皇国の守護者(4) の商品レビュー
奇襲、野戦の指揮官として頭角を現してきた新城でしたが、彼を快く思わない五将家・守原により、殿軍さらには撤退途中の要塞司令官と籠城防衛を命じられます。 またしても圧倒的に不利な状況の中でわずかな勝機を見いだしますが、彼我の物量の差は明白です。 2日間の攻防戦では双方に甚大な被害...
奇襲、野戦の指揮官として頭角を現してきた新城でしたが、彼を快く思わない五将家・守原により、殿軍さらには撤退途中の要塞司令官と籠城防衛を命じられます。 またしても圧倒的に不利な状況の中でわずかな勝機を見いだしますが、彼我の物量の差は明白です。 2日間の攻防戦では双方に甚大な被害が出ます。 振り返ってみれば、先の大戦でも多くの将兵が命を落としましたが、戦場での特異な精神状態についても、想像することができるのがこの作品の特徴ではないでしょうか。もちろん、戦争は避けるべき「絶対悪」ですが、そこに(否応なしに)巻き込まれてしまった以上は、そのシステムに飲まれて動いた方が「苦しみが少ない」というのもまた事実なのかもしれません。 そういったことをふと考えると、戦争を、その汚い面を隠さずに描く本作品にはある種の居心地の悪さを感じますが、新城がそのもてる知識や才能を全て利用して活路を見いだそうと奮闘する姿はやはり「英雄」として語り継がれるに足ると思いますし、戦記ロマン小説として魅力あふれるシリーズだと感じます。
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この巻も、おもしろい。 最後、そうくるかぁ・・・ 次巻も楽しみ。 天霧冴香いいですね。登場してくるとわくわくします。ユーリア姫との今後がまた楽しみです。
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なんか、面白くなってきました。特に最後。 新城も人なのだなぁと思うのですが、なかなか周りはそうは思わない。 だって、あれだけ活躍したらもう英雄でしょう。 でも、本人が自分を英雄視していないのがまたいいです。
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「なにをしている?急げ、書き下ろし短編だ!」 書き下ろし短編『新城支隊』まあ、巻が変わったら唐突に一回の中佐風情が(未完)要塞司令だったり、名前を冠した支隊の長になっていたりの謎が解ける訳よ。藤森中佐の有能さもさることながら、塩野大尉良いなあ。とか、1巻の伏撃の再演とか。いろい...
「なにをしている?急げ、書き下ろし短編だ!」 書き下ろし短編『新城支隊』まあ、巻が変わったら唐突に一回の中佐風情が(未完)要塞司令だったり、名前を冠した支隊の長になっていたりの謎が解ける訳よ。藤森中佐の有能さもさることながら、塩野大尉良いなあ。とか、1巻の伏撃の再演とか。いろいろと良いなあ。もう、書きたいところだけ書いて短編集(外伝集)出しちゃえよ!
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味方の心理状況をコントロールできず、自らの私情に流されては、勝てるものも勝てないよ。 将であっても指揮官ではなかったのかもしれない。
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ついに姫様ゲットぉー! んでまた、部下たちのキャラも良いですね。うん。 カキオロシ、大いに頑張ってもらいたいものであります。 で、その勢いで、途中休止中のシリーズ各々を再開していただきたい。可及的速やかに。
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書き下ろし短編の「新城支隊」でようやっと新規分で主人公のお目見え。(3巻の短編でも出てきてはいたけれど) ”宇曽田大佐”・・・”うそた”、”ウソだ”か(笑) 読み返してようやく気づいた^^;
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