1,800円以上の注文で送料無料

天地明察(六) の商品レビュー

4.3

9件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2019/08/16

"「おこと どうかおことの手で これを抱いてやってくれないか」 「私が…ですか?」 「うん お前にそうして欲しいんだ 紙製の試作だから左程重くないよ」 「………はい…… こう…でございますか?」 「ありがとう…おこと ありがとうな これでようやく…建部様の供養が出来たよ...

"「おこと どうかおことの手で これを抱いてやってくれないか」 「私が…ですか?」 「うん お前にそうして欲しいんだ 紙製の試作だから左程重くないよ」 「………はい…… こう…でございますか?」 「ありがとう…おこと ありがとうな これでようやく…建部様の供養が出来たよ…ありがとう」"[p.121]

Posted byブクログ

2015/09/16

算哲は何ヶ月?何年?ぶりに家に戻ったのかな?お母さんは亡くなってたのね。 道策が剃髪してて驚いたわ。いや、そのうちそうなるだろうとは思ってたんだけど、あの小さくて生意気だった子が!と親戚の叔母気分でした(笑)天球儀の完成、おめでとー!

Posted byブクログ

2014/09/16

本因坊道策。 彼もまた、己の生き様をカタチに残そうと悩み苦しむ一人です。 碁の世界で道策。算術で関孝和。 春海という人間を構成する一つ一つの要素で、自分と同じように悩み苦しむ人物と出会い、そして彼らの覚悟に打ちのめされながら、前へ前へ進みます。 改暦の儀へと。 戦う相手は暦から...

本因坊道策。 彼もまた、己の生き様をカタチに残そうと悩み苦しむ一人です。 碁の世界で道策。算術で関孝和。 春海という人間を構成する一つ一つの要素で、自分と同じように悩み苦しむ人物と出会い、そして彼らの覚悟に打ちのめされながら、前へ前へ進みます。 改暦の儀へと。 戦う相手は暦から、朝廷へ。 丁寧に根気よく向き合っていくことのできた暦という理論。それとちがって、のらりくらりと伏魔殿の様相の朝廷。 理想だけを追い求め、熱意があれば正道と、突き進んできた春海たちに立ちはだかった、過去・前例遵守の公家衆。 徒労と挫折に捕らわれた時に、道策との初手天元を賭けた真剣勝負は、これ以上ないカンフル剤となったはずです。

Posted byブクログ

2014/05/25

誰かのオススメで読んだ本。出てくる人物が天文学に没頭したり、囲碁に道を見出したりする真摯な姿に心動かされる時もあれば、オタクすぎて笑えたり。するするっと読める楽しい小説でした!

Posted byブクログ

2014/05/08

書評溜めすぎて読了日はもう適当です。 カラー口絵の存在感(笑)。 は、さておき。改暦作業もいよいよはじまったかと思いきや、そうそう上手くゆくはずも無く。障害に阻まれながらも、まずは「天球儀」に建部の思いを形にすると共に、碁打ちとしての環境も変化してゆく。 道策・脱おかっぱ!暦側...

書評溜めすぎて読了日はもう適当です。 カラー口絵の存在感(笑)。 は、さておき。改暦作業もいよいよはじまったかと思いきや、そうそう上手くゆくはずも無く。障害に阻まれながらも、まずは「天球儀」に建部の思いを形にすると共に、碁打ちとしての環境も変化してゆく。 道策・脱おかっぱ!暦側のメンバーも憎めないけれど、碁打ちメンバーの雰囲気とか関係性がとても好き。 そして表紙裏は相変わらずわけわからないけど好き(笑)。

Posted byブクログ

2014/04/29

やはり画があると、お話の背景とかが分かりやすいな。 ちょこちょこ、こんなエピソード原作にあったっけ?と思ってたら、槇さんの補完だそうで。 これ、このままアニメにしないかなー。

Posted byブクログ

2014/04/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

改暦事業の開始。 あとがきにも書かれているが、原作の行間を描いており、とっても楽しい。 原作の行間を描いているにもかかわらず、原作通りと思えてしまうところが、この作品のすごさであり、楽しさだと思う。

Posted byブクログ

2014/04/03

為せば成る!! 一人じゃないよ春海さん! 「頼まれました」と言う春海さんの笑顔はいつも優しい。道策くんとの真剣勝負は切なくて泣きました。

Posted byブクログ

2014/04/09

建部さんの念願だった、「渾天儀」(こんてんぎ)が出来ました。おことに抱いてもらったシーンに、じんわり来ます。 光圀も抱いて唸ります。(笑) そして、道作との対決も。 この対決も、原作ではここまで書き込んでませんでした。 槇さん、やるなぁ。面白いですよ。

Posted byブクログ