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立身いたしたく候 の商品レビュー

3.6

6件のお客様レビュー

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2020/07/26

今も昔も就職するのは大変だー、という話だったりしつつ、まぁ昔の話がどこまで本当かは分からないけど。 でも就職するとか言いながらも、それなりに苦労をせずに旅に出てみたり、街をブラブラしたり、世を憂いてみたり、という、まぁ中流階級は今も昔も変わらんよなぁ、とも。 などと言いつつ、まぁ...

今も昔も就職するのは大変だー、という話だったりしつつ、まぁ昔の話がどこまで本当かは分からないけど。 でも就職するとか言いながらも、それなりに苦労をせずに旅に出てみたり、街をブラブラしたり、世を憂いてみたり、という、まぁ中流階級は今も昔も変わらんよなぁ、とも。 などと言いつつ、まぁ幼女と言うべきか、もよちゃんの存在感がスゴくて、いるような気もするけど実際にはいないんじゃないかみたいな幻想で男どもを惑わせる恐ろしさ。 お祖父ちゃんの腹の弱さも、なんだか泣ける。まぁ気持ちは分からんでもない。

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2015/03/09

L 商家の五男坊から無役の武家に養子に入った駿平の、職種調べと就職活動。 時代小説でよく聞く職が多く、ヒットしたあのシリーズの職やあのシリーズで主役が指南していた水泳関係や職種多彩。 なにげに最後の章の、武家の職、就職活動に対する駿平の考察が面白い。 時代もちょうど国外の脅威を...

L 商家の五男坊から無役の武家に養子に入った駿平の、職種調べと就職活動。 時代小説でよく聞く職が多く、ヒットしたあのシリーズの職やあのシリーズで主役が指南していた水泳関係や職種多彩。 なにげに最後の章の、武家の職、就職活動に対する駿平の考察が面白い。 時代もちょうど国外の脅威を感じ始めた頃っていうのもナイス。

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2014/08/15

江戸時代の社会科見学本(武士限定)。 時代物小説でよく出てくるお役目が、どういう仕事をする役なのか、さらにはどういう上下関係があって、どういう役得があるのか、といったことまでわかるようになる。 商家五男坊から武家養子に転身した駿平の成長物語を軸に、近しい者、遠縁の者、あらゆるツテ...

江戸時代の社会科見学本(武士限定)。 時代物小説でよく出てくるお役目が、どういう仕事をする役なのか、さらにはどういう上下関係があって、どういう役得があるのか、といったことまでわかるようになる。 商家五男坊から武家養子に転身した駿平の成長物語を軸に、近しい者、遠縁の者、あらゆるツテを駆使して何かと役付きの者と関わり合いになり、各所の台所事情を知る。 ちっとばかし都合がよすぎる向きもあるが、そこは短編仕立てで簡潔に。 今流行りの時代小説とは一線を画した時代小説。書き方にしろ、キャラにしろ、現代モノっぽくてすらすら〜っと読めた。

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2014/06/08

幕末前夜の江戸にて瀬戸物屋の五男と生まれた駿平は貧乏御家人「野依家」に婿養子として入った。 軽い気持ちで武士になるの良いかと思っていたが、待っていたのは過酷な就職活動だった・・・・ 様々な武家の仕事を取り上げてコミカルに語られている。

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2014/05/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

約1年前に読んだ「一朝の夢」に次ぐ梶よう子さんの2冊目地元図書館返却本から。幕末前夜の江戸。瀬戸物屋つる屋の五男坊に生まれた駿平は、百五十俵の貧乏御家人「野依家」に婿養子入りした。軽い気持ちで引き受けたものの……小普請組に属し虚弱な養父孫右衛門の隠居願いが受理された為、僅か一年で当主になって待っていたのは、過酷な「就職活動」だった。駿平の実家が出入りしていて、矢萩家の部屋住みで幼馴染・友次郎と共に立身出世を試みるのだが…。太平楽の時代に無役無勤の小普請組から役に就くための苦労がよくわかった。

Posted byブクログ

2014/04/29

江戸時代のお仕事小説。 武士といってもいろいろあるんだなぁ〜としみじみ思いました。 お役につくために、就職活動に勤しんだり、試験をうけたりする。 また仕事についていても、人間関係のトラブルや今でいう鬱、高齢化など、様々な問題がある。 まったく現代と同じだ…。 そんな時代の中で、...

江戸時代のお仕事小説。 武士といってもいろいろあるんだなぁ〜としみじみ思いました。 お役につくために、就職活動に勤しんだり、試験をうけたりする。 また仕事についていても、人間関係のトラブルや今でいう鬱、高齢化など、様々な問題がある。 まったく現代と同じだ…。 そんな時代の中で、駿介の飄々としたキャラクターがおもしろく、必死で頑張っているんだけど 妙にコメディーぽくてよかった。

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