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モリミテ の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2014/07/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

★★★★★ すごい本に出会ってしまった。 中野シズカは『刺星』『星匠』と読んでいてお気に入りのマンガ家のひとりだったが、続いて出た『オートバイ』は絵本だということで買わなくてもいいかと放っておいた。 先日、たまたま池袋のジュンク堂に行くとこの『モリミテ』が出ていたので、マンガならと購入したが、忙しかったこともあり2日ほど読まずにおいた。 期待はその程度だったのに読み終えた今、心の震えが止まらない。 自分でもまだまったく理解できていないのはわかるのに、なんだか思いもよらぬ不思議な世界のとば口に立ったような興奮がある。 白い服着て、くりくりお目々の、真珠のまち針みたいな女の子が森の中で遭難者をおもてなしする話。 神曲の時代から森は罪深い者のいくところと相場は決まっているが、ここに唯一神がいるようには思えない。 とこんな風にストーリーについて考えようとしたって無駄なのだろう。 きっと絵と話と演出ともろもろ全部ひっくるめたところのゲシュタルトにやられちゃったんだな。

Posted byブクログ

2014/03/21

鬱蒼と茂る森には秘密が眠っている。 切り貼りされたトーンの森が、その秘密を より線密なものとしている。 リュックは結局、森に取り込まれてしまったんだろうな。

Posted byブクログ