ビアズリー怪奇幻想名品集 の商品レビュー
ビアズリーと言えば「サロメ」の挿絵で有名。本書は作品の変遷を追いながら簡単に彼の生涯をも繙く。余白を活かした大胆な構図、力強い描線、緻密な描き込みは、モノトーンでありながら、極彩色にも感じられる豊かな表現に目を奪われます。初期の頃と円熟期の作品を見比べてみるとその変化がとても面白...
ビアズリーと言えば「サロメ」の挿絵で有名。本書は作品の変遷を追いながら簡単に彼の生涯をも繙く。余白を活かした大胆な構図、力強い描線、緻密な描き込みは、モノトーンでありながら、極彩色にも感じられる豊かな表現に目を奪われます。初期の頃と円熟期の作品を見比べてみるとその変化がとても面白い。ビアズリーは25歳という若さで亡くなってしまいますが、その後も彼が生きていたらどんな作風に変化していったのか、興味が尽きません。
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ビアズリー三冊目。 二冊目に比べると少し薄い。とはいえ、有名どころは抑えているので、見ごたえはある。
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サロメの絵が好きなので借りてみた。緻密な線で描かれる絵はなんとも淫靡。25歳で亡くなったとしってとてもさみしい気持ちに。
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ビアズリーについて、サロメの挿絵を描いてワイルドのスキャンダルに巻き込まれた人、というぐらいの知識しかなかったのですが、25歳で亡くなったんですね。肺結核だったのだとか。 ポープの物語詩「髪盗み」のために描いた挿絵は本書で初めて見ました。サロメの挿絵とは違って、たくさんの線と点で...
ビアズリーについて、サロメの挿絵を描いてワイルドのスキャンダルに巻き込まれた人、というぐらいの知識しかなかったのですが、25歳で亡くなったんですね。肺結核だったのだとか。 ポープの物語詩「髪盗み」のために描いた挿絵は本書で初めて見ました。サロメの挿絵とは違って、たくさんの線と点で描き込まれていて、本を真顔で覗き込んでしまいました。「リューシストラテー」の挿絵は思わず笑ってしまうくらい下品。 もっともっと見たかったなぁって、無責任に、そんな感想。初めてサロメの文庫を読んでその挿絵に魅了された日を思い出しました。
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イギリス美術の1890年代はビアズリーの時代だった。 25歳で死んでしまった、短い生涯。 この絵はよく見かける。
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