常識から疑え!山川日本史 近現代史編(下) の商品レビュー
憲政史家の倉山満が、既存の教科書の代表である山川教科書について、その内容を検証し、かつ新しい価値観を提示する一冊。 倉山の本を読んでる人にはおなじみの言説が多かったものの、改めて既存の「アカ」でさえない教科書が 無意味なものかということを再確認した。
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第二次大戦を理解するにはソ連の動きを把握することが大事ということがよくわかりました。 ソ連がわかればアメリカの動きもかなり了解可能になりました。 それにしても戦争中の日本軍の動きはやっぱり意味不明^^; あと、歴史学の基本。 「有名な事件の一次資料をていねいに読む」 これが一番大事ですね。なのになぜこんな不思議ちゃんな教科書が出来上がるのかというと・・・奥歯にものの挟まった書き方で読み手に大いなる誤解をさせてしまうのが原因なんだと思います(これはこの本を読む前から思ってましたが)。 倉山氏が「山川教科書をよくするには本文を消して図と資料に徹したらいい」と皮肉たっぷりに書かれてましたが、文章なくなったらもはや教科書ではないやんかw でも確か、山川が出している資料集ってかなりよかったような気が。資料集は使えるってことなんですね★
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とりあえず、勉強する意欲は湧いてきます。ただ、さすがにここまでは教科書に書けません。外国を刺激しますから。
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最初の某政治家への批判が余計だと感じたが、上巻と同じく近現代史の背景等が明確になる。受験のための知識が必要なのは否定しないが、この知識をベースに(日本史の)学者になっていくのかと思うと、残念だと思う。
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