Communication Shift の商品レビュー
やっぱりいい考え方を持っている人だなぁ、と改めて思う。文中の中に出てくる対談の皆さんの示唆もさすが!5年前でも色褪せない。例えば、42,43のさとなおさんの言葉。手間をかけて、小さくも信頼出来る人たちからのクチコミの方がゆっくりではあるが、しっかりと伝わる。本来あるべき人と人との...
やっぱりいい考え方を持っている人だなぁ、と改めて思う。文中の中に出てくる対談の皆さんの示唆もさすが!5年前でも色褪せない。例えば、42,43のさとなおさんの言葉。手間をかけて、小さくも信頼出来る人たちからのクチコミの方がゆっくりではあるが、しっかりと伝わる。本来あるべき人と人とのコミュニケーションのカタチが、今のコロナ禍で、失われた価値が戻ってくるように思った。 また、並河さんがいうように、いいことを言うのではなく、いい行動をして、それに参加出来る仕組みを作る。みんなが主語になれる場所や仕組みづくりが本当に大切だと思う。 自分たちで完璧なものを作り上げるより、他者の参加でものづくりに挑戦する方が遥かに時間も手間も体力もかかるものです。でも、今はその手間が必要な気がしてならない。 松倉さんの話に出てくるpeople as mediaは、まさに今の時代にピッタリ。 自分のモチベーションは、自分のために、ではなくて、誰かのために、社会のために。でも、それを偽善という人たちもいる。それでも、箭内道彦さんは、だからこそ、やめるわけにはいかなくなる、と言っている。同じ感覚の人がいると分かって、モチベーションは人それぞれでいいんだと思った。 他にも「異なる意見の間にある問題をちゃんと顕在化し、橋渡しができること」は共感の幅の広さだと箭内道彦さんは言う。その役割なら担えるかもしれない。やっぱり、言葉を武器にする人たちの言葉の威力は計り知れない。私は広告を作る人ではないけれど、言葉と態度、どちらもピタッと重なり合う、そんな仕事を2021年はやり抜きたい。 2021.01.05
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何度も読み返した。広告は本来広く告げて社会をより良くしていくためのもの、というたしかな信念をもって行動している広告マンがいることを知り広告業界に対する考えが180度変わった。感謝。 社会的価値と経済的価値のバランスを考えたコミュニケーションの事例が背景とともにいくつも紹介されてて...
何度も読み返した。広告は本来広く告げて社会をより良くしていくためのもの、というたしかな信念をもって行動している広告マンがいることを知り広告業界に対する考えが180度変わった。感謝。 社会的価値と経済的価値のバランスを考えたコミュニケーションの事例が背景とともにいくつも紹介されてて、広告づくりの手法である情報をポップに伝えることがどんな事業にも活きるんじゃないかなと思った。
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ターゲットによっては、マスコミュニケーションではなく手間暇かけた効率の悪いコミュニケーションの方が届く、ってのに共感した。教育がそうなんだと思う。子供に伝えること、それは一朝一夕で出来るものじゃないと思う。それが書いてあって新鮮だった。
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広告の考え方に共感した。 「広く、告げる」のではなく、「告げて、広げる」。 小さく始めて、大きく育てる。 そんな今の時代にあっていると思う。
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・企業から消費者にメッセージを発信するのではなく、 企業と消費者がともに行動する。 ・ドリームリレー・ムービー 「広告のやりかたを、一般に開放してみる」 ・広告代理店が、代理しない。 個人として考える。 ・並河さんは、企業内コミュニティデザイナー。 場を作る。みんなで考え、...
