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ヘネシー&パターソン コンピュータアーキテクチャ 定量的アプローチ の商品レビュー

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2023/05/11

図書館で借りた。 同じ著者コンビの『コンピュータの構成と設計』が通称パタヘネ本。こちらの『コンピュータアーキテクチャ 定量的アプローチ』が通称ヘネパタ本。どちらもコンピュータサイエンスの名著で、記載順が異なるのが通称の由来。 私にとってパタヘネ本は大学1年の教科書で、その数年後に...

図書館で借りた。 同じ著者コンビの『コンピュータの構成と設計』が通称パタヘネ本。こちらの『コンピュータアーキテクチャ 定量的アプローチ』が通称ヘネパタ本。どちらもコンピュータサイエンスの名著で、記載順が異なるのが通称の由来。 私にとってパタヘネ本は大学1年の教科書で、その数年後にはこのヘネパタ本の存在を知ってはいたものの、10年以上読めずじまいでいた。長年の時を超えて、ついに読むことができた。念願。 中身はサブタイトルにあるように、コンピュータアーキテクチャを性能指標など定量的な観点で多く解説されている。パタヘネ本はコンピュータのしくみをハードウェア観点から学べるが、ヘネパタ本はソフトウェア寄りだったり、性能理論値に近づけるアプローチを学べると感じた。また、GPUまわりの理解も深められる。 さすがに図書館から数日借りて身につく代物ではないだろうが、雰囲気を味わうことができ、満足。 それこそコンピュータサイエンスを学ぶ学生にお薦めする1冊。決して価値が落ちた昔の代物ではない。 尚、これよりさらに新しい第6版も発売済。書い直すならそっちかな。

Posted byブクログ