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君の悲しみが美しいから僕は手紙を書いた の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2024/06/17

自分にとって大切な言葉に出会うとは、見えないお守りを身につけるようなものかもしれない。それは危機にあるときよみがえってきてぼくらを助けてくれる。  人は試練を生きなくてはならないときがある。そんな日々にもきっと、この手紙に引いた宮崎さんや近藤さんの言葉が、そっと君を守ってくれる。...

自分にとって大切な言葉に出会うとは、見えないお守りを身につけるようなものかもしれない。それは危機にあるときよみがえってきてぼくらを助けてくれる。  人は試練を生きなくてはならないときがある。そんな日々にもきっと、この手紙に引いた宮崎さんや近藤さんの言葉が、そっと君を守ってくれる。君を深いところで支えてくれる。(p.126) →ことばはたくさん知るほどこたえを出すのに迷うし、しかし同時に助けにもなる。本や生の人の声を聴いた上で、自分がどうしたいかを考えて決める糧としていきたい。

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2022/10/25

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB16573073

Posted byブクログ

2015/04/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

◆東日本大震災から三年。大切な人を失った若い人たちに、思想家・詩人である筆者は手紙を書いたーーしかし、この本は、すべての喪失(ロス)を抱える人・すべての喪失(ロス)を恐れる人のための本となっている。 ◆悲しみには、どうしようもなく意味がある。悲しみには、悲しみを救う力がある。わたしの悲しみが誰かの悲しみを救い、誰かの悲しみがわたしの悲しみを救う。悲しみは言葉となって、時空を超え、喪失を抱えたわたしたちの内に寄り添うのだ。 ◆石牟礼道子『苦海浄土』「名残の世」「花の文をーー寄る辺なき魂の祈り」マルクス・アウレリウス『自省録』宮崎かづゑ『長い道』ディケンズ『クリスマス・キャロル』

Posted byブクログ

2014/06/03

人を失うこと。大切な人を失うことは、愛を知ること。そして、大切な人を失っても、本当はその人は亡くなってなんかいなくって、そばにいるよということ。 そんなふうなメッセージをもらったような気がする。

Posted byブクログ

2014/04/14

誰もが小説や詩、それらを誰もが書けるわけではないけれど、手紙を書くことはできる。 そこが並列になって、初めて、ああそうだ、と納得した。 たとえ拙くても、ことばを届けることができる。届けたい気持ちを、ことばにすることができる。 翻って、わたしたちは、それが手紙のかたちでなくても、受...

誰もが小説や詩、それらを誰もが書けるわけではないけれど、手紙を書くことはできる。 そこが並列になって、初めて、ああそうだ、と納得した。 たとえ拙くても、ことばを届けることができる。届けたい気持ちを、ことばにすることができる。 翻って、わたしたちは、それが手紙のかたちでなくても、受け取ることもできるのだ。 届き、届けられることばがある、と思えることはとても心強い。 どうか、深い悲しみのうちにある人に、必要なことばが届きますように。 とりあえず、ディケンズを読んでみよう。

Posted byブクログ