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1985年のクラッシュ・ギャルズ の商品レビュー

4.8

9件のお客様レビュー

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2019/01/04

著者の柳澤健さんが自ら「最高傑作」とおっしゃるだけのことはある作品。ライオネス飛鳥と長与千種とで結成された女子プロレスのコンビ・クラッシュギャルズの評伝。これもまた人間世界のあらゆるドラマが織り込まれた女子プロレスの青春記。女子プロに関心がない人でも読めば必ず引き込まれると思う。...

著者の柳澤健さんが自ら「最高傑作」とおっしゃるだけのことはある作品。ライオネス飛鳥と長与千種とで結成された女子プロレスのコンビ・クラッシュギャルズの評伝。これもまた人間世界のあらゆるドラマが織り込まれた女子プロレスの青春記。女子プロに関心がない人でも読めば必ず引き込まれると思う。 ちょっと時間がないので、またヒマな時に詳細を必ずや書き足します。

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2018/10/12

キンドルのセールで購入(200円弱)。 クラッシュギャルズの時代と絡めた時代考察かと思いきや、クラッシュギャルズそのものについての考察だった。 世代的にはドンピシャだが、女子プロは見ていて涙が出てきてしまうので、あまり見ていなかった。ここに書けなかったことも多いだろうが、それ...

キンドルのセールで購入(200円弱)。 クラッシュギャルズの時代と絡めた時代考察かと思いきや、クラッシュギャルズそのものについての考察だった。 世代的にはドンピシャだが、女子プロは見ていて涙が出てきてしまうので、あまり見ていなかった。ここに書けなかったことも多いだろうが、それでも十分に面白く、まだまだ読み足りないという印象を受けた。

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2018/02/07

最後まで著者を勘違いしてました。やられた。 クラッシュギャルズは世代的には少々当たってるのだけど、全くはまれなかったので、ハマってた人達の心境が面白い。 そして女子プロの過酷さはもはや感動モノ。

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2017/01/26
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※このレビューにはネタバレを含みます

 冒頭を読み始めたら最後まで読むのを途中でやめられないほど面白く、読むのが遅いオレには滅多に無い読書体験だった。クラッシュ・ギャルズに全く思いいれもないしそれほど興味もなかったのだけど、それでも大変おもしろくてぐいぐい引き込まれた。普遍的なものがたくさん描かれているからだろう。間違いなく名著である。中でも中高生の女子がかっこいい同姓に惹かれる理由が語られているのが面白かった。全日本女子プロレスの経営のいい面と悪い面も面白い。  長与千種の方が圧倒的に人気があったことも初めて知った。彼女の天才性が周りをざわつかせている感じや、ファンが彼女の計算高さを知っていても熱狂するのも面白かった。改めてあの時代にきちんと見ておけばもっと面白かったのだろうともったいない気持ちになった。

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2017/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2014(底本11)年刊。本書は1980年代半ば一世を風靡した女子レスラー、クラッシュ・ギャルズ/長与千種とライオネス飛鳥の評伝。が、そこに彼女らのファンが高じてプロレスライターになった伊藤雅奈子氏の視点が加わることで、読者としては同時代感が付与される。自分の物語として読めるような本書の仕掛けは上手い。私自身は伊藤氏より少し上の世代。また、当時でも、彼女らが歌も歌うアイドル・レスラー程度の知識はあったし、それより前のプロレスブームもあって、巧妙な演出下で行われる興行がプロレスだ、程度の知識は持っていた。 ゆえに、彼女らに嵌ることはなかったものの、会場を埋め尽くす女の子たちの黄色い歓声が、従前のプロレス(特に男)とはだいぶ違うなぁとの感はあった。が、彼女らもアスリートながら、集客力を要するプロ。アスリートとしては恵まれなかった長与と、「プロ」としては長与に見劣りした飛鳥とが、各々の立ち位置を探し続ける相克物語としてみれば、多くの類似の物語を探せるし、彼女らに感情移入し得るはず。加え、80年代と10年代の断絶を雄弁に語る11章以降が秀逸。

Posted byブクログ

2014/12/07

見てたんだよねー。小学生の時、母と一緒に。女子プロレス。 華奢な千草とボーイッシュな飛鳥と、そして極悪同盟の皆様。。 本著では、当時見えなかった舞台裏をもう一人の少女の物語も絡めながら進行していく。その絡め方が秀逸で、アラフォーの読み手は昭和のあの頃を思い遠い目。時代は変わった...

見てたんだよねー。小学生の時、母と一緒に。女子プロレス。 華奢な千草とボーイッシュな飛鳥と、そして極悪同盟の皆様。。 本著では、当時見えなかった舞台裏をもう一人の少女の物語も絡めながら進行していく。その絡め方が秀逸で、アラフォーの読み手は昭和のあの頃を思い遠い目。時代は変わった。 時を同じくして見たYouTubeダンプ松本のルポも同時視聴オススメ。

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2014/09/10

【3月22日、長与千種がリングに復活する!】日本中を興奮の坩堝にまきこんだ長与千種とライオネス飛鳥。そして彼女らに涙した全ての少女たち。あのときとそれから。真実の物語!

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2014/03/30

クラッシュ・ギャルズという名前は知っていてもどんな二人なのかは知らない。彼女たちの全盛期に生まれ落ちた僕が楽しめるのかという疑問はすぐに払拭された。 長与千種とライオネス飛鳥の幼少期から女子プロに入っていくまで、そこからの葛藤と戦い。時代を作った二人と他の女子プロレスラーとの関係...

クラッシュ・ギャルズという名前は知っていてもどんな二人なのかは知らない。彼女たちの全盛期に生まれ落ちた僕が楽しめるのかという疑問はすぐに払拭された。 長与千種とライオネス飛鳥の幼少期から女子プロに入っていくまで、そこからの葛藤と戦い。時代を作った二人と他の女子プロレスラーとの関係や全女という組織、そして時代が変わっていく中でもがきながら輝いたこの二人を時系列で追いかけながら、彼女たちのファンであったひとりの少女(のちに編集者になる)をもうひとつの視点として入れていることでクラッシュ・ギャルズという存在をさらに浮かび上がられている。 読んでいて栄枯盛衰というしかないのか。彼女たち、いわゆるレジェンドが復活しその輝きに勝てる後輩がいない、新人がいないという時にその歴史はどうやっても終わっていくという宿命からは逃れらない。 これは春日太一著『あかんやつら』とも共通している。東映京都撮影所の始まりから今に至るまでを書いている作品もどうように栄枯盛衰を描いていた。時代という大きな流れの中で以前のように立ち行かなくなっていく、そして新人を育てる事ができない、あるいは時代の変化によって新人そのものがいない。 大きな物語の終焉はどこか似ている、それはこの日本の戦後体制の終焉と共にいびつな変化をつげる時代の中で既存のシステムが崩壊している事と直結しているのだろう。 読み物として知らなくても楽しめる。そして時代というか光り輝くものの終焉とは一気にではなく絡み合った要素によって次第に輝きを奪っていくものなのだろう。

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2014/03/22

一気読み。女子プロレスはブル様が金網の上からギロチン放った頃から見てたと思うのですが、天才、という言葉を後の流れを見ても納得できる。 もっと早く読めばよかった。

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