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どうぶつの国(14) の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/02/12

クライマックスに向けてどんどん熱くなってきて、ラストシーンも感動的で良かった。言うことなし。…なんだけど、”クローンという設定が本当に必要だったの?”っていう気持ちは結局拭えずじまい。少年漫画的勧善懲悪のための仮想敵としては、まあ仕方がないのかもしれないけど、何か違和感を感じ続け...

クライマックスに向けてどんどん熱くなってきて、ラストシーンも感動的で良かった。言うことなし。…なんだけど、”クローンという設定が本当に必要だったの?”っていう気持ちは結局拭えずじまい。少年漫画的勧善懲悪のための仮想敵としては、まあ仕方がないのかもしれないけど、何か違和感を感じ続けた次第で。

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2019/03/10

シリーズ最終巻。 イレインに突如ギラーが襲いかかり、彼女のソーマを奪い返して、みずからの野望を果たそうとします。キメラたちとの合成をくり返して巨大化するギラーに対して、タロウザは地球上のあらゆる動物たちの意識をつなぎ、彼を止めようとします。 どんどん物語が大きくなっていくこと...

シリーズ最終巻。 イレインに突如ギラーが襲いかかり、彼女のソーマを奪い返して、みずからの野望を果たそうとします。キメラたちとの合成をくり返して巨大化するギラーに対して、タロウザは地球上のあらゆる動物たちの意識をつなぎ、彼を止めようとします。 どんどん物語が大きくなっていくことに、途中すこし戸惑ってしまったこともあったのですが、振り返ってみればストーリー・ラインにブレがなく、完成度の高い作品だったように思います。 で、けっきょくタロウザは、カプリとリエムのどちらとくっついたんですかね。

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2015/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全巻通しての評価。★3.5といったところか。 前半は楽しく面白い中に重いテーマを掲げて、次々と楽しみな展開が訪れていた。しかしラスト数巻はただのインフレバトル漫画になってしまい、とてもとても残念だった。 そもそも細かい理屈を考えれば、理想の「どうぶつの国」は一時的に築けても、将来的には破綻して然るべきものなのだから。でもそういう細かいことは抜きで、何かあったら超科学と超神秘な「星の意志」でどうにかしますぅな前提で楽しむ漫画なのだから、「弱肉強食はもうイヤだー!うわーん!みんな仲良くー!!」ってのだけを突き詰めてれば良かったのに。変にジャンプ的バトル展開にしないでさ。 後は細かい疑問点も多かった。謎の鹿、クオウ生きてたならもうちょっとどうにかしろよ問題、ギラーだけなんで赤ちゃんで連れてこないていうか他はなぜ赤ちゃんで連れてきて放置した、奇跡の子の役割の曖昧さ、ゼリダ病等々。無駄にバトルしなければもっと丁寧に説明できたと思うんだが。 最終話におけるタロウザ・リエム・カプリ・ジュウの関係性も描いてほしかった。特にジュウのその後が無いのは問題。 しかしまぁ、テーマとしては面白くて重くて厳しいとこに踏み込んでいた漫画なので、そこに挑戦した一つの形としてはとても評価できる。動物のキャラや造形もヘンテコで面白かった。

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2014/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

12~14読み終わり とりあえず、最後にかけての戦いのインフレっぷりに驚いた。 強く叫んで訴えかければ一致団結してすぐに考えを変える動物たちの単純さはそれでいいのかな… クオウが急に現れて愛するヒト復活のため全て犠牲にていたが、奇跡の子供をこの時代に連れてきたってゆうのは何だったんだろうかとよくわからなかった。イレインが死ぬ前に奇跡の子供を連れてきたけど、イレイン死んでそっちに考え向かなくなってしまったってことなのか? イレインの形を模した心もあるキメラをそのままイレインとして愛せるクオウの壊れっぷりが怖いけど、周りが受け入れてるのはなぜなのか。 イレインの体は作ってくれたクオウを愛しているけど心は別人でって、設定難しすぎてどんな感情で動いてるのかわからなかった。イレインの遺伝子が入ってるとはいえ、イレインの魂的なのが出てきてるからイレインではないわけだし クオウが殺されたときの反応のなさはページ数の問題なのかな、重要人物のはずがなんだか可哀想。 まあでもこの辺のことはこのマンガの大きなテーマとはそんな関係ないのかな… でも最終的に言葉だけじゃなく思いも伝えられる力で科学技術によって全世界の動物に一斉に伝えてタロウザの言っていたことが実現できたってゆうのは、最後に魔法使われて解決みたいで、どうなるのか期待していただけになんとも言えないモヤモヤ感が残った。

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2014/06/04

この漫画には、多くの事を教わり、考えさせられた 弱肉強食とは? 人間は地球に必要なのか? 善と悪の境界線、生と死の意味 これもまた、道徳の授業で中高生に読ませ、自分だけの視点、意見、それからの生き方の指針を構築するモノを作るのに最適な、少年漫画である ハッキリ言って、全巻通じて、...

