僕が七不思議になったわけ の商品レビュー
妹に勧められて読んだ。面白かった。感動した。読んで良かった。最後の方、騙された。あなたもきっと騙される(笑)。
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これといった意外性はないが、読後感は満足。無理やり捻った感じがなく、素直に感動できる。 ありきたりな学校の七不思議というテーマを幽霊視点で面白おかしく、そして切なく描いた青春ストーリー。
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※このレビューにはネタバレを含みます
七不思議を上手く活かした内容、ヒロインとの邂逅、しっかりとした伏線の回収。 読後感の良い、切ないミステリー作品。 タイトルを過去形で捉えれる事もできたのかと感心しました。
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忘れた携帯を取りに夜の校舎へ忍び込んだ中崎夕也はそこで七不思議を司る女の子の精霊のテンコと出会う。テンコによって新しい七不思議の一つに選ばれた夕也は、生きながら七不思議として学校生活を過ごすことになる。 七不思議となった少年がその能力を生かして学校の事件を解決していくという...
忘れた携帯を取りに夜の校舎へ忍び込んだ中崎夕也はそこで七不思議を司る女の子の精霊のテンコと出会う。テンコによって新しい七不思議の一つに選ばれた夕也は、生きながら七不思議として学校生活を過ごすことになる。 七不思議となった少年がその能力を生かして学校の事件を解決していくというストーリーから、終盤は伏線を回収し最終章へつなげる、という展開。 単に最終章での展開だけで読ませるのでなく、そこで明らかになった真実から紡がれる物語は、再生であり旅立ちの物語です。中盤までストーリーのテンポやキャラの会話の良さが光っていて、そんな中でも伏線はしっかりとあってなかなか面白かったです。物語のメッセージとしても、この時期に読むのが非常に合う小説だと思います。 第20回電撃小説大賞〈金賞〉
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こんな締め方もあるのか…と、 感心させられました(笑) 感想を言葉に表現しずらく、ちょっぴり切ない物語でした。一回読んだだけでは何かに納得ができず、物足りなさを感じ、何回も読んでしまいましたw
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【第20回電撃小説大賞<金賞>受賞作品。生きながらも七不思議となった中崎くんのちょっぴり切ないミステリアス・ファンタジー】 石橋を叩いても渡らない心配性の高校生・中崎夕也はある夜、七不思議を司る精霊・テンコと出会う。 深夜の校庭に桜が舞い散る中、宙に浮かぶ袴姿の彼女は、高らか...
【第20回電撃小説大賞<金賞>受賞作品。生きながらも七不思議となった中崎くんのちょっぴり切ないミステリアス・ファンタジー】 石橋を叩いても渡らない心配性の高校生・中崎夕也はある夜、七不思議を司る精霊・テンコと出会う。 深夜の校庭に桜が舞い散る中、宙に浮かぶ袴姿の彼女は、高らかに不吉な言葉を彼に投げかけるのだった。 「おめでとう、お主はこの学校の新しい七不思議に選ばれた」 なんと彼は七不思議の引き継ぎに、仮登録されてしまったのだ! そして、とまどいながらも、テンコとともに学校で起こる事件を解決していくことになるのだが……。 七不思議の一つとなった少年の日々を綴った、思わずもう一度読み返したくなるミステリアス・ファンタジー。
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「電撃大賞金賞」「読んだあなたは騙される」その帯に釣られ購入。結果、笑えて、最後には切なくなる素敵な作品だった。お話の構成も良く練られていて、叙述トリックというほどではないが、まさかの展開でホロッとさせられる。こういう切なくなる話は好きだなぁ。。。 作者の次作にも期待したい。
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病院で診察を待つ間に一冊読み終えてしまった。それはともかく、コミカルで、だけどハートウォーミングなお話。ちょっと子供っぽい。ということで、なんでメディアワークス文庫で出したのかが不明。電撃じゃねぇの?という疑問。むしろ、あれかね。電撃だと、オンラインゲームの世界のような異世界に飛...
病院で診察を待つ間に一冊読み終えてしまった。それはともかく、コミカルで、だけどハートウォーミングなお話。ちょっと子供っぽい。ということで、なんでメディアワークス文庫で出したのかが不明。電撃じゃねぇの?という疑問。むしろ、あれかね。電撃だと、オンラインゲームの世界のような異世界に飛ばされて俺tuseeeeee!でないと出してもらえないの。 とまあ、嫌みはともかく、そういう素直なお話です。中二病的な背伸びに食傷な方には、清涼剤的な一品。
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「中崎くん」と「てんこさん」の会話が漫才みたいでおもしろい。 中崎くんの成長?立ち直り?を温かく見守るてんこさん?
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自分が七不思議に選ばれたり、精霊的なやつがいたりとファンタジー要素はあるが、舞台は普遍的な学園。そこでの日常と、学園内での事件の起こりがいい間隔で描かれており、テンポよく読める。 中崎君と朝倉さんのやり取りは見ていてヤキモキさせられるし、堀田はマジでうざいし、七不思議の力を使った中崎君の活躍は本人と同じく地味ながらもいい味を出している。いい物語には読者を不快にさせる人物が欠かせないと思っていて(当然作品によるけど)、堀田を始めとした不快キャラの不快さと、その先にある爽快さも魅力。 本の帯に書かれていた、時雨沢さんの「読んだ貴方は騙される。読んだ私が騙されたように。」という感想が頭に残っていると、中盤以降を読んでいるときにちょっとした違和感があるけどその正体が分からず、読み終わったときに「なるほど」と思わせる作りもよかった。 最後は希望を持った終わり。でもやっぱり、彼女との未来がなくなってしまったことが苦しい。彼女との未来はどれだけ願ってもありえなくて、それゆえラストが映えるのだけれど、そこだけは、ただただ切ない。
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