新宿鮫 新装版(2) の商品レビュー
1作目よりもよかった。新宿を舞台としつつも、台湾からの殺し屋とそれを追ってきた刑事とで話のスケールも大きくなり俄然引き込まれた。
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初期シリーズで一番好きな作品 郭という人物を好きにならずにいられない この作品だけ、ある人物の今後が知りたくなる
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毒猿 ★4 面白かった。今までにない程の激しめの戦闘シーンがおおくて面白かった。毒猿こと台湾の殺し屋の無敵感が爽快だった。それが主人公でないってのがこの作品の面白いところなのかもしれない。普通やったら主人公が強くて、、、、みたいな感じになりそうやけど。 けどなんとなく新宿鮫シリー...
毒猿 ★4 面白かった。今までにない程の激しめの戦闘シーンがおおくて面白かった。毒猿こと台湾の殺し屋の無敵感が爽快だった。それが主人公でないってのがこの作品の面白いところなのかもしれない。普通やったら主人公が強くて、、、、みたいな感じになりそうやけど。 けどなんとなく新宿鮫シリーズも狩人シリーズもラストはよく似ている。主人公の相棒的なやつが毎回いて最後暴力団の人ら巻き込んで撃ち合いみたいになって誰か死ぬ。 やっぱ個人的には大沢先生の中やと狩人1作目の「北の狩人」が1番好きです。
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少し「訳アリ」な新宿署の鮫島警部が奮戦する<新宿鮫>シリーズの一冊で、紐解き始めると頁を繰る手が停められなくなり、素早く読了に至った。 本作は、『新宿鮫』の好評を受けて登場した第2作である。が、これも非常に面白いということになり、シリーズが続いて現在に至っている。長期間に亘って創...
少し「訳アリ」な新宿署の鮫島警部が奮戦する<新宿鮫>シリーズの一冊で、紐解き始めると頁を繰る手が停められなくなり、素早く読了に至った。 本作は、『新宿鮫』の好評を受けて登場した第2作である。が、これも非常に面白いということになり、シリーズが続いて現在に至っている。長期間に亘って創られ続ける人気シリーズの道筋を拓いたというような作品と言えるであろう。 多くの部分が鮫島の目線で綴られるのだが、事件関係者等の目線に適宜切り替わることで、物語が立体的に、クールな映像作品のように展開するというのがシリーズ各作品の雰囲気なのだが、本作もそれは変わらない。そして本作は、鮫島の目線で綴られる部分に登場する男、彼らが捜そうとする男、その男と縁が生じた女、その男が追う仇敵という幾つかの目線が効果的に使われ、交錯している感じである。それが非常に好い。 物語は、防犯課(本作発表当時の呼称で、現在は生活安全課と呼ばれている部署)の日常的な業務に勤しむ鮫島の描写から起こる。トルエンの密売の取締り、違法な賭博場の監視の手伝いというような様子が描かれる。 その賭博場の監視の手伝いという時、鮫島や何人かの捜査員が「あの男?何者?」と注目した人物が在った。台湾人のホステスを連れて賭博場から出て来た男は、何か「只者ではない?」という雰囲気を放っていたのだった。 やがて鮫島は、賭博場の件で注目した男を見掛け、件の男と知り合うこととなる。男は台湾からやって来た郭だ。郭は台湾で刑事をしているのだという。 鮫島と郭は語らった。郭は少し長く休暇を取り、訪日して新宿に滞在しているのだということだった。話しの中、郭は重要な件を切り出した。台湾の所謂“黒社会”、犯罪関係の世界で「職業兇手」と呼ばれる「プロの殺し屋」が日本に潜入した可能性が高いというのだ。 郭が気に懸ける「職業兇手」と呼ばれる「プロの殺し屋」は“毒猿”という通称の男である。軍の特殊部隊の元隊員で、様々な武器の扱いに長けているに留まらず、身体能力が高く、テコンドーの達人という恐るべき男であるという。 この“毒猿”に台湾で仕事を頼んだマフィアの大物が裏切り、“毒猿”の愛する者の生命が損なわれたことから、“毒猿”はこのマフィアの大物を仇敵として追っているというのだ。 台湾のマフィアの大物は、交流の在る日本の暴力団を頼みとし、そこで匿われているらしい。郭は、“毒猿”は手段を択ばずに仇敵を探し出すことであろうと言う。そしてその正体は、郭が知る人物なのだという。 この“毒猿”を巡って次々と事件は起こる…そして如何なってしまうのかという物語だ。 本作の登場当時に少し話題でもあった“黒社会”の影が色濃い。そういう中、“毒猿”と縁が生じるのは、中国にも日本にも帰属意識が持ち悪いような、中国残留孤児2世の女だ。「情報提供者」という名目で鮫島に郭が同行する場面も多いが、2人の間には友情、絆のようなモノが育まれ、そういう中で共闘する。更に“毒猿”が仇敵として追う台湾マフィアの大物、それを迎えたことで面倒な事件に関る暴力団の幹部達の姿が在る。 考えてみると、初登場からかなり年月を経ているのだが、そういうことが全然気にならずに夢中になった。本作は今や「古典」と呼んで差し支えないかもしれない。御薦め!!
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今回の主役は殺し屋・毒猿。 いきなりラスボスが現れた?!と思うほどの最強ぶり。 孤独で残酷なのだけど、不思議と人を惹きつける魅力がある。 そんな毒猿に惚れた奈美も巻き込まれていく。 裏切り者の台湾マフィアの葉を追う毒猿。 毒猿を台湾の敏腕刑事・郭とともに追う鮫島。 葉を匿う暴力...
