あなたを変える七日間の哲学教室 の商品レビュー
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哲学の基礎知識がなくても、哲学的な話がしたい人や、これから哲学を勉強するべきか判断したい人に向けた本。と著者は言っている。 けど…私は挫折。。。 会話形式で哲学的思考をしていくので、何の話をしていたのかわからなくなってしまう。それが哲学的に話していくということなんだろうけど、、 1章どう生きていくか? 2章他人とどう生きていくか?では、いい人生とは何か?を考えること、良い社会とは何か、道徳の根拠は何か、等を考えることができた。もちろん、なんの具体的実践方法もないので、やっぱり答えや結論をさがしてしまうです。
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「いい人生」とは何か、「知る」とは何かといった哲学的な問いを、初心者でもわかりやすく書いている本なのだが、なかなか難解。哲学という抽象的な概念を定義していく学問は、確かにあらゆる学問の基礎ではあるが、どこまでいっても答えはなく、大変で少し不毛にも見える営みだと感じた。 本書によると、「いい人生」とは快楽をできるだけ多く得ること。こういうと享楽的な人生が望ましいように見えるが、自分にとっての最大化ではなく、個々人の尊厳を尊重した上で社会全体の最大化を目指すべきと考えると、倫理や道徳に繋がっていくのがわかる。
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哲学の入門書 哲学とは,人間が世界と自己を理解する実践的・理論的方法の基礎を明らかにする為に,概念の解明と概念の形成を行いながら,謎を解き,理論をまとめ,体系を作り上げる学問. 謎とは:「そうではないが,そうに違いない」 哲学は何の役に立つのか ・文章の分析 ・思考 ・緻密な理論の構築 ・価値ある人生を生きること ・内在的な善を考えること 概念合戦的なところがあって,頭が疲れたけど,哲学が面白いと思えるようになった.哲学について他の本も読む気になった. 文章から,ドイツ人ぽいというのはこういうことかとなんとなく感じた. 知ろうとすることへの努力の大きさ 日本人との違い ロジカル
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「哲学者」と「読者」の会話形式で展開される。最初は「哲学者」の言うことに納得していたものの、「読者」の成長スピードが速く、しまいには「読者」のツッコミにすらついていけなくなる。凄く深く考えさせられる。
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やはり哲学は難しい。平易な言葉で書かれているが、考えることをしてこなかったのか、なんとなく難しい。知識を手段的なよさとしてしか捕らえていなく、内在的なよさと考えてこなかったからだろうな。
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想像していたよりも難しい内容でした。 でも哲学について学ぶには非常に奥が深い内容で脳細胞をフル回転させながら読みすすめました。 ちゃんと理解できたという実感はありませんが面白かったです。
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哲学についての考え方をわかりやすく書かれているかと思う。 だけど、哲学って難しい。いろいろ考えるきっかけになると思う。
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「あなたを変える」+「七日間の」という魅力の言葉に惹かれた。最初に「どう生きていくか?」と書かれた設問に対して、哲学は人々に「どう生きるべきか」を自分で考える方法を教えることが役割と書いてあり、期待はますます高まった。しかし書かれている言葉は分かりやすくとも、内容が抽象的で頭に入...
「あなたを変える」+「七日間の」という魅力の言葉に惹かれた。最初に「どう生きていくか?」と書かれた設問に対して、哲学は人々に「どう生きるべきか」を自分で考える方法を教えることが役割と書いてあり、期待はますます高まった。しかし書かれている言葉は分かりやすくとも、内容が抽象的で頭に入ってこない。しかし、最後に、『手段としてのみ何かを「認識」するのではなく、自己と世界を認識すること、つまり、それ自体に価値がある「認識」を獲得することが、「いい人生」を送るためには大事だ』、と説かれていて、なんとなく納得できた気がした。簡単にハウツーとはいかないのは、いつもと同じ。でも、「いい人生」を送れためには哲学が必要で、その哲学的に考えることがこんなに難しかったら、いい人生を送ることができる人はあまりいない気がする。
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哲学について少し知ってみたかったので読んでみた。正直、途中(金曜日)までは分かったような分からなかったようなモヤモヤ感いっぱいだったけれど、土曜日と日曜日の「哲学とは何か、何の為にあるのか」がなるほど、と思わされた。少し哲学の基礎の基礎?が分かった(ような気がする)。
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邦題が中途半端な自己啓発書みたいに変更されちゃってるせいで、正しい読者にリーチできていない印象。原題は「哲学者のように考える - 7日間のガイド」。第一級の現役哲学者による著書。 読者と哲学者の対話の形で、哲学が対象とする問題をわかりやすく議論。〇〇学がどうのとか、誰それの考え...
邦題が中途半端な自己啓発書みたいに変更されちゃってるせいで、正しい読者にリーチできていない印象。原題は「哲学者のように考える - 7日間のガイド」。第一級の現役哲学者による著書。 読者と哲学者の対話の形で、哲学が対象とする問題をわかりやすく議論。〇〇学がどうのとか、誰それの考えといった事を体系的に説明する事はなく、哲学全体を説明する上で必要ならば軽く触れる程度。哲学の概念を知る上での取っ掛かりとなる本で、途中で理解につまずく事もないように書かれている。 色々な分野で見かける囚人のジレンマ、哲学の視点で見ると、社会契約の話に繋がるってのは読んでいて「おぉ、そうか」と。他の章では神経科学、言語学などとの繋がりも見えてきて学問は色々なところで繋がっているんだな、感心しました。 アリストテレス「厳密性を求めるなら、そのことがらにふさわしい程度の厳密性を求めるのがよい。教養のある人は、どのことがらにどの程度の厳密性を求めていいかを知っている」という事はを知れた事は収穫だった。普段、計算機を相手にしていると、つい全てが完全でなければいけないという勘違いをしがちなので。自分への戒めとして。さらには過度な品質管理をお家芸として衰退した日本の製造業に対する戒めとして。 イヌイットの自立できなくなった両親を流氷と共に流す慣習の話は、本編とは直接関係ないけど、今の少子高齢化社会で行き詰まった日本に生きる者としては刺さる内容だ。 あとがきの自殺についての話もそうだが、日本はもう少し西洋哲学的な考え方を積極的に取り入れた方が良いのかもしれない。儒教的な道徳観、教育制度との対比として。 もともと純粋に哲学的な話に興味があって読み始めたんだけど、偶然にも同時期に受講する事となったグローバル・コミュニケーションの研修での問題と重ねて考える事が多かった。
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