1,800円以上の注文で送料無料

伴侶の偏差値 の商品レビュー

3.6

15件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2014/11/15

表題で予想していた内容と違っていた。主人公の真紀さんは伴侶を持っていない。今時の物語で、主人公は最後に若いカフェの店員と一緒に暮らし出して、でもやっぱり価値観のずれで男の方が出ていってしまう。文章の裏に色んなそれぞれの感情は隠れていると思うが、あまり理解できなかった。

Posted byブクログ

2014/09/15

ヒロトがあんまりよくわかんなかった。。 何を考えてたのか、彼は何がしたかったんだ? 色々、読んでただけで疲れてしまった。。 主人公があまりにも他人と比べてばっかで、いまいち 共感できず・・・。

Posted byブクログ

2014/06/25

35歳で独身ともなると色々あるのだ 自分のだめな所はちゃんとわかってるし、ある程度制御もできる 何も考えずに突っ走れる時期はとーーっくに過ぎてしまった ヒロトとうまくいってほしかったけど、そうなれないのが35歳独身女なんだよね しみじみ

Posted byブクログ

2014/06/21

『ハンサラン 愛する人びと』がおもしろかったので、同じ著者の最新作を読んでみる。短編なのかと思ったら、最後までイッキの長編だった。 主人公は、35歳の真紀。タイトルにある「偏差値」というのは、受験を控えた者がその上下で一喜一憂するのに似て、真紀が誰彼と自分を引き比べて、上だと...

『ハンサラン 愛する人びと』がおもしろかったので、同じ著者の最新作を読んでみる。短編なのかと思ったら、最後までイッキの長編だった。 主人公は、35歳の真紀。タイトルにある「偏差値」というのは、受験を控えた者がその上下で一喜一憂するのに似て、真紀が誰彼と自分を引き比べて、上だとか下だとか、自分のほうがいいとかわるいとか、全方位的にやたら気にするところが、微に入り細を穿って描かれているのを、よくあらわしていると思った。 その比べっこも、どんどん状況が変わっていくなかで、何度かどんでん返しがある。小説中では、3・11の大震災以後、ぱたぱたと駒を裏返すように、真紀の目にはいいように見えていた物事や、あんなふうにはなりたくないと思っていた事柄の、別の面が描かれる。 あの人の生き方も、あの人の結婚も、自分のモデルではないと思うものの、一方で、自分には、そんな収入も、そんな結婚も、あんな家も、あんな伴侶も手に入らないのではないかと不安と焦りがこみあげる真紀。 30代半ばでシングルで、まわりからなんやかんや言われがちな(そしてまた、そういうので自分を縛ってしまって身動きがとれなくなりがちな)、どないせーっちゅうねん!という鬱陶しさが、よくよく書かれてるなーと思った。 こないだ、かなり怖い思いをして、篠田節子の『長女たち』を読んだあとだからか、父を亡くしたあと不安定になった母親のために仕事も変えざるを得なくなった真紀、弟がフラフラと行方知れずになったせいで母と実家の重みを感じている真紀の「長女ぶり」は、私にもちょっと分かる気がした。 (6/18了)

Posted byブクログ

2014/05/01

35歳、独身の真紀。 恋人は居るが、彼が自分の事を心から大切に思ってくれているという実感が持てない。 彼にとっての自分はいったいなんなのだろう。 彼だけでは無い。 家族にとっての自分の存在とは? 読み終えて真紀に自分を重ね、止めていた息をおもいきり吐き出す。

Posted byブクログ