剱沢幻視行 の商品レビュー
ロマンチックだが自己陶酔まではいかない絶妙の文体は少年のような素朴さか。ポエムは読みとばしたが、気持ちのよい文章だった。引退後のウォーキングも半端ではなく、歩き旅の本も読みたい。
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著者は「黒部の怪人」こと和田城志さん。憧れの人。 憧れの冬黒部の魅力(それは自然、そこにある物質としての山の魅力ではなく、黒部の「暗く静謐で内省的な精神性」や、「凍りついた岩壁や風雪の山稜」における「生々しい必死、無鉄砲な躍動感」、つまり黒部の中に自分をおいて初めて分かるもの)を...
著者は「黒部の怪人」こと和田城志さん。憧れの人。 憧れの冬黒部の魅力(それは自然、そこにある物質としての山の魅力ではなく、黒部の「暗く静謐で内省的な精神性」や、「凍りついた岩壁や風雪の山稜」における「生々しい必死、無鉄砲な躍動感」、つまり黒部の中に自分をおいて初めて分かるもの)をこれほどまでに描写できるのは、「黒部の怪人」その人をおいて他にはいないだろう。 冬黒部に憧れる。 冬黒部を自由に歩き回った和田さんに憧れる。 和田さんの生きた時代環境に憧れる。 山に行き、少しは高みを目指そうと努力・研究するようになって、もっと早く生まれたかったとつくづく思う。
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