・企業から消費者にメッセージを発信するのではなく、 企業と消費者がともに行動する。 ・ドリームリレー・ムービー 「広告のやりかたを、一般に開放してみる」 ・広告代理店が、代理しない。 個人として考える。 ・並河さんは、企業内コミュニティデザイナー。 場を作る。みんなで考え、行動する。 ・クライアントが自走できるようにするにはどうすればいいか。そういう視点で考えるとアイデアも変わる。 ・箭内さん。勝手に広告。 ・誰かのために、社会のために、というスイッチが入ると、やめられなくなる。 ・スイッチの見つけ方。 みんなを動かすもの。それは社会的意義だったり。 →ベクトルを作る。 ・異なる意見の間の問題を見つけ、顕在化していく。 広告の技術。 「いや別の見方をすれば」 ・理解し得ぬものへの渇望。 ex)将来、宇宙人が地球に来たとして。 いちばん会話できるのは広告人じゃないか。 おもしろがる技術。 ・広告は、閉塞し停滞したものに活性化するある視点を与えられる。 ex)どぶがわを、canalと呼んでみる。 ・人間の欲望を発見するのが広告の仕事の醍醐味。 生活者の潜在的に持っている願望を、先回りする。 嶋浩一郎。 ex)ゲームセンターに行く老人。 からは世の中のどういう動きが読み取れるか。 ・広告なんて、装置にすぎない。 だから、そこに、個人の主張、おもしろいと思う視点、世の中のためになること、がないと、つまらない。 中村洋基。 ・被災地で、贈与経済。 物資に対して、感謝の言葉。 人手に対して、コーヒー。 ひとりの人間として、なにができるか、 相手がなにを欲しているかを見定める。
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旧来的な広告に対する違和感。 それは僕もずっともっていて、そこから離れたいともずっと思ってた。 作者の並河さんは、自分なりのやり方で、その違和感から抜け出そうとしてる。 彼がやろうとしてることは、「困りごとをコミュニケーションで解決する」ことではあるけれど、それはもはや広告では...
旧来的な広告に対する違和感。 それは僕もずっともっていて、そこから離れたいともずっと思ってた。 作者の並河さんは、自分なりのやり方で、その違和感から抜け出そうとしてる。 彼がやろうとしてることは、「困りごとをコミュニケーションで解決する」ことではあるけれど、それはもはや広告ではない。 彼はその違和感から抜けたかもしれないけど、営利企業はどうやってその違和感から抜け出せばいいんだろう。 今の仕事をどんなに工夫しても、その違和感をぬぐうことはできないような気がしてる。だってどこまでいってもゴールは、きっと売上になってしまうから。 世の中を前進させることや、自分が心から意味があると思えるプロジェクトをたてる以外に、解決することはできないかもしれないな。
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企業としては売り上げを伸ばして組織を成長させていくという目標が目の前にあるけど、一番の根っこんお部分には誰でも自社の商品やサービスを喜んでもらえるとうれしい、人の幸せに役立ちたいという思いがある。
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初めて、広告制作の裏側や当事者の葛藤を知った。多くの人に商品や活動を伝えられる広告の影響は大きい。広告が社会を良い方向に導くことへ大きく寄与することは間違いない。 大量生産、大量消費の構造から生み出された広告。でも、社会の変化によって広告のあり方も変わってくるだろうと、対談で話...
初めて、広告制作の裏側や当事者の葛藤を知った。多くの人に商品や活動を伝えられる広告の影響は大きい。広告が社会を良い方向に導くことへ大きく寄与することは間違いない。 大量生産、大量消費の構造から生み出された広告。でも、社会の変化によって広告のあり方も変わってくるだろうと、対談で話されている。広告の行方に注目したい。
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広告は、コミュニケーション方法のひとつ。 広告に、一体何ができるのか。 ヒントがたくさん入った本でした。
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現役の電通のコピーライターである、並河さんの著書。 「いや、でも、こういう見方をすれば、この商品は実は魅力的なんじゃないか」という、 「いや、こういう別の見方をすれば」思想 って何も広告だけに限らず、人との関わり方、 問題の取り組み方、色んなことに応用できそう。 あんまり...
現役の電通のコピーライターである、並河さんの著書。 「いや、でも、こういう見方をすれば、この商品は実は魅力的なんじゃないか」という、 「いや、こういう別の見方をすれば」思想 って何も広告だけに限らず、人との関わり方、 問題の取り組み方、色んなことに応用できそう。 あんまり、NPOやNGOと、広告、しかも電通なんて 巨大な会社と、一見は結びつかないようでいて、 そこには新たなコミュニケーションの方法や 今後の広告業界のあり方・存在意義が詰まっていると 並河さんは発信続けている。 READYFORもその、課題と人々をつなげる手段として、 もっと広く使ってもらえるような、 触媒となるといいなと思っている。
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