この漫画には、多くの事を教わり、考えさせられた 弱肉強食とは? 人間は地球に必要なのか? 善と悪の境界線、生と死の意味 これもまた、道徳の授業で中高生に読ませ、自分だけの視点、意見、それからの生き方の指針を構築するモノを作るのに最適な、少年漫画である ハッキリ言って、全巻通じて、内容に残酷な部分はある だが、この社会、いや、世界は自分にとって優しさだけを与えてくれない、と思い知らねば、子供はいざって時に動けない甘ったれになってしまう 世界を成り立たせている、明と暗をどちらも知らなければならない そのタイミングは、やはり、私は中学生ないしは高校生だと考える 自分を含めた人間が、どんな存在であり、世界の中で、どのような役目を担っているか、を考え、悩み、足掻く事は必ず、大きな財産になる ぶっちゃけ、そのキッカケはどんな漫画でも構わないと思ってるが、どうせなら、自分が世界の中心と思っているような子供の鼻っ柱をヘシ折れるだけの一発を持ってる、この『どうぶつの国』を教科書にすべきだろう そんで、大事な事を一つ この漫画で、雷句先生は師匠の藤田和日郎先生と、少年漫画家として、ハンデなし、互角に殴り合えるようになった、と一ファンとして直感した

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2014/05/05

終盤ダメダメ。話を広げすぎた。何故食べなくてはいけないのか、の話あたりで収束させておくべきだったかと。

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2014/03/23

いろいろ不満は残るけれど,雷句誠が読めて良かった. 確かにもう殺すしかない気はするけど,それでいいのだろうか. それにしてもジュウは最後どうなったんだ……

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2014/03/11

前巻あたりの突然のバトルインフレ&クオウの恋物語とか本当にどうでも良すぎて「あ、これラスボス倒して愛を叫んで終わるのか」と絶望しかかっていましたが、ラストは「そこが落とし所かー!」と、いい意味で驚かされました。 「捕食する側とされる側、この関係を解消する答えがあるのか?」みたい...

前巻あたりの突然のバトルインフレ&クオウの恋物語とか本当にどうでも良すぎて「あ、これラスボス倒して愛を叫んで終わるのか」と絶望しかかっていましたが、ラストは「そこが落とし所かー!」と、いい意味で驚かされました。 「捕食する側とされる側、この関係を解消する答えがあるのか?」みたいな所が本筋かと思っていましたが、結局は「生きる」ことのほうが大きなテーマだった。殺す側にやむをえない事情があったとしたら、そのまま殺されることを受け入れられるのかい?その事情というのが「捕食」だったという話。 そこで、色々ファンタジーな要素を絡めながら「肉食動物が肉を食わなくても生きることができる」という状況まで作れた。さてどうする?と。そこから最終決戦に突入したんですが、これが唐突にガッシュ長編シリーズになるw 巨大モンスターや魔法紛いの科学力がぶつかりあう超展開。 最終決戦に至っては、主人公達が必至にかき集めた戦闘リソースを遥かに超えるバトルが展開。キメラ対ビーム攻撃。ケミカルフィーバー!ダセエ!(でもちょっと好き) かし、本当の最終決戦でようやく本筋に戻ってきた。先の戦いがクリア・ノート戦だとすると、こっちはブラゴ戦。生物の悪徳を説く悪役に対し、主人公タロウザの反論が痛烈。これ、「動物の世界」の話じゃなくて「戯画化した人間世界」の話だったのかもしれませんね。 まぁやはり、キメラ云々はいらんだろって所はありましたし(動物同士が力をあわせて立ち向かうあたりは良かったですが)、どちらかというと「ヒトの子供同士の相克」を見たかったなーというのはありますが。カプリ完全にいらんこだったし…まぁ結果オーライで!

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2014/03/08

素晴らしい。見事描き切ったと思う これほどメッセージ性の強い作品は最近じゃほとんど見ない。ストーリーやキャラクターが面白い作品はたくさんあるけど、この作品は作者の想いを「伝える」ための作品だったのだと思う。それはまさにタロウザが言葉を伝えるために命を賭けた姿に重なる 正直ここ...

素晴らしい。見事描き切ったと思う これほどメッセージ性の強い作品は最近じゃほとんど見ない。ストーリーやキャラクターが面白い作品はたくさんあるけど、この作品は作者の想いを「伝える」ための作品だったのだと思う。それはまさにタロウザが言葉を伝えるために命を賭けた姿に重なる 正直ここでは語り尽くせないほどこの作品にはたくさんの想いが込められていると思う。全ての動物の幸せを願ったタロウザの苦しみと悲しみ、強者が弱者を食らう世界の理不尽、誰にも伝わらない想い、そして言葉の力…… 「弱肉強食」という非常に難しいテーマを、漫画を通して正面から描き切った作者の根性には感服。もちろん完璧ではなかった。綺麗事だなと思うこともあった。それでも私はこの作者の描く物語が大好きだ。仲間と想いを何より尊び、それを踏みにじる「悪」をけして許さない。それは「金色のガッシュ」でも、今作「どうぶつの国」でも、雷句誠の描く物語の根本は何も変わっていなかった 正直あまり知名度は高くないし、好みの分かれる作品だと思う。でもできればたくさんの人に読んで欲しい。少なくとも私の中ではとても大切な作品になった。 最終回、本当にお疲れ様でした! 素晴らしい作品をありがとうございます!!

Posted byブクログ