ハウスメーカー22社実際に見てわかった最新本音評価!!ハウスメーカーで「後悔しない家を建てる」技術 の商品レビュー

市村博【著】

2019/01/03

"・営業マンのスキルを見るためには、営業マンの案内を無視した見学をしたときに相手が動揺するかどうか

・訪問したモデルハウスの担当者が自分の担当になるため、
嫌な担当者であればアンケートは書かずに同じHMの別のモデルハウスにいく

・土地を買うときは必ず地盤調査の有無を確認。契約前に地盤調査させること。地盤補強の費用は高い。

・設計士
施主の意見を細かく聞く設計士は良いが、自分の考えを押し付ける設計士はだめ。
予め設計の希望プランを纏める。

・高い見積もりにならないように実際の予算の8割程度の予算を伝える

・契約時に間取りの詳細を決めること。契約後の大幅な間取りの変更は金額も大きく変わる。営業マンの「間取りの詳細は契約後に」は注意。

・総資金リストに家を新築する際のすべての費用が明記されているか。次に各項目の細かな金額が記載された内訳書があるかどうかをチェック。

・「標準仕様」のグレードは何か。実物や写真のサンプルを確認。実際は低グレードの仕様が多いため注意。

・住宅の価格は①材料費②工賃③販管費で構成
①、②はHMの発注単価は決まっている。値引きは③の「粗利率」で決まる。
各HMで決算期が近づいた段階で受注額と粗利率の目標を達成しており、受注頭数が少ない場合は通常月より割引して受注頭数を稼ぐHMがいる。

・３月引き渡しは工期が遅れ職人の質も悪い場合があるため、３月引き渡しは避ける。

・工事着手日
×確認申請が「許可」になってから〇日後に着手し、〇日後に完成→HMの確認申請が遅れるケースもあるため（審査が遅いと言い訳）
〇確認申請提出後〇日後に着手→着手日を明確化

・請負契約約款は契約前に提出させて、変更の覚書を検討
→HM側の都合で引き渡しが遅れた場合は一切の損害を被る内容に。

・契約書は、契約書・請負契約約款・設計図・見積書（詳細な内訳明細）でセット。履行遅延違約金は工事費の0.05%が一般的だが、契約前に明記させること。

・設計
外部仕上げ材料のサンプル確認、サッシやドアの種別・開き方、持ち込み家具の設置場所（入る大きさに設計）、天井の高さ、収納の棚の位置や数量、キッチン洗面台の高さ、照明器具、スイッチ、コンセント、給水・給湯設備、空調・・・これらを家族で細かい点まで話し合う
・最終的に決定した色はサンプルを提出させること

・営業マンに打合せ記録を残させる。記録を取らない営業マンは×

・工事の説明時には工事工程表を提出させること
→第三者チェックでの活用、無理なスケジュールか確認

・竣工検査→P149

・引き渡し時には竣工図一式を請求（変更があった場合の竣工図が反映されているか）、工事担当者が持っている製本された図面のカラーコピーもらう

・インスペクターには契約前の図面チェックや見積もりのチェックから入ってもらう

・外構計画は地縄確認時までに決定する（先送りにすると、駐車場のタイヤが載る位置に水道メーター、室外機が配置されてしまい車が入らない等）"

2018/11/25

大手ハウスメーカーに関しては参考になった。
中堅ハウスメーカーや工務店とかも記述があるとかなり良いかなと思われた。

2018/02/09

新人ハウスメーカー営業(スキル不足)と施主とのやりとり，ハウスメーカー内での打ち合わせ風景をマンガ化し，それに市村氏が解説を加えている。この部分は、非常に面白く、分かりやすい。しかし、肝心の着工以降の過程がマンガ化されず、シナリオ形式になってしまう。この部分は、ぜひ視覚的にマンガで見たい部分だったので、残念だ。