かあさんのしっぽっぽ の商品レビュー
和菓子屋のおかみさんで毎日忙しいお母さん。 怒り顔で、娘にあれやって、これやってと指示をする姿がまるで自分のよう…!!ひいいぃぃぃ 娘が読んだら出だしから私を思い浮かべるんじゃないかと恐ろしい。毎日気をつけよう。
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図書館本。長女の「面白いよ」が出た本。和菓子屋の結衣はケーキ屋の甘美に妬ましさがあり。学芸会での配役から、ちょっと突っかかるものを感じています。
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ゆいちゃんとお母さんの関係が変化していくところが面白かったです。お母さんが、怒ると怖いと言う人にオススメです。【小4】
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和菓子屋VS洋菓子屋 という構図だけではないのでしょうが、子ども同士も対立して書かれているのは確かにちょっと残念かも。 今の子には、五右衛門風呂の説明をしてから読ませたほうがいいかな。
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娘が 「面白いから読んでみて」 と紹介してくれた本。 点訳も音訳もあったので、早速読んでみました。 代々続く和菓子屋の娘、ゆいは少額二年生。 お母さんはいつも仕事で忙しそうにしていて、じぶんは仕事を手伝わされたり、叱られてばかり。 そんなとき学校の発表会で、古くから町に伝わる民話「しろぎつねの恩返し」をやることになり…。 毎日怖い顔のお母さんは、もしかしたらこの民話のようにきつねに飲み込まれたんじゃないかと思うようになり・・・。 というお話でした。 読み終わって娘に 「この作品のどんな部分をママに進めたいと思ったの?」 と聞いてみると 「このお話に出てくるのはきつねじゃん。でも、うちのお母さんはタヌキかもしれないなって思って、そこが面白かった」 とのことでした。 母と娘の心温まる、そして普段怒ってばかりの私は半性したお話しでした。 お勧めです。 早速次の本も紹介してくれている娘です。 図書館で借りているので、課題図書などが多く、点訳・音訳されてる可能性が高いのも嬉しいところです。
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結衣の家ははごろも堂という和菓子屋さん。お母さんはいそがしくて、最近は結衣に笑顔をみせてくれない。 学校で、町に伝わる「白ぎつねのおんがえし」の伝説から、ミュージカルをやるということで、キツネのコンコンダンスをすることになった結衣たち。元になった伝説を読んでみると・・・ 人に...
結衣の家ははごろも堂という和菓子屋さん。お母さんはいそがしくて、最近は結衣に笑顔をみせてくれない。 学校で、町に伝わる「白ぎつねのおんがえし」の伝説から、ミュージカルをやるということで、キツネのコンコンダンスをすることになった結衣たち。元になった伝説を読んでみると・・・ 人に恩を受けたキツネが、その男の奥さんをパックリ食べてしまって、その家のお母さんとなってすごす。だけど、お風呂で子どもたちに尻尾を見られてしまい、キツネは出て行ってしまい、お母さんが戻ってくる。きっと寂しかったんだろうと、みんなキツネを憎まなかった。その後、その家では井戸が枯れることもなく、作物もどっさりとれた。 結衣は思った。家のお母さん、本当はキツネにパックリ食べられてしまって、いまのお母さんはキツネかもしれない、と。そう思ったら、結衣はお母さんの顔を見られなくなってしまい…
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どの年代でも、やっぱり嫌なやつはいる。 甘美ちゃんは多分悪気はないんだろうけど、彼女の勝気な性格と、結衣が彼女に負ってる負い目で、余計嫌な奴に見えちゃう。 だから、ラストはきちんと言えて良かったね。スカッとした!別に言い負かそうなんて思ってないんだろうな、って言い方だったから尚更...
どの年代でも、やっぱり嫌なやつはいる。 甘美ちゃんは多分悪気はないんだろうけど、彼女の勝気な性格と、結衣が彼女に負ってる負い目で、余計嫌な奴に見えちゃう。 だから、ラストはきちんと言えて良かったね。スカッとした!別に言い負かそうなんて思ってないんだろうな、って言い方だったから尚更!
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ねじり鉢巻きをささっとやれる小学生は確かにあまりいないだろうなあ。 ケーキ屋さんのお子さんが、ただの嫌な子のまま終わってるのがちょっと残念かな。 どう表現するにしても、自分の家の仕事に誇りを持ってる、そして誇りを持てる親がいるということは素敵なことですね。 忙しさに心を亡くさな...