今回の主役は殺し屋・毒猿。 いきなりラスボスが現れた?!と思うほどの最強ぶり。 孤独で残酷なのだけど、不思議と人を惹きつける魅力がある。 そんな毒猿に惚れた奈美も巻き込まれていく。 裏切り者の台湾マフィアの葉を追う毒猿。 毒猿を台湾の敏腕刑事・郭とともに追う鮫島。 葉を匿う暴力団・石和組。 すべてが絡み合い、新宿で最後の決戦へ。 命懸けで己の信念を貫く男たち。 いやーみんなカッコよすぎ! スリル満点どうなっちゃうの~?!とハラハラドキドキしっぱなしだった。 桃井さんも渋いっ。多くを語らないが、鮫島に全幅の信頼を寄せていると態度から伝わってくる。 現実にこんな男たちがいたら惚れちゃうよね。
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新宿鮫2 台湾の殺し屋・毒猿。 強すぎです!! 背後から水中から、目で追うことができないスピード。 あれ?小説読んでるのに変な表現かな? 新宿鮫1の時もそうだけど、完全に脳内で映像化されてます。 描写がリアルすぎて、緊張感と恐怖がハンパない。 今回の鮫島さんはちょっと脇役かなと...
新宿鮫2 台湾の殺し屋・毒猿。 強すぎです!! 背後から水中から、目で追うことができないスピード。 あれ?小説読んでるのに変な表現かな? 新宿鮫1の時もそうだけど、完全に脳内で映像化されてます。 描写がリアルすぎて、緊張感と恐怖がハンパない。 今回の鮫島さんはちょっと脇役かなと思う。 それがまた良いのだけど。 毒猿を裏切った台湾マフィアのボス・葉威。 葉威を追う毒猿。 その毒猿を追う台湾の刑事・郭。 郭と共に毒猿を追う鮫島。 新宿御苑でのラストシーンは一気読み。 そして、毒猿に惹かれて手助けをする奈美。 この奈美の存在がまた哀しさを誘うのです。 そしてそして桃井さん。 鮫島の上司、桃井さんが今回も渋くてカッコ良い。 桃井さんは“まんじゅう”とあだ名されているが、鮫島との信頼関係にグッとくるのです。 「桃井はすでに書類をとりよせてくれていた。 鮫島は桃井に礼をいった。課長席にすわった桃井は、ふだん通りの、もの静かなマンジュウだった。老眼鏡をかけ、新聞をめくり、そっけなく頷いただけだ。」 ヒャー!しびれる~!!
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なんか、解説を読む限り、2巻目のほうが、1巻目より評価が高い様子。 しかし、個人的には、1作目の方が好きでした。 より「ドラマ」感、大作感があったのはこちらですが、なんか、うまくいきすぎな節も多かったし、人情論出すぎでなんか少し鼻につく感じしたし(という文脈で言うとあれだけど、男...
なんか、解説を読む限り、2巻目のほうが、1巻目より評価が高い様子。 しかし、個人的には、1作目の方が好きでした。 より「ドラマ」感、大作感があったのはこちらですが、なんか、うまくいきすぎな節も多かったし、人情論出すぎでなんか少し鼻につく感じしたし(という文脈で言うとあれだけど、男性が好きな感じなのかね、これは)、ちょっとグロ過ぎてなぁ。。仕方ないこととは言え、読んでて気持ちのいいものではなかったよね。 まぁ面白いは面白いのですが。
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学生時代に出会った台湾の友人、 職場で助け合った中国から来た同僚、 みんな底抜けに優しくて真面目で勤勉で 美味しいものをよく知っていて 大切にしてもらった。 大沢作品の中に出てくる中国や台湾の 登場人物はそんな友人をじわっと思い出させてくれる。 台湾からきた殺し屋"...
学生時代に出会った台湾の友人、 職場で助け合った中国から来た同僚、 みんな底抜けに優しくて真面目で勤勉で 美味しいものをよく知っていて 大切にしてもらった。 大沢作品の中に出てくる中国や台湾の 登場人物はそんな友人をじわっと思い出させてくれる。 台湾からきた殺し屋"毒猿"… ほんとぉーにサイコーに格好良かった‼︎ 台湾の殺し屋"毒猿"は自分を裏切り、恋人を殺した台湾マフィアの頭"葉威"を追って日本に潜入する。そして毒猿を追って新宿に来た台湾警察の"郭" 毒猿が"葉威"を追い詰めて行く中で 色々な人間関係が生まれ 駆け引きややりとりが交錯していく。 クライマックスがとにかく凄くて、 新宿御苑での 毒猿と武装した石和組と"葉威"の 戦闘シーンはとにかく強烈! 鮫島と毒猿の対面シーンは 唸りながら読み進めました。 新宿御苑の場面からは 止められなくて最後まで一気読み。 感想がうまく書けなくて もどかしいのだけど…とにかく面白かった‼︎ 星5個じゃ足りません!
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新宿御苑がえらいことに…ハードボイルド…怖いから。 今回は鮫島以上に毒猿のかっこよさと奈美の恋心が切なかった。 各々刑事たちの言葉の端々にお互いを認め合う、思いやるとこも、しみじみ良かった。 やっぱり面白いわ。
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私はとても若い時に新宿鮫1を読んだのだが、その時は大人の味な気がして新宿鮫は敬遠していた。 大沢在昌を新宿鮫以外読破した今、新宿鮫を読んでみることにした。おもしろい。さすが大沢在昌だ。主人公の鮫島は、芯の通ったおっさんでかっこいい。新宿鮫シリーズ、読破だなこりゃ。
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