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ハウスワイフ2.0 の商品レビュー

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22件のお客様レビュー

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2014/03/13

去年読んで本当に気に入った本『lean in』に対するアンチテーゼかと期待したのだけれど、ちょっと拍子抜けした。章のタイトルと中身があってない気もする。 自然の中に帰るというのは、魅力的な言葉だと思う。朝から晩まで会社に縛り付けられて、私の人生これでいいのかと疑問を感じるたびに、...

去年読んで本当に気に入った本『lean in』に対するアンチテーゼかと期待したのだけれど、ちょっと拍子抜けした。章のタイトルと中身があってない気もする。 自然の中に帰るというのは、魅力的な言葉だと思う。朝から晩まで会社に縛り付けられて、私の人生これでいいのかと疑問を感じるたびに、手の込んだ料理とか保存食とか作ることがあるから、その気持ちはよくわかる。その充足感だけを味わいたいと思うのももっともだと思う。でも、やっぱり、それはただの理想論。最終章に指摘のあった通り。子供が成人したらどうする?離婚したら?夫が急死したら?ついこの間友達とそんな話をした。だから余計に、何を今更?と思ってしまったのかも。 日本とアメリカとは違う。日本には産休も育休もある。時短制度だってあるとこにはある。収入は減っても派遣とか契約社員で働く手だってある。アメリカはまず産休と育休を導入しなくては始まらない。日本の今の問題は社会構造。残業が仕事している証みたいな考え方と、そして家事や育児の大部分は女性に負担しているという現実。そこを変えないと根本的解決にならないんじゃないかな。それに、そうでなければ、仕事を続けたい(もしくは続けざるをえない)人と、手作りと自然を信奉する人との溝は埋まらない。正直どっちの生き方だってあっていいと思う。この本に出てきたハウスワイフの大部分が(もちろん例外はいるけれど)自分だけが正義だと思ってる感が伝わって、それは嫌だなと感じてしまった。

Posted byブクログ

2014/03/02

不況が長引くアメリカにおいて、20-30代高学歴女性の間で主婦回帰の流れが起きているという事実を、ハーバード大卒の女性ジャーナリストが詳細にレポートしたもの。これは、彼女たちの前向きな選択によるものであるが、一方で、職場に残って会社に物申す女性を減らすことにもつながるので、長期的...

不況が長引くアメリカにおいて、20-30代高学歴女性の間で主婦回帰の流れが起きているという事実を、ハーバード大卒の女性ジャーナリストが詳細にレポートしたもの。これは、彼女たちの前向きな選択によるものであるが、一方で、職場に残って会社に物申す女性を減らすことにもつながるので、長期的にみて女性の社会進出にはマイナスに働くであろうこと、また、基本的に夫の収入のみに頼ることになるので、何らかの事情で夫がいなくなってしまった時の経済的自立に不安が残るという問題点がある。

Posted byブクログ