さくらコンタクト route A 小河桃子 の商品レビュー

七月隆文(著者),三嶋くろね

2018/06/26

桜伝説を成功させたため、モテ期に入った主人公。
そんな彼の幼馴染が、ある日突然未来予知に目覚めて
4日後に自分が死ぬ、と言う。

死ぬのを回避するため、一緒にいる事にする。
何故死ぬ事になるのかを考える。
という一連作業に行くまで、幼馴染との日常。
ライトノベルや男の子があこがれる『幼馴染』が
ここにいますｗ
若干面倒なのが、よくある朝起こしですが
暴力を振られているわけでも、妙な言いがかりで
嫌な感じになるわけでもないので、これもよしｗ

幼馴染が死なないように～と行動を共にするわけですが
まさかまさかの、すごい回数。
死なないといけないのか？！　とか思っていたら
幼馴染の驚きの落ち。
そりゃ言いたくない、と頷くものはありますが
だったら最初から気持ちを言えば…とか思わなくも。

という話の内容とは別に、桜怖いな～と。
素敵な恋人ができる、のはともかくとして
それって桜が認めた相手じゃないとダメという事？？
ある種、呪いのような気がしますけど…。

2015/07/10

世話焼き幼なじみ＆未来予知という要素がうまく噛み合って、面白い物語となった。朝起こしにくるテンプレな幼なじみは主人公のことが好きで、裏で努力している姿や主人公への隠しきれない気持ちに好感をもてたし、緩急をつけて進んでいく物語も好印象。テーマを絞ってありながら飽きさせず、最後まで面白く読めた。主人公やその親友がオタクだったりと親和性が高いのも好感を抱いた理由かも。作者の一般小説も読みたくなった。