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すべてわたしがやりました の商品レビュー

3.2

20件のお客様レビュー

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2015/08/29

すべてやたしがやりました…立ち直るかに見えて見事に期待を裏切る。脳の回路が瞬間的に犯罪モードに切り替わるのが冷ややかで怖い。 オパールの涙…評価はこの作品。遂に男の本心を見抜きどこかへ去っていくのがかっこいい。イージー・ライダーみたいな60年代ヒッピー映画のノリで場当たり的な展開...

すべてやたしがやりました…立ち直るかに見えて見事に期待を裏切る。脳の回路が瞬間的に犯罪モードに切り替わるのが冷ややかで怖い。 オパールの涙…評価はこの作品。遂に男の本心を見抜きどこかへ去っていくのがかっこいい。イージー・ライダーみたいな60年代ヒッピー映画のノリで場当たり的な展開が好き。 あたたかい我が家…性犯罪の再犯率は高くないと最近言われているが、この男と娘を同居させるのはあまりに危険。 運命のストーリー…姉の人生がどの時点から邪悪なものへと変貌したのか。それとも最初から邪悪な存在だったのか。この女には底の見えない恐ろしさかある。 ホタルの群れは魔法みたいに…クスリに手を出したからこうなったのか、そもそもクスリに手を出すような人間だったのか、どちらにしても結果は同じだが。

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2015/06/14

女性主人公の日常、会話や家事や付き合いや買物、家族や友達や仕事の中に、盗みや暴力や殺人が紛れている。 共感できる部分と、自分とは異質と思う部分と。書き方のバランスが上手なのでしょう。

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2014/12/11

どの人も救いようがないくらいダメで共感はできないんだけど、読むのはやめられなかった。嫌いじゃない。いや、割と好きだった。

Posted byブクログ

2015/04/01
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※このレビューにはネタバレを含みます

初読み作家さん。期待していたけど、どうも共感できない短編集だった。薄っぺらい考えで犯罪を犯す女性たち。なぜ、こんな安易な思考回路の女性ばかり書くのだろうと思うほどだった。後味悪いなぁ。

Posted byブクログ

2014/11/02

うーん・・・面白くないわけではないけど とにかく救いがない・・・。 しいていえば「オパールの涙」で主人公が目覚めたのは 良かったかな。。

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2014/05/26

この著者の小説は、初めて読みました。 「柚木麻子さん激賞!」と帯に書いてあり、期待していたのですが、、、うーん、なんじゃこりゃ??って感じでした。 文章が稚拙というか、わざとそういった書き方なのかな? …ごめんなさい。

Posted byブクログ

2014/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どの女性ももう・・・どうしようもないなぁ。 それぞれのストーリーの最後にふと冷静になる彼女たち。 でもそれは踏み外した道を振り返り ハッと我に返るものではなく、 一線を突き抜けた結果の落ち着き払った、 もうどーでもいいやと開き直ったやけっぱちな 「冷静さ」という感じ。 短編で、他のストーリーとちょっぴり繋がっています。 その町はあちこちで、そういった犯罪が起きているのかな、慣れっこになってるのかな、 登場人物たちの罪の意識が麻痺しちゃってるみたい。

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2014/05/18

【Entertainment】すべてわたしがやりました/南綾子/20140517(43/217) ◆きっかけ ・日経書評 ◆感想 ・人間関係のトラブルから発生した悲惨な事件を見聞きする度に、一歩間違えば自分も加害者側に堕(お)ちる恐怖をふと感じて、背中がぞわっとすることがある。...

【Entertainment】すべてわたしがやりました/南綾子/20140517(43/217) ◆きっかけ ・日経書評 ◆感想 ・人間関係のトラブルから発生した悲惨な事件を見聞きする度に、一歩間違えば自分も加害者側に堕(お)ちる恐怖をふと感じて、背中がぞわっとすることがある。その度に、日常的生活の繰り返しに時々疑問を感じながらも、結局のところ大過なく安定的に過ごすことができることに感謝をしなければならないとも思い、少しでも道を外れる行為は慎んでいこうと誓う。 ◆引用 ===qte=== (読書日記)作家 柚木麻子(1) 『すべてわたしがやりました』 感情に優劣をつけない 2014/4/2付 人間関係のトラブルから発生した悲惨な事件を見聞きする度に、一歩間違えば自分も加害者側に堕(お)ちる恐怖をふと感じて、背中がぞわっとすることがある。極力人の目にさらさないようにしている己の「恥ずべき」感情が、なにかの拍子で噴き出してとんでもない事態を招いてしまう可能性は、大人なら誰だって否定できないはずだ。  南綾子の最新刊『すべてわたしがやりました』(祥伝社)はその「恥ずべき」感情を緻密な描写でこれでもかと描きながらも、思わぬ方向からボールが飛んできて「あれ、別に隠す必要あるっけ?」と読者にハッと気付きをもたらしてくれるサスペンス短編集だ。  登場人物となる女性はいずれも犯罪者、もしくは犯罪の片棒を担いでいる。例外なくおろかな存在であり、みっともない自己保身に走るうちに状況をどんどん悪化させてしまう。ページをめくるたびに襲う罪悪感と疲労感は、体験型アトラクションの様相だ。  しかし、何も解決はしないながらも、トンネルをくぐり抜けたヒロイン達は「恥ずべき感情」を「当たり前の感情」として捉えるようになる。この奇妙な爽快感はやみつきになること請け合いだ。危ういバランスの中で生き延びている我々にとって、わき上がる幾多の感情に決して優劣をつけない南綾子は、信頼できる書き手だと思うのだ。 ===unqte===

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2014/04/11

まず一言、不快で仕方がなかった。 タイトルに惹かれて購入したが、中身を読んでみると、どうしようもない程に救い様のない男女がただただ犯罪を重ねていく物語。 かと言って最初から最後まで登場人物に気付きや学びが生まれることはなかった。 作者はどのような人物なのだろうか、そればかりが気...

まず一言、不快で仕方がなかった。 タイトルに惹かれて購入したが、中身を読んでみると、どうしようもない程に救い様のない男女がただただ犯罪を重ねていく物語。 かと言って最初から最後まで登場人物に気付きや学びが生まれることはなかった。 作者はどのような人物なのだろうか、そればかりが気になった。 そこで作者のブログを読んでみる。 「登場人物の誰にも感情移入できなくて書くのが非常に大変でした。」 作り手が感情を入れないで描いた人物に読者は魅力を感じるのだろうか、、と疑問。 犯罪に至るまでの心境変化が詳しく描かれているのならまだ読み甲斐もあるが、全ての言動が唐突で同情心さえ生まれない。 「絶望しながら貪欲に生きる」 ある意味貪欲には生きているのかもしれないが、自身の責任を全うすることさえ出来ない様な人が、この世の中に絶望などしないでいただきたいと思う。 どの登場人物も不幸な生い立ちという設定になっているが、それが理由に許される罪など何一つもないのに。 ただ、道徳心を完全に捨て切って(若しくは完全に割り切る。)読んでしまえばなかなか面白い作品だと思う。 切り替わりも素早く、飽きが来ない。 読まなければ良かった、と後悔しながらもどんどん頁をめくっている自分がいる。 漫画を読んでいるような感じ。 しかしとてもでないけれど、他人にお勧めすることは出来ない。 ある意味衝撃的な作品だった。

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2014/04/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なぜか、表紙のイラストが怖いと思ってしまった。登場人物のほぼ全員がクズという短編集。読んでるとイライラするくらいダメンズやクズみたいな女ばかり。男と女の騙し合い。救いようがない。

Posted byブクログ