入試現代文へのアクセス 基本編 の商品レビュー
大学受験現代文の参考書として定評のある本です。 例題が4題、練習問題が12題が収められています。解説の分量は例題も練習問題もともに手厚く、本文についての解説と設問についての解説が、それぞれ分けて掲載されています。問題は基本的であり、良問がそろっていると感じました。解説はクセがな...
大学受験現代文の参考書として定評のある本です。 例題が4題、練習問題が12題が収められています。解説の分量は例題も練習問題もともに手厚く、本文についての解説と設問についての解説が、それぞれ分けて掲載されています。問題は基本的であり、良問がそろっていると感じました。解説はクセがなくオーソドックスな記述になっていて、予備校がおこなう模試の解説の様式がとられています。 本書とおなじく、現代文の参考書として多くの受験生の支持を受けている出口汪の本では、筆者の主張が具体例や体験、引用、比喩など、形を変えて何度もくり返されるといった解法の「原則」が掲げられており、じっさいに問題を目にして問いにこたえようとする回答者にとって役立つような説明がなされています。それに対して本書では、出題者が正しい解答を「正当化」するような説明のしかたがとられています。出口の本にくらべると、やや実践性に欠けるというべきでしょうが、両方の観点からの説明を知ることは有益であり、出口の現代文の支持者も本書から得るものはあるように思います。
Posted by
無難にいい。合わなければ別のシリーズでも。設問が合ってた・間違ってたよりも、まずは解説を理解することが大切だろう。
Posted by
- 1