トヨタ生産方式の原点 の商品レビュー
自動化と自働化の違い。 勝手に動くことは、自動化。 自ら働くことが、自働化。 働くとは、金を産むこと。 金にならないものを作ることは、悪。 従い、不調なら勝手に止まる。 これができることが、自働化。 アメリカの生産性は当時日本の10倍だった。 10倍にするには、抜本的な変革...
自動化と自働化の違い。 勝手に動くことは、自動化。 自ら働くことが、自働化。 働くとは、金を産むこと。 金にならないものを作ることは、悪。 従い、不調なら勝手に止まる。 これができることが、自働化。 アメリカの生産性は当時日本の10倍だった。 10倍にするには、抜本的な変革が求められる。 そこで、生み出された、後工程からとりにいく、 という考えかた。 これはこれですごいと思うが、 いつまでも、現場力ではやはり日本に未来はない。
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余力がある作業者やラインは、放っておくと前へ進む=作りすぎる。無駄が隠れてしまう。 朝令暮改をためらわない。 管理者監督者の説得が一番難しい。 大きなメリットがあるものは、大きなデメリットが口を開けて待っている。 売れるものを売れるだけ作る。作りすぎない。 機会損失を悔やまない。儲け損ないは損ではない。逃がした魚は大きく見えるが、そうとは限らない。 監督者は、仕事を監督する。作業を監督するのではない。頑張って忙しそうにしていても仕事は終わらない。 機械を増やすと稼働率が上がるまで高いものにつく。機械を増やさないと残業分高くなる。 農耕民族は在庫が好き。貯蔵技術と在庫管理が得意。 生産量を減らしても、生産性は上げられる。モーターの回転数を下げれば電気代も下がる。 豆腐屋さんが朝家まで売りに来るのは、一見便利なようで不経済な生活様式。できたから使うところへ持って行く、一見親切なようだが不経済になる。
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まさに本のタイトル通りトヨタ生産方式の原点について述べられた本。自働化、ジャストインタイムなどの細かなメソッドや実践例ではなく、それが生まれた背景やどのように浸透させていったかに重きが置かれている。著者は、トヨタ生産方式は豊田英二会長や斎藤尚一相談役、そしてそれらを実際に実践して...
まさに本のタイトル通りトヨタ生産方式の原点について述べられた本。自働化、ジャストインタイムなどの細かなメソッドや実践例ではなく、それが生まれた背景やどのように浸透させていったかに重きが置かれている。著者は、トヨタ生産方式は豊田英二会長や斎藤尚一相談役、そしてそれらを実際に実践して作り上げた現場の方々の奮闘の賜物だと謙遜しているが、その時点ではまだ世界の誰もがやってない未知の方法を提案し、主体となって推進した点でやはり大野氏が生みの親であると思う。 戦後、昭和20〜30年代のトヨタや自動車業界、外国との生産性の違いなどの記述もあり興味深い。非常に勉強になる本であるが、一点残念なのは著者の口語的に書かれている関係で、「〜〜せにゃいかん」というような言い回しが多く多少読みにくい部分はマイナスであった。体裁の話で内容的には素晴らしい。 「売れる物を、売れるだけ、売れるときに」且つ「できるだけ安く」つくる方法がトヨタ生産方式であり、このできるだけ安くの順番が大切であるなどは今回初めて知った。一般的にいわれる錯覚についても示唆が多く、量産で安くなる錯覚というのは特に参考になった。
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トヨタ生産 錯覚 日常の錯覚 効率的な作業とは ボール盤で手作業30秒よりも機械で5分のほうが早い 算術計算 売上原価利益 知恵は困らねば出てこん 減産でも生産性を上げる 常識と違うこと、戸惑った 考えろ、困れというメッセージ 原価知識でなく原価意識 非常に示唆の多い本。言葉も...
トヨタ生産 錯覚 日常の錯覚 効率的な作業とは ボール盤で手作業30秒よりも機械で5分のほうが早い 算術計算 売上原価利益 知恵は困らねば出てこん 減産でも生産性を上げる 常識と違うこと、戸惑った 考えろ、困れというメッセージ 原価知識でなく原価意識 非常に示唆の多い本。言葉も分かりやすい。
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目の錯覚は、見方を変えれば錯覚でなくなる。仕事も同じ。 人間というのは、困るというと、知恵を出す。いかに困らせるかが大事。ただし部下だけ困らせてはダメ。自身も一緒になって困り果て、どうすればいいか考えること。部下との知恵比べ、その精神が大事。 新しい機械がないと改善ができない...
目の錯覚は、見方を変えれば錯覚でなくなる。仕事も同じ。 人間というのは、困るというと、知恵を出す。いかに困らせるかが大事。ただし部下だけ困らせてはダメ。自身も一緒になって困り果て、どうすればいいか考えること。部下との知恵比べ、その精神が大事。 新しい機械がないと改善ができないという奴に限って、どんな機械を与えても改善なんてできない。 現場が100人欲しいと言えば、10人やればいい。すると現場はなんとかやり繰りを考えるもの。
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含蓄に富んだ言葉の数々。システム運用の観点からも参考になる。IT の世界はまだまだこのレベルには行っていないなぁ。
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