ねじり鉢巻きをささっとやれる小学生は確かにあまりいないだろうなあ。 ケーキ屋さんのお子さんが、ただの嫌な子のまま終わってるのがちょっと残念かな。 どう表現するにしても、自分の家の仕事に誇りを持ってる、そして誇りを持てる親がいるということは素敵なことですね。 忙しさに心を亡くさないようにしたいな。 青少年読書感想文コンクールの課題図書です。 家の仕事、親の仕事、友達との関係、キツネ、新しいもの、古いもの。 題材は豊富です。 そこから何を感じ、どうまとめるか。 自分自身の親との関係との対比など、感想文を書きやすい本じゃないかと思います。
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2015年度読書感想文コンクール課題図書(低学年) 和菓子屋をきりもりする忙しいおかあさん。 怒ってばかりで結衣とゆっくりお話しもしてくれません。 もしかしたら、やさしいおかあさんはキツネに食べられてしまったのかも… 母子のすれ違いとふれあいの物語。 洋菓子の方が人気なのに!...
2015年度読書感想文コンクール課題図書(低学年) 和菓子屋をきりもりする忙しいおかあさん。 怒ってばかりで結衣とゆっくりお話しもしてくれません。 もしかしたら、やさしいおかあさんはキツネに食べられてしまったのかも… 母子のすれ違いとふれあいの物語。 洋菓子の方が人気なのに!とか五右衛門風呂なんてヤダ!とか そんな小学生らしい結衣の気持ちが伝わってきます。 学芸会のキツネの劇に絡めているのですがその民話のくだりが長い…
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結衣の家は「はごろも堂」という和菓子屋です。お母さんはいそがしくはたらいています。結衣が幼稚園に通っているころは、遠くから大福を買いにお客さんが来ていました。町にスイートメルヘンという洋菓子店ができてからは、お客が減っていました。そのスイートメルヘンというお店の子が同じクラスにいて甘美といいました。結衣と甘美のクラスは、学習発表会で「白ぎつねのおんがえし」というミュージカルをすることになったのですが、結衣は狐の子の役で頭に手ぬぐいをまき、コンコン踊りをおどります。先生は、結衣が上手に手ぬぐいをあたまにまき、踊るのを大げさに褒めました。それを見ていた友だちがくすくすと笑います。結衣は、はずかしくてにげだしたいほどでした。家に帰るとお父さんもお母さんも忙しく仕事をしていたので、結衣は一人で夕飯を食べました。それからお風呂掃除をしました。結衣の家は古くからある五右衛門風呂です。掃除もしにくく、上手に入らないとやけどするので、結衣は五右衛門風呂が嫌いでした。なので掃除も自分のお風呂も簡単に済ませ、布団に入り、学校でもらったプリントを読んでいました。「ふるさと八千代の民話」というプリントには、白ぎつねのおんがえしについて書かれています。(おこんという狐が、足をけがしたときに、お湯つぼを作り、助けてくれた男の妻をのみこみ、妻になりすまして、いっしょにくらしはじめます。そして子どもたちにコンコンおどりを教えるのですが、足をいためてしまいます。おこんは、足を治そうと山のおくにあるお湯つぼに狐の姿に戻って、足をつけていると、変に思って後をつけていた男とその子どもたちに見つかってしまいます。お母さんにしっぽがあるのを見て子どもたちはあ!というと、おこんはコーンと悲しそうに姿を消してしまいました。お湯つぼのほとりに、おかみさんが倒れていました。)プリントを読み終わると、怖い顔したお母さんが立っていました。お風呂掃除をいい加減したことでしかられてしまいました。結衣は、本当の優しいお母さんは狐にのみこまれてしまい、狐がなりすましているのだと思いました。甘美からからかわれること、お母さんとのすれ違いで、お母さんに冷たく当たるようになってしまいます。お母さんになりすました狐がお風呂に入るとき、しっぽを洗うはずなので、正体をつかまえてやろうと思いました。夜、お母さんがお風呂に入っているとき、結衣はそっとお風呂場をのぞきました。すると、そこにはいつものお母さんがいました。結衣も一緒にお風呂に入り、お母さんの気持ちを知ることができ、また心が通じ合いました。それから、甘美に言われてもはっきりと自分の気持ちを言えるようになりました。 村中李衣:山口県。『うんこ日記』、『くちしたのはら』、『行け!シュバットマン』、『はんぶんぺぺちゃん』、『絵本の読みあいからみえてくるもの』、『チャーシューの月』(日本児童文学者協会賞受賞)。
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