現代語訳 意志の力 の商品レビュー
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安田善次郎翁の人生訓。意志の力高めたいと思い読書。安田銀行の当時の思想・心情に触れられるのはとても興味深かった。 メモ ・意志の力を身につけるには 日々の繰り返しによって習慣を作る 得られる成果を常にイメージして努力を楽しく思えるように ・失敗や悲運を招く主な原因は分不相応で計画性がないこと ・周囲の人々から信用され、自分の心の中になんの不安もないのであれば、その人は成功者に違いない。 ・事業の責任者がその人がもつ熱心さと誠実さを全身全霊で事業にささげなければならない ・人生の愉快さとは、自分の十分な知能と技量とを、困難にぶつかって磨き上げ、それによって思うままに働くこと。人生における困難さとは実はわれわれの愉快さを鼓舞し、増大させるためにやってくるのである。
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安田財閥の創設者 安田善次郎の成功のための考え方。 自己啓発本。 実績を上げて様々な人間を見てきたからこそ 書ける人生観。 線を引きながら読んでいたら線で一杯になった。 金儲け主義のケチな男とも言われたようだが、 どれだけお金持ちになっても身をもち崩す事なく、 金銭感覚のし...
安田財閥の創設者 安田善次郎の成功のための考え方。 自己啓発本。 実績を上げて様々な人間を見てきたからこそ 書ける人生観。 線を引きながら読んでいたら線で一杯になった。 金儲け主義のケチな男とも言われたようだが、 どれだけお金持ちになっても身をもち崩す事なく、 金銭感覚のしっかりした天才努力家とも言える。 安田善次郎は一代で国家予算の8分の1ほどの財産を 築いた。銀行業の始まりにうまく乗っかれたという 時代背景はあるものの、商売人としても才が立った ようだ。 最近の啓発本には、効率よく、最短ルートで、 賢く、といった事が重視されるが、 この本では進む道を決めて一歩一歩努力して 時に楽しくない平凡な日々であっても積み上げ 続ける事が大切という。 また目移りせずに自分を律して一つの事に全力集中 すれば必ず成功できる。その意志の力が大事。 賢くてスマートに才がたってても、 意志の力がなければ成功できない。 逆境を乗り越えられない。 この男なら全身全霊を掛けてやり切る。 そうした熱意の方が賢さよりも重要だと説く。 実際に成功してさまざまな経験を積んできた安田氏 だからこそ説得力もある。 時代を超えた啓発書のため、 原点回帰して、どうすれば成功出来るか、 何が幸福のために大切かが明確になる。 読むとやる気が湧いてくる良本です。 後書きも綺麗事とは違う視点から 善次郎を見ていて良かった。
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大きな事業を成し遂げた根本的な要素は、自分がやり遂げようと決心した目的に対して、いくら挫折しようと諦めない揺るがぬ志と努力を持続する執念が他に抜きん出ているから そのためには、すべての力をその志すところに集中する 一足飛びではなく、一歩一歩踏み固めて進んでいく
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帯には「築きあげた資産は国家予算の1/8、史上最強実業家」とある。安田善次郎。金融財閥を一代で築いた人物の心構え、処世訓。小さなところから目標をしっかりと捉え、身近なことから節制し、商売に身を入れる。そうして目標を実現させていく様は、何とも愉快ではないか、という。これこそ意志の力...
