オバさんになっても抱きしめたい の商品レビュー
アラサー対バブル女のジェネレーションバトル。バブル女の私が読んでもバブル女に共感できず、なんだかイライラしてしまいました。バブル世代には社内にお局様の存在があって、これがたいそう面倒臭くてイヤな存在だったわけで。それが作者の年齢と重なるからなのか、自分のことを棚に上げて!と思って...
アラサー対バブル女のジェネレーションバトル。バブル女の私が読んでもバブル女に共感できず、なんだかイライラしてしまいました。バブル世代には社内にお局様の存在があって、これがたいそう面倒臭くてイヤな存在だったわけで。それが作者の年齢と重なるからなのか、自分のことを棚に上げて!と思ってしまうのが作者の思うつぼだったりするのかな。
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ゆとりアラサー女とバブル女。ゆとりアラサー女と年齢が近い身としてはバブル女の性格は本当に無理。実際、バブル世代の女性と仕事をしたりしたがやはり、感覚が違うのでゆとりアラサー女の方に同情する。読むのが結構、きつい作品だった。
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+++ ビートルズと一人旅を愛する地味系OL・美結(28)にとって、バブルを引きずるお局主任・里佳子(45)は目の上のたんこぶ。能天気なお嬢様で物欲の塊、すぐ「私が若い頃は~」と説教してくるのだ。時代が良かっただけでしょ!我々若者はバブルの犠牲者なのよ!大っ嫌いなのについ見ちゃう...
+++ ビートルズと一人旅を愛する地味系OL・美結(28)にとって、バブルを引きずるお局主任・里佳子(45)は目の上のたんこぶ。能天気なお嬢様で物欲の塊、すぐ「私が若い頃は~」と説教してくるのだ。時代が良かっただけでしょ!我々若者はバブルの犠牲者なのよ!大っ嫌いなのについ見ちゃう。どうして気になっちゃうんだろう?バブル女がムカつくのは、私ができないことを軽々やってのけるからかもしれない。あの女にイライラするのはどうして?ジェネレーション・バトルを描いた痛快長編! +++ どちらの世代からもずれてはいるが、どちらの言い分もわかる気がする。そして、どんな時代に生きて、どんな価値観のなかで育ったとしても、その場その場の悩みは尽きないものなのだ、というのが実感である。彼女たちを見ていても、どちらの世代もそれなりにしあわせそうで、抱きしめたくなってしまうのである。あしたからの毎日ががらりと変わることはなくとも、自分の視線の角度が少し変わることで、多少なりとも景色が明るく変わればいいな、と思わされる一冊である。
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