしょうけど。 読んでいて家族って難しいなーと思った。 家族だから伝わっているだろうと思ってしまうというか思いたいところ。 でも、本当は自分の気持ちは伝えなければ伝わらない。 不器用な一人ひとりが集まった家族が、最後どうなる...

ある家族が章毎に語っていく短編連作集。 一人は未来の家族でしょうけど。 読んでいて家族って難しいなーと思った。 家族だから伝わっているだろうと思ってしまうというか思いたいところ。 でも、本当は自分の気持ちは伝えなければ伝わらない。 不器用な一人ひとりが集まった家族が、最後どうなるんだろう?と読み進めていったが、終わりでほろっと泣かされそうになった。 頑張れ、家族。の物語。

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2016/07/13

最初の一編のインパクトが強すぎて、どんなキワモノな小説なのかと身構えましたが、読み通してみるとひとつの家族のゆるやかな再生に至るまでをそれぞれの視点で描いた物語として、安心できる連作短編集になってました。 反抗期真っ只中の高校生、腐女子満喫中のその姉、自分磨きに毎日忙しい美魔女...

最初の一編のインパクトが強すぎて、どんなキワモノな小説なのかと身構えましたが、読み通してみるとひとつの家族のゆるやかな再生に至るまでをそれぞれの視点で描いた物語として、安心できる連作短編集になってました。 反抗期真っ只中の高校生、腐女子満喫中のその姉、自分磨きに毎日忙しい美魔女な母親、そして存在感のひどく薄い父親。 その家族と、母方の祖母、姉の知人の青年のエピソードも加えて、ときに笑えてときに切なくさせる家族の物語がつづられています。その全編を通してだれかがだれかを思うことのやさしさが根底にあり、やさしい気持ちを呼び起こしてくれます。 家族がそのかたちをまた取り戻すきっかけは重い出来事だったけれど、実はつかず離れずの絆を育みつづけていたのだなあと思うと、自然とほっとさせられてきます。 そうして、支え合って生きていくのだろう彼ら彼女らの未来が、どんな展開を迎えてもきっと素晴らしいものであるようにと、そう願いたくなりました。

Posted byブクログ