帯には「築きあげた資産は国家予算の1/8、史上最強実業家」とある。安田善次郎。金融財閥を一代で築いた人物の心構え、処世訓。小さなところから目標をしっかりと捉え、身近なことから節制し、商売に身を入れる。そうして目標を実現させていく様は、何とも愉快ではないか、という。これこそ意志の力の根源だろう。これが雪だるまのようにごろごろを大きくなったし、また節目節目で訪れる大きな商いをぶれずに完遂させて、また一段と大きくなる。この繰り返しが国家予算の1/8へと続くのだ。これぞ意志の力。
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明治の時代は維新の志士たちが有名であるが、明治は多くの経済人も生み出した。 三菱財閥は岩崎弥太郎、 日本近代資本主義の父、渋沢栄一、 東の五島慶太、西の小林一三、 そして今作の著者は安田財閥の創始者、安田善次郎だ。 彼が言うところは成功するための力とはただ一つ、意志の力に他ならない。 日々の繰り返しにより習慣を作る意志の力だという。 今現在も増え続ける新書に書かれていることは、100年以上昔から言われ続けている。 そして本書の四分の三は善次郎が安田財閥を作るまでが描かれている。 そこで重要なのは、堅実が、勤労が、誠実が一番だということ。 これは渋沢栄一の「論語と算盤」でも重要視されるところだ。 不誠実に金を得ても、結局は自分の身を滅ぼすと戒めている。 当時は日本がまだ貧しい時代である。 国のため、国民のためを軸に、誠実に且つ勝負どころでは大胆に打って出ることで巨万の富を築いた明治の経済人たち。 翻って今の時代、貧しくない、世界の中でも最上級に裕福な国になった。 この国で成功者ならんとするものは何を軸に成功者となろうとするのか。 人々の生活のため、という曖昧な表現で濁されているものの、その裏には金の匂いしかしない。 かつての志士たちの遺伝子を受け継ぐ経済人が見当たらなくなっているのが今の世の中である。
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安田財閥の創設者、安田善次郎の成功哲学の現代語訳。今も昔も変わらないなーということで、今でも通用する考え方であろうし、あえて今これを読む必要があるかと言えば他の本で充分かも。
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たまたま本屋で見つけて購入。 安田善次郎・・・この本を読むことで初めて知った人物だが、本の帯にも書かれているように、相当の金持ちだったらしい・ (本の帯曰く国家予算の八分の一の資産があったらしい) 彼がいかなる心持ちで、事業にあたり富を得たかが書かれている。 彼の考えでは、勤労倹...
たまたま本屋で見つけて購入。 安田善次郎・・・この本を読むことで初めて知った人物だが、本の帯にも書かれているように、相当の金持ちだったらしい・ (本の帯曰く国家予算の八分の一の資産があったらしい) 彼がいかなる心持ちで、事業にあたり富を得たかが書かれている。 彼の考えでは、勤労倹約、正しい道、意志の力で困難な道も愉快に進むことで、どんな凡人でも成功すると説く。 巻末にもあるように、安田の丁稚奉公という考えからなのか、人材に高い給料を払う必要はないと考えていたようで、そこらへんは、「?」と思ったりもしました。 しかし、彼の成功哲学には学ぶところが多いように思うので、この本はカバンに入れていつでも読み返せる状況にしたいと思います。
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明治安田生命保険、みずほフィナンシャルグループ、損保ジャパンなどの前身となる事業を立ち上げ、阪神電鉄の経営を再建し、東大安田講堂や日比谷公会堂の寄贈などをしたという、江戸時代末期に生まれた安田善次郎氏の明治期の著書の現代語訳。個人商店から始めたにも関わらず、最終的には銀行家として...
明治安田生命保険、みずほフィナンシャルグループ、損保ジャパンなどの前身となる事業を立ち上げ、阪神電鉄の経営を再建し、東大安田講堂や日比谷公会堂の寄贈などをしたという、江戸時代末期に生まれた安田善次郎氏の明治期の著書の現代語訳。個人商店から始めたにも関わらず、最終的には銀行家として当時の天皇や総理大臣からも要請を受けたほどだったらしい。 タイトル『意志の力』は当時のもので、現在の『聞く力』『伝える力』といったビジネス啓発書とは内容は大きく違う。むしろ自伝的な内容で、かつ経験に基づく行動アドバイスのような内容。 その経験を生み出した行動が、農民から「立身出世」した豊富秀吉の『太閤記』から成功へ手法のを分析して実践したものだったというのも面白い。
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安田善次郎が遺したビジネスと人生の指南書 安田財閥の創業者である安田善次郎は、他人の動きや、世間の空気などをサクッと無視をして、自分の信じた道を貫き通す、そんな心の強さを備えていた。われわれ現代人は、往々にして仲間の空気を読みつつ、広がり続ける人間関係にエネルギーを過剰に使いがち...
安田善次郎が遺したビジネスと人生の指南書 安田財閥の創業者である安田善次郎は、他人の動きや、世間の空気などをサクッと無視をして、自分の信じた道を貫き通す、そんな心の強さを備えていた。われわれ現代人は、往々にして仲間の空気を読みつつ、広がり続ける人間関係にエネルギーを過剰に使いがちだ。その傾いたバランスを正してくれる思想として、「意志の力」はまさしく存在する。本書のメッセージはきわめてシンプル、かつ当たり前の内容である。なぜなら「意志の力」を持つことには、複雑なロジックもテクニックも必要ないからだ。「その当たり前はなぜ重要なのか」「なぜ忘れてはならないのか」――この再確認のためにも本書を役立てていただければ幸いだ。
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