ストラクチャーから書く小説再入門 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
掴み 疑問を感じさせる 答えを出すタイミングを早くしすぎない 本の最初の20%から25%で人物や舞台設定、危機を紹介 好きな登場人物をありったけ書く 登場人物の身近な環境を描く。早ければ早いほどベター。 プロットポイント全体の25%経過したあたり 人物の成長や変化は徐々に読者に伝わるように描写 小説で読者から得たいのは感動 クライマックスは終盤の章とシーンを短く クライマックスは終盤、全体の90%地点あたりで 解決はできるだけ短く エンディング しばらく寝かせる 文は反射的な反応が先
Posted by
ストーリー作りの要点について、名作の分析とともに解説する本。翻訳本にしては珍しくテンポの良い短めの文体でまとまっているのは、小説だけでなく映像脚本などのバックグラウンドがある著者と翻訳者のおかげだろうか。 タイトルの通り、ストーリーの全体の流れの中における、人物紹介やイベント、山...
ストーリー作りの要点について、名作の分析とともに解説する本。翻訳本にしては珍しくテンポの良い短めの文体でまとまっているのは、小説だけでなく映像脚本などのバックグラウンドがある著者と翻訳者のおかげだろうか。 タイトルの通り、ストーリーの全体の流れの中における、人物紹介やイベント、山場の配置とパターンについての解説。全体の25%50%75%のそれぞれを目安に、キーイベントや災難、解決などの動きを作っていくらしい。シーンとシークエルの考え方は、事例記事作成にも参考になるかも。 純文学などもこの構成が当てはまるのかは、いくつか分析してみても面白いかもしれない。 人が興味を持ちやすく理解しやすいストーリーの語り方には、ジャンルを問わず時間的・構成的な共通点があるとすると面白い。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前半シド・フィールドの3幕構成をもとにした解説。 小説・映画からそれぞれ2作品ずつを例に解説されている。 シド・フィールドの脚本術よりは翻訳が読みやすいと思う。 3幕構成をすでに知っている人であれば、本書は必要ないと思う。 後半はシーンとシークエルについて。ごく当たり前のことが書かれている。 ハリウッドの脚本系、翻訳ものすべてに通じることだが、文章が冗長でつらい。 3幕構成についてはグラフ(図)があったほうがわかりやすいと思う。
Posted by
- 1