獅子の門 の商品レビュー
久しぶりの帰省で見つけた本を備忘録として登録。 自分でも内容をよく覚えてないのでレビューが書けません。
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こういう結末か。 意外と言えば、意外でも有るし。 こういう結末しかなかった気もする。 この作品は途中からかなりストーリーの展開が変わったのは間違いない。実際、あとがきで著者自身も、そう言ってる。 僕としては、本作のピークは武林館のトーナメントだったな。と改めて思う。芥菊千代、...
こういう結末か。 意外と言えば、意外でも有るし。 こういう結末しかなかった気もする。 この作品は途中からかなりストーリーの展開が変わったのは間違いない。実際、あとがきで著者自身も、そう言ってる。 僕としては、本作のピークは武林館のトーナメントだったな。と改めて思う。芥菊千代、竹智完、志村礼二、加倉文平、室戸武志の五人が一同に会して対決した、あのトーナメントがやっぱり最高に面白かった。 羽柴彦六と久我重明の対決がクライマックスにくるのは仕方ないけど、鬼頭順之介とか岩神京太と鹿久間源とかは別に出てこなくて良かったんじゃないかな? それは確かにこの辺のキャラも面白かったし、彼らが絡む闘いも面白かった。でも、僕はあの五人のドラマだけで良かった。それに彦六と重明のスペシャルマッチが有れば良かった。 この作品はスタート時点からすると、大きく世界の広がりを見せた。それが良かったのか、悪かったのかは分からない。 ただ、僕としては、ここまで書いてくれなくても良かったかなと思う。
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ついに最終巻。 バタバタ感は否めないものの武林館BTトーナメント。 作者として思い入れの有りそうな鳴海の闘い、ニューキャラの活躍、主人公の最後の闘い。 それぞれに表現を変えながら締めくくった。 物語を楽しむと共に格闘技をやっている自分にも発見や気づきがあった。
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やっと終わった。読み始めて20年近くやっと終わった。獅子の門、面白い、けどこんなに時間かけることもないだろうに。 最後の彦六vs重明、途中で作者が最初より重明を好きになったからこの結末という感じだが納得の終わり方。スピンオフを出すと後書にあったので気長に待っておこう。それより餓狼伝を終わらせてくれ。
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遂に完結。当初の5人の主人公への、作者の思い入れはなくなっており、前巻に急に登場した鹿久間の活躍が尋常でないほど描かれている。彦六と重明の対決に結果が出たことだけ以外は何も評価できない内容でした。1巻から一気読みされた方は、話の展開に違和感を感じるのではないでしょうか。30年かけ...
遂に完結。当初の5人の主人公への、作者の思い入れはなくなっており、前巻に急に登場した鹿久間の活躍が尋常でないほど描かれている。彦六と重明の対決に結果が出たことだけ以外は何も評価できない内容でした。1巻から一気読みされた方は、話の展開に違和感を感じるのではないでしょうか。30年かけて小説を書くとこういうことになるのですね。正直、完結するのを期待していましたが、まとまりを付けるには、あと10巻は必要であったように思います。 この最終巻を読む限りでは、餓狼伝も期待できませんね。
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三十年近くたってようやく完結! 完結は寂しいなあ。 このキャラとこのキャラがどんなふうに戦うのかを想像するのも本シリーズの大きな楽しみ方であった。 後書きで著者が書いてあるようにスピンオフをたくさん出してほしいなあ。
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時の流れは誰にも平等なので基本的には若い人を羨ましいとは思わない。但、この本を読みながら自分が30歳若かったら...と思った。別に格闘技がしたい訳ではない。若い読者ならこのシリーズを1巻から8巻まで通しで読める。私の様なリアルタイムな読者が1巻を手に取ったのは30年前のこと。だい...
時の流れは誰にも平等なので基本的には若い人を羨ましいとは思わない。但、この本を読みながら自分が30歳若かったら...と思った。別に格闘技がしたい訳ではない。若い読者ならこのシリーズを1巻から8巻まで通しで読める。私の様なリアルタイムな読者が1巻を手に取ったのは30年前のこと。だいたい4年に一冊出る勘定。オリンピックか!当初、ひとりの青年と5人の少年のビルドゥングスロマンの筈が途中から登場人物が増殖し続け収拾がつかなくなり最後は駆け足で終了!これが夢獏スタイル。まあ、30年読み続けたのだから面白いのは確か!
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そろそろ店仕舞いか、綿々と長い間、放置された期間も含めて綴られてきた多くのシリーズが完結をさせて頂けているが、それはそれで物語の結末をあれこれと思い悩む必要がなくありがたいことではあるが、寂しくもある。本作は、門に案内する主人公は道先案内人にすぎず、門をくぐった筈の若者たちが主役かと思っていたが、途中から登場した脇役たる久我と鹿久間が主役たちを食ってしまったという感があるが、それもそれでありだろう。少しだけ苦言があるとすると最後のエピソードは少々、蛇足感が残って、格闘シーンの最後の余韻を汚す感があるが、やはり主人公を最後に何とかしたかったのかもしれないなということで、これもよいだろう。
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読み出したのは、2年ぐらい前か。始まったのが30年前とは思いもよらない。 しかし、すごいのは格闘技描写の古さを感じなかったことですね。 技術を描くこともそうだけど、心情や熱意を描くのが上手いんでしょうね。 擬音だけで、関節の取り合いを描いたりするところですね。 読んでいてつく...
読み出したのは、2年ぐらい前か。始まったのが30年前とは思いもよらない。 しかし、すごいのは格闘技描写の古さを感じなかったことですね。 技術を描くこともそうだけど、心情や熱意を描くのが上手いんでしょうね。 擬音だけで、関節の取り合いを描いたりするところですね。 読んでいてつくづく思うのは、自分がある程度格闘技観戦をしていて良かった、ということです。 自分なりの格闘技観戦術のようなものが、確立されてきている中で、確実に自分より上の観戦術を持っている人間が、熱意を込めに込めて書いた小説を読めたということ。 順番が逆の場合、夢枕獏の影響がはなはだしいところでした。それが良いか悪いかではなく。どちらの面もあるには当たり前で。 自分と違う感覚での観戦術を、知ることの出来た喜びという奴です。 ま、観戦術なんて大層にのたまえるほどのことではないんですがね。 興奮で、体温上がってるということです。
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おお、やっと完結か〜。K-1とかプライドが流行っていたときから、今の衰退(アメリカでは大盛況らしいが)まで、日本の武道とは何かを突きつけている。最後は獏先生らしい終わり方。
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