山之口獏 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
たまたま書店で見かけて購入した。 子どもの読者を想定した本だが、子どもにとっての名詩ということは、大人が読んでも当然、名作だということになるのではないかと思った。 1つの詩と、続けてその作品の解説で構成されている。いろんな意見があるかもしれないが、このように、それぞれの詩作品とその解説がセットになっている詩集の方が、理解が深まるし、読みやすいと個人的には感じる。 山之口獏さんの作品は、「妹へおくる手紙」以外には寡聞にしてあまり知らなかったが、他にも兄弟や娘について書かれたもの、自分自身を書いたものなど、身近で分かりやすいけれど深みのある作品が多い詩人だと感じた。 獏さんの詩には、一見して理解しやすいと思って読んでいると、最後の数行であれっと思わせるような展開が待っているようなことが多かった。 独特の感性で世界を見て取り、見たイメージを抽象度の高い言葉で表現するような詩人もいるものと思う。どちらがどう優れているというものでももちろんないが、本書の獏さんの作品は、一般の人と同じように出発していながら、実は、少し異なる、あるいは深い観察に基づいた表現をしているように思われた。 解説にあるように、身を削るような推敲に推敲を重ねて作り出された詩であるということだが、読み手からすると一切、その推敲の形跡はみえないと言っていいのではないだろうか。一見平易ながら、実は表現を選びに選び抜いているところに、獏さんの詩人としてのすごみを感じる。
Posted by
とにかく結婚したい、誰でもいいから誰かと結婚したい。 そうしたら生きていたくなるから。 私と同じようなこと言ってるな。 むしろ私より直接的に、誰でもいいから結婚したいと言い切ってる。 そして結婚した後は本当に生きていくために頑張ってて。 お金がとても苦しくても、妻と子どもとの生活...
とにかく結婚したい、誰でもいいから誰かと結婚したい。 そうしたら生きていたくなるから。 私と同じようなこと言ってるな。 むしろ私より直接的に、誰でもいいから結婚したいと言い切ってる。 そして結婚した後は本当に生きていくために頑張ってて。 お金がとても苦しくても、妻と子どもとの生活を大切にしていて。 結婚出来て本当に良かったですね。
Posted by
- 1